暑い夏が終わり段々と気温が低くなり本格的な冬にむかっていくと、飼育している水槽の水温が気になってきますよね。特にベタを小型水槽で飼育していると、秋~冬は日中の気温差が激しくなるので、病気になったりしないか心配になるという飼い主さんも多いでしょう。
しかしベタ飼育向きのヒーター選びで迷ってしまう人は少なくありません。
今回はそんな人に向けて、トロピカでおすすめなベタ飼育をしている小型水槽向けのヒーターを7つご紹介、さらにベタ用ヒーターの選定基準などについてお話していきます。
ベタにおすすめな水槽用ヒーター7選
ベタにオススメというタイトルですがベタ向きというよりも、ベタ飼育に使用する小型水槽向けという基準で選んでいます。
ヒーターは消耗品なので一度購入すればよいというわけではありません。経年劣化などによる火災事故などの防止のためにも、1年ごとに買い替えることをおすすめします。
ヒーターの使い方や寿命などについては、こちらの記事をチェック!
それではベタ水槽におすすめな水槽用ヒーターを、7種類ご紹介していきます!
エヴァリス オートヒーター ダイヤルブリッジ R50AF
エヴァリスはアクアリウムメーカーの中でも信頼度が高いメーカーです。
今回ご紹介する『ダイヤルブリッジR』は本体を縦・横どちらの向きでも設置することが可能で、空焚き防止機能もしっかりとついています。温度調整は小型のダイヤルコントローラーを使用します。水温を22~31℃まで設定することができるので、白点病など病気の治療で水温を高めに設定するときなどに使いやすいです。
またベタ飼育で使われることの多い25~30cm水槽で使い勝手の良いサイズなので、おすすめな商品です。
エヴァリス プリセット オートヒーター 10
エヴァリスの『プリセットオートヒーター10』コンパクトボディ内にサーモ・センサーが収納されているので、これだけで水温調整が可能です。
水温は26℃前後に固定で自分で調整することはできませんが、一定の水温に保ちたいというときにおすすめ。水槽内に設置するときもキスゴムがついているので固定しやすいですよ。
エヴァリス プリセットオート15 BETTA
エヴァリスの『プリセットオートヒーター 15 BETTA』は、ベタ用に開発された小型ヒーター。
本体内にコントローラーが内蔵されているため、サーモスタットを別で用意する必要がなく、電源を入れるだけですぐに使うことができ、水量は4Lまで、水温は27℃を自動でキープしてくれます。
GEX オートヒーターミニ SH10
GEXの『オートヒーターミニ SH10』は小型水槽だけでなく、サイズや水量が合えばガラス容器にも使うことができる省エネヒーターです。
水量は4Lまで、水温は24~28℃を自動でコントロールしてくれます。キスゴム付きなので水槽内での本体の位置ずれを防ぎやすく、空焚き防止機能もついているので安心して使えますよ。
GEX セーフカバーオートヒーター SH20
GEXの『セーフカバーオートヒーター SH20』は、26℃固定・サーモスタット不要のヒーターです。カバーもついているのでベタが近づきすぎてやけどをする心配もありません。水量は約8Lまで対応可能、縦・横どちらの向きでも設置可能です。
GEX セーフカバー オートヒーター SH36
GEXの『セーフカバー オートヒーター SH36』は本体内に温度センサーと温度ヒューズを内蔵。さらに空焚き防止機能・燃えにくい難燃性のカバーを使用しているのでベタに優しいオート―ヒーターです。約12L以下の水槽で使用可能、水温は26℃固定となっていますが、縦・横どちらでも設置可能なので水槽内のレイアウトを崩しにくいです。
テトラ 26℃ミニヒーター 50W
テトラの『26℃ミニヒーター 50W』は水温26℃固定式のオートヒーターで、今回ご紹介したほかのヒーターのようにサーモスタット不要。
加温中にはランプがつくので電源が入っているかを視覚的に確認することもでき、安全装置つきなので空焚きなどが起こった場合は、自動で電源をカットしてくれる事故防止機能もついているので安心して使うことができます。
ベタ用ヒーターの選定基準
ベタ用に使用している水槽にピッタリなヒーター選びで困っていませんか?
ベタ用のヒーターを選ぶときには次の2つのポイントを考えると、ピッタリなものを見つけやすいですよ。
水槽サイズに合わせるのが大切!
ヒーターも水槽のようにいろいろなサイズがありますが、小型水槽やベタ専用の超小型水槽の場合、パッケージに記載されている「水量」や「適合サイズ」をしっかりと見て購入しましょう。
安心・安全でしっかりと水温調整ができるものを選ぶのは当然ですが、迷ったらテトラの26℃固定のオートヒーターでも問題ありません。
遊泳スペースを確保しよう
オスベタはヒレが長く大きいので、水槽内にヒータ―を入れるときは泳ぎ回ってもヒレがヒーターに直接触れないよう、遊泳スペースを広めに取ることができるかも考えましょう。
カバー付きのものだと、カバーのサイズの分設置スペースが取られてしまうので、水槽内のレイアウトを見直してみることも必要になる場合があります。
水槽ではなく100均などで購入したボトルや、ベタ用の超小型水槽を使用している場合は、超小型のヒーターか、ペット用の床に敷くパネルタイプがおすすめです。
まとめ:ベタにおすすめなヒーター7選!超小型から温度調節機能付きまでご紹介です
秋・冬は室内でも一日の気温差が激しい季節なので、水温を一定に保つためにもヒーターを使用することをおすすめします。水温が低い状態が続けば、ベタの活力が低下して餌を食べにくくなり体力が落ちて病気になりやすくなったり、弱りきってしまうこともあるんです。
今回お話しした選定基準などを頭に入れて、自宅でベタ飼育に使用している水槽や容器にピッタリなものを選んでくださいね。

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