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可愛いカエル5選!ツノガエルなど水槽で飼える人気の種類をご紹介します!

水槽で飼育できるカエルとしては、ベルツノガエルバジェットガエル、二ホンアマガエルなどの種類が挙げられます。カエルと一口に言っても、地上棲や水棲、樹上棲など様々なスタイルで生活しているので、それぞれの生態に合った水槽形式で飼育することが必要です。

カエルは肉食性で、基本的には昆虫などの活きた餌が要求されるため、餌の鮮度管理が重要です。さらに、乾燥すると皮膚呼吸ができずに死に至るので、湿度のコントロールも飼育の成否を分ける要素となります。

ここでは、水槽で飼育可能なカエルの種類や飼育上の注意点などをご紹介します。

水槽で飼育できるカエルの条件

カエルには性質がある

カエルと一口に言っても、その生態は様々で生息域も多岐に渡り、色々な場所で生活しています。カエルの生活様式の分類としては、次に示すものが主に挙げられます。

水への依存度が低い「地上棲」や逆にほとんど上陸しない「水棲」、その間の「半水棲」、一生のほとんどを木の上で過ごす「樹上棲」に、木と水場や地上を行ったり来たりする「半樹上棲」です。

このように、種類によって生活スタイルが異なるため、それぞれに合致した水槽形式(アクアテラリウム、パルダリウム、ビバリウムなど)で飼育することが必要です。

大きくならない種類

一般的なご家庭で屋内飼育する場合、どのような水槽形式でもあまり大きくならない種類が良いでしょう。

カエルのサイズが大きくなるとそれだけ飼育容器も大きな物が必要ですし、容器が大型になると掃除が煩雑です。また、餌も多く要求され、それに伴い排泄物の量も多くなって飼育環境の維持管理が困難になります。

餌を用意できるか

カエルは基本的には肉食性で、餌には活きた昆虫類や小魚に加え、冷凍マウスなどが必要です。カエル用の人工飼料も市販されていますが、次の理由から活餌・生餌は用意しておいた方が良いです。

まず、人工飼料は餌付けを行わなければ基本的に食べないこと、次に、同じ餌ばかり与えていると飽きて食べなくなるからです。活餌や生餌は鮮度の管理が難しく、活餌の場合は死んでしまうと餌として利用できなくなるため注意が必要です。

また、これらの餌に拒否反応を示す人も珍しくなく、ご自身が取り扱えるかは勿論ですが、ご家族と一緒に住んでいる場合は、ご家族の理解を得られるかも重要です。

水槽で飼える可愛いカエル5選

クランウェルツノガエル

クランウェルツノガエル “グリーン” ②(生体)※死着補償有(地域限定)

ユビナガガエル科に分類されるツノガエルの1種で、カエルの中では広く飼育されている人気種です。最大全長15cm程度の地上棲カエルで、土に潜り獲物を待ち伏せる習性から、ほとんど動かないため小型容器でも飼育しやすいです。

本種はあまり動かず丈夫で水への依存度も低いことから、薄く水を張った水槽にウールマットやフロッグソイルを敷いた、簡易的な環境でも飼育できます。寿命は5~10年ほど、適温は22~28℃程度です。

排泄をするとその場から移動するので、アンモニアなどの有害物質が蓄積しないうちに掃除をしてください。飼育難易度は低いため、初心者にもおすすめの種類です。

マダラヤドクガエル

ヤドクガエル科に属する半樹上棲の種類で、体色は黒地に緑色や青色の模様が入り美しいです。最大全長は4cmほどで、ヤドクガエルの中では性格が温厚で飼育も容易な部類に入るため、同一容器での複数飼育も可能です。

飼育法としては、ポトスなどの丈夫な植物を多く導入した、ビバリウムを用いることが一般的で、その中には本種が浸かれるくらいに水位を調整した水入れも設置してください。適温は22~28℃程度、寿命は飼育下では10年以上生きる例もあります。

バジェットガエル

ユビナガカエル科に分類されるタピオカガエルの仲間で、扁平な体系と灰褐色の地肌にスポット模様が入ることが特徴です。最大全長は12cm程度で、その独特で可愛らしい見た目と飼育が容易なことなどから人気があります。

