メダカの飼い方
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メダカが痩せた!解決5選!太らせて繁殖に最適な体型に育てる方法を解説

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メダカは丈夫で飼いやすい反面、太らせるのが意外と難しいお魚です。
体力の少ないメダカにとって、痩せている状態はかなり危険。
免疫が下がるため病気にかかりやすく、治療のための薬浴や塩浴がとどめなって死んでしまうこともあるんです。

そこで今回はメダカが痩せてしまう原因から、健康的な体型にまで太らせる解決策をご紹介していきます。
メダカの繁殖を考えている方などはこちらのページを参考にしながら親魚を立派に太らせて、産卵に向けての体力をもたせてやりましょう。

メダカが痩せてしまう理由!

まずはメダカが痩せてしまう原因として、以下の4項目について解説していきます。

  • 理由1:餌が足りていない
  • 理由2:光が足りていない
  • 理由3:水流が強すぎる
  • 理由4:発育不良

普段のメダカ飼育で当てはまることはありませんか?
しっかりと確認しておきましょう。

理由1:餌が足りていない

メダカが痩せてしまう原因としてもっとも多く挙げられるのが、餌の不足です。
飼育しているメダカが痩せてきたなと感じたら、まずは餌の量を見直してみましょう。
といっても、一度に大量の餌を与えれば良いというわけではありません。

メダカは体が小さいため一度に食べられる餌の量が少なく、食いだめもできません。
つまり大量の餌を与えてもその多くは食べ残されてしまい、ただ水を汚すだけになってしまうのです。

理由2:光が足りていない

光量不足も、メダカが痩せる原因のひとつです。
これは室内でメダカを飼育する場合に多いのですが、実はメダカたちは部屋の照明だけだと、必要な光量が不足して活性が落ちてしまいます

わたしたちが朝に太陽の光を浴びで体内時計を整えるように、メダカも適度な光を浴びでバイオリズムを整えていることをご存知でしたか?
つまりメダカたちは毎日6~8時間ほど適度な光を浴びないとみるみる活性が下がり、餌を食べなくなってきてしまうのです。

理由3:水流が強すぎる

メダカが痩せる3つめの原因は、強すぎる水流です。

メダカは流れに逆らって泳ぐ習性があるため、水流が強すぎると必死に泳ぎ続けるので体力を消耗し、どんどん痩せていってしまいます。
餌の量や光量が足りているのにメダカが痩せていく場合は、水槽内の水流が適切かどうかを確認してみましょう。

理由4:発育不良

同じ水槽で何世代も繁殖を繰り返していると、大きくならなかったり太りづらかったりする個体が生まれてくる場合があります。

「他のメダカはふくふくと立派な体型に成長しているのに、1匹(もしくは数匹)だけ成長が遅く感じる」
というようなときは、もともと発育不良の個体である可能性が高いと言えます。

メダカを太らせる解決策5選!

メダカが痩せる原因が確認できたら、今度は原因を改善するための解決策を見ていきましょう。

  • 1日の回数を多めに給餌する
  • グリーンウォーター飼育をする
  • 照明や太陽光を十分にあてる
  • フィルターのパワーを見直す
  • 新しいメダカを入れる

今回はこちらの5つの解決策についてご紹介していきます。

1日の回数を多めに給餌する

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メダカは一度に食べられる餌の量が少ないので、まずは餌やりの回数を増やしてやりましょう。
ただし寒い季節はどうしてもメダカの活性が下がってしまいますので、太らせるのであれば春から夏にかけての暖かい時期がおすすめです

温暖でメダカが活発に動く時期は、一日2~3回餌やりをしましょう。
餌の量は1回につき5分程度で食べ切れる量が理想です。
すべてのメダカがしっかりと餌を食べているかどうか、よく観察しましょう。

