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ミナミヌマエビの飼い方!餌・水質・繁殖方法など飼育の基本を解説します

水槽のコケ取り役や混泳相手として「ミナミヌマエビ」の名前はよく挙がります。

温和な性格でサイズも小さいことから、小型熱帯魚やメダカと相性が良く、その可愛らしい仕草も相まって好んで水槽に入れる人も少なくありません。ただ、少し敏感な面もあるので、長期飼育したい場合は生態や飼育環境を知っておく必要があります。

そこで今回は、餌・水質・繁殖方法などミナミヌマエビの飼い方と飼育の基本を解説します

ミナミヌマエビとは

emuwai ミナミヌマエビ 10匹 エビ 飼育用・餌用にも 【生体】

「ミナミヌマエビ」は、ヌマエビ科カワリヌマエビ属のエビで、日本にも生息しています。

淡水性で、河川の流れが緩やかな場所や沼、水路など、幅広く分布している親しみ深い生体です。他の生き物を襲わない優しい性格をしていることに加えて2~3cmと小型なので、熱帯魚やメダカと一緒に飼われることも少なくありません。

飼いやすいのはもちろん、水槽に入れておくと厄介なコケや餌の食べ残しを食べてくれるため、アクアリウムでは「お掃除生体」として重宝されます。

ミナミヌマエビの飼育方法

ミナミヌマエビはとても飼いやすいので、初心者の方でも安心して飼育できます。

エビ数匹であればプラケースでも十分、本格的に飼育するとしても30~45cm程度の小型水槽で問題ありません。ただ、エビが好む飼育環境を整えてあげると状態が安定しやすく長期飼育につながるので、

  • 水質や水温
  • 必要な水草
  • おすすめのろ過フィルター

といったポイントが重要です。ここでは、ミナミヌマエビの飼育方法を具体的に解説していきます。

ミナミヌマエビの得意な水質・水温

ミナミヌマエビの得意な水質はpH6.5~7.0(弱酸性~中性)で、多くの熱帯魚やメダカとも相性が良いです

最適な水温は20~28度ですが日本に生息しているぐらいなので、5度程度の低温にも耐性があります。凍結さえしなければ、屋外飼育やビオトープでの冬越しも問題ありません。

ただ、30度を超える日が続くと消耗してしまうため、飼育容器や水槽を日陰に置いたり、すだれで日除けしたりなど高温対策してあげましょう。

ウィローモスは必要な水草!

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「ウィローモス」はミナミヌマエビと相性が良いおすすめの水草です。

水草や水中のものに身を寄せる習性があるので落ち着きますし、稚エビの隠れ家になるので、繁殖させたい場合は欠かすことができません。また、低光量でも育つうえに成長速度も速いことから、エビの苦手な硝酸塩対策にも効果的です。

おすすめのろ過フィルター

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ミナミヌマエビを水槽で飼育する場合は、外部フィルターや上部フィルターがおすすめです。

小さいエビなので、吸い込まれないようスポンジストレーナーを付けておくと、より安全に飼育できます。繁殖させていて稚エビがいる場合は、スポンジフィルターも良いでしょう。

屋外飼育やビオトープであれば、ろ過フィルターは必要ありません。

ミナミヌマエビの混泳

ミナミヌマエビは混泳相手として人気の生体ですが、注意点が1つあります。

それは「食べられてしまう」ことです。エビが害を加えることはありませんが、格好の餌食になってしまうことがあるので、混泳相手には気を付けなければなりません。

大きな魚には捕食される危険アリ!