本種は水棲カエルなので、飼育には泳ぎ回れる広い水場が必要です。水深はあまり必要ありませんが、傾斜をつけて好みの水深に居られる環境にしておくと良いでしょう。適温は22~28℃ほどで、水中フィルターと熱帯魚用ヒーターがあると維持管理が容易になります。

ベルツノガエル

ユビナガカエル科に属するツノガエルの1種で、クランウェルツノガエルと同等に人気がある種類です。最大全長15cm程度、丈夫で飼育しやすい種類なのでカエル飼育の入門にも適しています。

生態はクランウェルツノガエルと類似しているため、飼育法も準拠します。体色のバリエーションが豊富で、コレクション性が高いことも人気の理由です。

二ホンアマガエル

ニホンアマガエル 日本雨蛙  Hyla japonica

アマガエル科に属する代表的な在来種で、日本全国で普通に見られます。全長は最大で5cmほど、体色は緑色や褐色、灰色など周囲の色によって変化します。皮膚から毒性を持つ粘液を分泌しているため、触れた後は必ず手を洗うようにし、そのままの手で目を擦ったりしないよう注意してください。

本種は樹上棲なので飼育は高さがある容器を使用し、観葉植物などを導入したビバリウムで行うことが普通で水場も必要です。適温は15~26℃程度、寿命は自然下では1~3年ほどですが、飼育下では5年以上生きることが可能で、中には10年以上生きる個体も居ます。

カエルを飼育するなら!注意点

蓋は必ずしよう!

樹上棲や半樹上棲の種類は指先に吸盤を持ち、ガラスの壁面を登ってしまいます。また、その他の吸盤を持たないものについても、レイアウト次第では脱走できてしまうので、蓋は必ず用意してください。

蓋は餌となる昆虫類の逃走を防ぐ意味もあり、水槽内の蒸れを防止するために網やメッシュ状の物をしっかりと固定できるようにしておきましょう。水槽内の通気性が悪くなるとカビが発生しやすくなり、カエルの疾病リスクが上昇します。

湿度・温度管理が飼育を左右する!

カエルの飼育において、湿度と温度の管理は重要です。特に、カエルは一般的に乾燥に弱いのですが、湿度のコントロールは温度よりも難しい傾向にあるため注意が必要です。

水槽内の様子を観察しながら、霧吹きをしたりミスティングシステムを導入するなどして、カエルにとって適度な湿度を保てるようにしてください。さもないと、乾燥して皮膚呼吸ができなくなり死に至ります。

また、飼育下では冬眠を成功させることは至難の業なので、基本的には通年でカエルにとっての適温に保温して飼育します。パネルヒーターやシートヒーターで水槽自体を加温すると共に、水場が必要な種類は熱帯魚用ヒーターなどで水も温めてください。

絶対に放さないで!

カエルは冬眠する性質から、熱帯産の種類であっても日本国内で越冬できる可能性があります。したがって、飼い切れなくなったからと外に放すと、国内の生態系に重大な影響を及ぼす恐れがあるため、絶対に避けてください。

在来種と近縁の種であれば交雑が懸念されますし、カエル自体が繁殖力が高い傾向にあるので、ウシガエルのように定着する恐れもあります。

ここで紹介した種類だと二ホンアマガエルは在来種ですが、野生の個体群との交雑による「遺伝子汚染」を引き起こすきっかけとなるため、やはり外に放つことはしないでください。

まとめ:可愛いカエル5選!ツノガエルなど水槽で飼える人気の種類をご紹介します!

水槽でカエルを飼育する場合、あまり動かない種類や小型のカエルがおすすめです。カエルは種類によって生活スタイルがかなり異なるので、それぞれに合った水槽形式を用意することが必要です。

カエルの飼育においては湿度の管理が厄介で、蒸れるとカビの原因になりますし、乾燥しすぎると衰弱してしまうため注意してください。

また、カエルは飼育下では10年以上生きる種類も少なくないので、最後まで面倒を見られるかどうかよく検討してから飼育してください。飼い切れなくなった時は引き取りサービスなどを利用し、外に放すことは絶対に避けてください。