反対に涼しくてメダカの活性が鈍る季節は、餌やりの回数を一日1回に減らします。
一か所に餌を投入するのではなく適度に散らしてやると、争奪戦に負けてしまうような小さなメダカも餌にありつける確率がグッと上がりますよ。

グリーンウォーター飼育をする

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メダカを屋外で飼育するのであれば、青水(グリーンウォーター)で育てるのがおすすめです。

グリーンウォーターとはメダカの餌となる植物プランクトンが増殖した飼育水のこと。
プランクトンの色素の影響で緑茶のような色の水ができあがるため、グリーンウォーターと呼ばれています。

植物プランクトンのクロレラやミドリムシは栄養価がとても高いのですが、1匹あたりの大きさは非常に小さいです。つまり口の小さな稚魚でも楽に食べることができます。
グリーンウォーターはこうしたプランクトンが絶えず水槽内を漂っているため、メダカたちは好きなときに好きなだけ植物プランクトンを食べることができるのです。

屋外飼育のメダカを太らせたいのであれば、ぜひグリーンウォーターでの飼育をお試しください。

照明や太陽光を十分にあてる

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メダカは適度な光を浴びないと活性が落ちて餌食いが悪くなってしまうため、屋内飼育であれば水槽用の照明、屋外飼育であれば日光を十分に当てて育ててやりましょう。
ちなみに屋内飼育のメダカの場合、部屋の明かりだけでは光量が足りませんので注意してくださいね。必ず水槽用のライトを用意しましょう。

照明や日光を当てる時間は一日6~8時間がおすすめです。
これよりも長いとコケが発生しやすくなりますし、メダカに負担をかけてしまいます。
点灯時間をきちんと守り、メダカの活性を高めましょう。

フィルターのパワーを見直す

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意外に思う方も多いかもしれませんが、メダカは強い水流が苦手なお魚です。
フィルターからの水流が強いと泳ぎ疲れて餌を食べる元気がなくなってしまうので、必死に泳いでるように感じたら比較的水流の穏やかなろ過フィルターに変更してやりましょう。

おすすめは投げ込み式スポンジフィルター底面フィルターなど。
エアーチューブにコックを取り付けて調節するのも良いですね。

自然のメダカは小川やため池など水流の緩やかな場所に生息していますので、水槽内の環境も穏やかな水流になるよう見直しましょう。

新しいメダカを入れる

発育不良のメダカの場合、残念ながらその個体を健康的な体型に太らせるのはかなり難しいです。
ただし、繁殖環境を見直すことで発育不良の個体の産出を少なくすることはできます

何世代にもわたって繁殖を繰り返している水槽には、定期的に新しいメダカを投入してみましょう。
今いるメダカと同じ品種を入れても良いですし、異なる品種同士を掛け合わせて品種改良を楽しんでみるのも良いかもしれませんね。

まとめ:メダカが痩せた!解決策5選!太らせて繁殖に最適な体型に育てる方法を解説

今回はメダカが痩せる原因や、繁殖に向いた体型にまで太らせる方法について解説してきました。

メダカが痩せてしまう理由としては餌や光量の不足、水流の強さや遺伝的な問題が絡み合ってることが多いので、まずは原因をしっかりと特定することが大切です。
餌を一日数回に分けて与えたり、光量や水流を適度に調節してやるなど、メダカにとって居心地が良くなるように飼育環境を改善してやりましょう。

同じ水槽で長期間繁殖が繰り返されている場合は、定期的に新しいメダカを入れてやることも忘れずに。

このページを参考に、丈夫で繁殖に適したメダカをたくさん育ててみてくださいね!

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執筆者 井上あゆみ

金魚から熱帯魚・海水魚まで、全部で20種類程度のお魚を飼育してきました。お気に入りはイエローヘッド・ジョーフィッシュ。怒ったような顔をしているのに、実はかなり臆病というなかなか憎めない海水魚です。アクアリウム初心者の方でも楽しく読めるような記事を書いていくので、よろしくお願い致します!

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