大きな魚に捕食される危険があります。

生き餌として入れられるほど嗜好性が高いため、肉食性の魚であれば間違いなく食べてしまうでしょう。雑食性であっても口に入れば食べてしまうので、混泳相手には向きません。

混泳に向いている熱帯魚・観賞魚

ミナミヌマエビとの混泳に向いているのは「小型熱帯魚」「小型観賞魚」です。

口に入らなければ食べられることはありません。ただ、小型であっても気性が荒いとエビが追いかけ回されてしまうことがあるので、要注意です。

ミナミヌマエビと相性が良い魚をご紹介しますので、混泳を検討されている方は参考にしてみてください。

ネオンテトラなどの小型魚

(熱帯魚)ネオンテトラ(20匹) 北海道航空便要保温

ネオンテトラなどの小型熱帯魚であれば混泳させることができます

具体的には、

  • グッピー
  • プラティ
  • コリドラス
  • グラミー

など、この他にもたくさんの種類の魚と相性が良いです。

温和な性格でエビを襲うことがないうえに遊泳層(泳ぐ水深)が異なるので、興味本位で追いかけ回されることもありません。

メダカ

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メダカはとても相性が良い魚で、混泳させている人も少なくありません。

水質や水温など、飼育環境が同じなので、気を遣わず同じ場所で飼育することができます。屋外飼育にも適応できるコケ取り役としても重宝します。

ただし、稚エビを好んで食べてしまうため、繁殖目的であれば混泳させない方が無難です。

ドジョウ(ホトケドジョウ以外)

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ミナミヌマエビと同じ掃除役として導入されることが多い「ドジョウ」もおすすめです。

食べ残しを積極的に食べてくれるので、コケはミナミヌマエビ、食べ残しはドジョウといったように、きれいな水質維持に貢献してくれます。

ただ、性格が大人しい雑食性の普通のドジョウ(マドジョウ)に対して、「ホトケドジョウ」は肉食性が強く食べてしまう可能性があるため、混泳は控えましょう。

プレコ

(熱帯魚)タイガープレコ(約4-5cm)<1匹>[生体]

コケ取り役として有名なプレコも混泳させることができます。

大型プレコは水を汚しやすいので、「タイガープレコ」のような小型の種類がおすすめです。お互いにコケを食べるので、なくなってエサ不足にならないようタブレット状の人工飼料を定期的に与えてあげましょう。

ミナミヌマエビの繁殖

ミナミヌマエビは簡単に繁殖させることが可能です

重要なポイントは、

  • 水温
  • オスとメスがそろっている

この2つの条件がそろっていれば、勝手に殖えることも少なくありません。

水温は、春~夏に安定して20度を超えてくると繁殖期を迎え、お腹に卵を抱えた姿を見ることができます。オスとメスの見分けは少し難しいので、詳しく解説します。

ミナミヌマエビのオスとメスの見分け方

ミナミヌマエビの雌雄の見分け方は、お腹の部分に着目します

腹側にあるひだは腹肢(ふくし)と呼ばれ、ここで卵を抱えます。メスはこの腹肢がオスよりも長いのが特徴です。

また、メスの方が体が大きく背が丸いのもポイント。一方で、オスは体が小さいことに加えて触角が長く目立ちます。

これらの特徴を総合的に見て判断しますが、難しい場合は多め(10匹程度)に入れておくと高確率で繁殖します。

稚エビは隔離飼育が必要なのか

効率的に殖やしたい場合、稚エビを隔離飼育する必要があります。

とても小さいので、

  • 魚に食べられる
  • ろ過フィルターに吸い込まれる
  • メンテナンス時にクリーナーで吸い込んでしまう

といったことで、自然と数が減っていきます。

本格的に殖やすのであれば魚がおらず、スポンジフィルターやスポンジストレーナーを設置した環境を用意した方が良いです。

ただし、ミナミヌマエビは非常に殖えやすいことから、大繁殖してしまうことも少なくありません。飼育できる許容範囲で繁殖を楽しみ、難しいようであればある程度淘汰される環境で飼育するのも選択肢の1つです。

まとめ:ミナミヌマエビの飼い方!餌・水質・繁殖方法など飼育の基本を解説します

ミナミヌマエビは適応できる環境が幅広くコケ取り能力に優れることから、アクアリウムでは人気が高いエビです。

その愛らしい仕草は個別飼育でも楽しめますし、初心者の方でも十分飼育できます。ただ、まったく手をかけず飼育できるわけではないので、ここで解説した飼育環境やポイントを参考にしてみてください。