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冬に強いエビ5選!ビオトープでも安心!低水温に強い小型シュリンプたち

エビは、単体で飼育しても混泳させても人気の生体です。

体色がカラフルなうえに仕草が可愛かったり、コケを掃除してくれたりなど、アクアリウムで目にする機会は少なくありません。近年ではメダカブームも相まって、屋外飼育やビオトープでもよく見かけます。

そこで気になるのが「低水温」です。

エビにも種類があるので、日本の冬を越えられるものでなければ、通年屋外で飼育することはできません。冬になる度にエビだけ室内に移動するのも手間ですから、そのままの環境で魚と一緒に越冬させたい方も多いのではないでしょうか。

今回は、低水温に耐性があって冬に強いエビを5種類ご紹介します!ビオトープでも安心して通年飼育できますよ。

冬に強いエビ5選!低水温でも平気な種類

日本の冬の寒さにも耐えられる、低水温でも平気な種類は次の5種類です。

  • ミナミヌマエビ
  • ヤマトヌマエビ
  • チェリーシュリンプ
  • ミゾレヌマエビ
  • ビーシュリンプ

屋外やビオトープでエビを導入したい場合は、これらのなかから選ぶことをおすすめします。低水温に耐性があることに加え、丈夫な種類ばかりなので、水温・水質が変化しやすい屋外の飼育に最適です。

ミナミヌマエビ

(エビ)ミナミヌマエビ Sサイズ(20匹)(+1割おまけ) 北海道・九州航空便要保温

「ミナミヌマエビ」は日本の河川や沼に生息しているので、当然屋外で冬越しさせることができます

5度程度の低水温にも耐えられるため、飼育水が凍結してしまわない限りは問題ありません。小型で丈夫なうえに魚を攻撃することもないので、屋外飼育やビオトープではとても重宝するエビです。

もちろん、コケも食べてくれますよ。

ヤマトヌマエビ

(エビ)ヤマトヌマエビ(10匹)(+1割おまけ) 北海道・九州航空便要保温

アクアリウムではコケ掃除役として有名な「ヤマトヌマエビ」も冬の低水温を耐えることができます

ミナミヌマエビと同じ日本に生息する種類なので、5度程度まで水温が落ち込んでも心配ありません。

全長約3~5cmと小型のエビのなかでは少し大きいため、コケ取り能力も高く混泳相手としてもおすすめです。

チェリーシュリンプ

(エビ)チェリーレッドシュリンプ(12匹)(+1割おまけ) 北海道・九州航空便要保温

カラフルな体色が人気の「チェリーシュリンプ」も低水温に耐性があります

14度程度であれば活性が下がるものの死んでしまうことはありません。しかし、それ以下になると弱い個体が落ちてしまうことがあるため要注意です

どれくらいの低水温に耐えられるかは、飼育環境によります。

熱帯魚水槽や室内水槽で飼育している場合は最低でも14~15℃程度が限度ですが、屋外のビオトープなどで飼育している場合は、低水温に慣れることがあります。
急激な温度差を体験させなければ、3度付近でも耐えられるようになります。
このように、チェリーシュリンプは飼育環境によって耐寒性を獲得することができるエビと言えます。

しかし、あまりに厳しい寒さの場合は、防寒対策して冬越しの環境を整えてあげましょう。

ミゾレヌマエビ

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透き通った体に、白いスポット模様が美しいヌマエビです。
10度程度まで耐えられるため、保温対策を行えば問題なく越冬できます。

ヤマトやミナミと違い、同じヌマエビでも長期飼育が難しい点には気を付けましょう。

14度までならOK!ビーシュリンプ

【NOKO-T】レッドビーシュリンプ Sサイズ若個体 表現MIX 30匹+死着補償分3匹 合計33匹〔生体〕

レッドビーシュリンプを代表とする「ビーシュリンプ」も低水温に強いエビです。

特に原種のビーシュリンプは丈夫で、水温14度前後でも問題ありません。ただし、品種改良によって生まれたレッドビーシュリンプは原種と比べるとやや繊細なので、14度以下にしない方が無難です

この種に関しては防寒対策を欠かさないようにしましょう。

ビオトープでのエビの冬越しについて

エビがいくら低水温に強いとはいえ、活性が下がっている体に負担をかけないよう、できるだけ水温の急低下を和らげてあげた方が安全です。

そこで大切なのが、「防寒対策」です。

飼育容器を外気の影響を受けにくい素材に変えたり、冷たい風を遮るアイテムを置いたりなどすると、無事に冬越しさせられる可能性がグッと上がります。

ここでは、ビオトープでエビを冬越しさせる際のポイントを解説します。簡単に実践できることばかりなので、本格的に冷え込む前に冬越しの環境を整えてあげましょう。

防寒対策はしてあげよう!

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エビをビオトープで冬越しさせる場合は、防寒対策をしてあげましょう

同じ低水温でも急激に低下するのと、ゆっくり下がっていくのでは体への負担のかかり方に大きな違いがあります。防寒対策をすると水温の急変を抑えることができるので、エビにとてもやさしいです。

おすすめの防寒アイテムは「発泡スチロール製の飼育容器」と「すだれ」

発泡スチロール製の飼育容器は外気の影響を和らげることができます。すだれは飼育容器の上部に置くことで雪による水温・水質の変化を防ぎ、冷たい風を遮ることが可能です。

この2つの防寒アイテムはメダカの冬越しにも使えるため、メダカも飼育している場合は、持っておいても損はありません。また、低水温に強い水草(アナカリスなど)を入れておくと寝床や隠れ家になり落ち着くのでおすすめです。

水深に要注意!

エビを冬越しさせる際は水深にも要注意です

いくら低温に強いといっても、飼育水が完全に凍結してしまっては死んでしまいます。表面を氷が覆うぐらいであれば問題ないので、底層まで凍結してしまわないよう水深を確保するようにしましょう

あらかじめ底が深い飼育容器に変えておくのも効果的です。また、冬場でも蒸発して飼育水が減るため、定期的に挿し水して水量を維持します。

メダカと越冬させてもOK

エビとメダカを同じ飼育容器で飼育している場合は、そのまま一緒に冬越しさせることができます。

両種で冬越しの条件に大きな差はなく、先ほどご紹介した防寒対策と水深の確保を心がければ問題ありません。

メダカ単体の冬越しを検討中の方はこちらを参考にしてみてください。

まとめ:冬に強いエビ5選!ビオトープでも安心!低水温に強い小型シュリンプたち

今回は冬の低水温に強いエビとして、

  • ミナミヌマエビ
  • ヤマトヌマエビ
  • チェリーレッドシュリンプ
  • ミゾレヌマエビ
  • ビーシュリンプ

この5種類をご紹介しました。特にミナミヌマエビとヤマトヌマエビは耐性が高いので、水温が下がりやすい飼育環境や寒い地域の場合におすすめの種類です。

チェリー・ルリー・ビーの3種類は水温が低下しすぎない場所に飼育容器を置いて防寒対策を行ったうえで、冬を乗り切りましょう。

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