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卵胎生の熱帯魚とは!水槽初心者でも繁殖させやすいグッピーなど5選!

熱帯魚を飼育する人の憧れの一つに「魚の繁殖」があります。

魚は一般的に卵を産み、そこから小さな稚魚がかえります。しかし、卵から産まれたばかりの稚魚は体が丈夫ではなく、あまりの小ささゆえに餌に困ったり、成魚に食べられてしまったりとトラブルに見舞われがち。なかなか水槽の中で上手に育てるのは難しいです。

そこで熱帯魚繁殖初心者の方におすすめなのが「卵胎生の熱帯魚」です。

卵胎生の熱帯魚は、卵ではなく稚魚を産む魚で、卵からふ化させて稚魚を育てていくよりも繁殖~稚魚の育成に成功しやすいです。

今回は卵胎生熱帯魚についてさまざまな角度からご説明します。熱帯魚の繁殖に興味のある方はぜひご一読ください。

卵胎生の熱帯魚とは

卵胎生?あまり耳にしない言葉ですが、どういった熱帯魚を指すのか、この項で解説していきます。

稚魚を産む熱帯魚!

卵胎生の熱帯魚というのは、卵ではなく稚魚の状態で胎外へ産み出すタイプの熱帯魚を指します。

一般に魚の仲間は卵で子孫を殖やしますが、一部の魚はおなかの中で卵をふ化させ、少し生育させてから出産します。

グッピーをオスメスペアで飼育していたらいつの間にか増えていた!なんていう話をたまに聞きますが、繁殖を意識していなくても増えてしまう事もあるほど、卵を産む他の魚に比べて、卵胎生の熱帯魚は繁殖がしやすくまた稚魚も育てやすいのが特徴です。

初心者でも飼育しやすい!

卵はとても弱弱しく小さいため、他の魚に食べられてしまったり水カビにやられたりとふ化させるのにも苦労します。卵を産み付けるための場所も用意しなければならず、繁殖するための環境を整えてあげる手間もかかるでしょう。
無事卵がかえったとしても目を凝らさないと見えないほど小さい稚魚を育てていくのは大変で、餌にも苦労するほど。

一方、卵胎生の魚の場合は、母親の胎内で守られながら稚魚まで成長して産まれてきます。
産まれてきた稚魚はそこそこのサイズになっていることが多いので、最初から小さい餌を食べられますし、泳ぎもある程度しっかりしていて自分で物陰に隠れて身を守ることもできます。卵からかえったばかりの稚魚に比べれば、体も丈夫です。

卵を孵化させて稚魚を育成するよりも、稚魚の生存率が高く育てやすいため、初めて繁殖にチャレンジする方でも成功しやすい傾向にあります。

熱帯魚の繁殖に興味があるけれど難しそうで迷っている方は、卵胎生の熱帯魚の繁殖から始めてみるのがおすすめです。

繁殖させやすい卵胎生の熱帯魚4選+1

こちらの項では、卵胎生で初心者の方向けの熱帯魚を4種類と番外編1種類をご紹介します!

  • グッピー
  • プラティ
  • ソードテール
  • モーリー
  • 番外編:ハイランドカープ

お好みの種類を選んでみてくださいね。

繁殖しやすい熱帯魚については以下のリンクもご覧ください。

グッピー

TORIMATE(トーリーメイト) ミックスグッピー 5ペア

グッピーは卵胎生であることでとても有名、かつ人気のある熱帯魚のうちの1つです。

性格は温和で体も丈夫、初心者の方にうってつけです。とてもよく流通しているため、手に入れやすいのもメリットの1つです。

お値段も手ごろですし、カラーやヒレの形が様々なのでお気に入りの種類を見つけるのも楽しいものです。

繁殖も大変しやすく、オスメスを一緒の水槽に入れておくだけで繁殖してしまう事があるほど。一度の交尾で複数回出産するので、成功すれば一組のペアからどんどん増えていきます。

ただ、グッピーにも相性があるので確実に繁殖させたいならば、複数匹ずつオスメスを水槽に入れておくと繁殖しやすくなりますよ。

【チャーム】グッピー出産の瞬間!! 卵胎生 ブルーグラスの繁殖 Bleeding 稚魚産仔シーン

グッピーの育て方、繁殖の注意点などについては以下のリンクをご覧ください。

プラティ

ミッキーマウスプラティ MIX 3匹

プラティは、グッピーよりもやや大きめで体長4~5cmほどになります。丈夫なとても育てやすい熱帯魚です。

尾の部分にネズミのようなマークのついている種類が人気で「ミッキーマウスプラティ」と名付けられて流通しています。

繁殖も簡単で、環境が良ければ稚魚が産まれてくるでしょう。水質を綺麗に保つ、餌をたっぷり与えることを心がけると繁殖が成功しやすくなりますよ。

ミッキーマウスプラティ出産シーンを激写!

プラティの育て方、繁殖の注意点などについては以下のリンクをご覧ください。

ソードテール

【熱帯魚・卵胎生メダカ】 ミックスソードテール ■サイズ:SMサイズ (10匹)

上でご紹介したグッピーやプラティは「可愛らしい」魚ですが、ソードテールは「かっこいい」と表現できる魚です。ほっそりとした体形にスッと伸びた長い尾が特徴的で、鮮やかな赤い体色もとても美しいですね!

このソードテール、実は見た目だけでなく習性にも大きな特徴があります。それが「性転換をする魚」だということです。
とはいえ、飼育していて必ず性転換が起こるというわけではなく、例えば「飼育しているソードテールがメスばかりだったときに一番大きなメスがオスに変わる」というように、条件が重なると性転換をすることがあります。

オスメスペアで飼育していたわけではないのに、いつの間にかメスがオスに変わり繁殖する可能性があるということですね。

また、ソードテールの稚魚は他の卵胎生の熱帯魚に比べて稚魚が大きく、産まれてからの育成がしやすいです。

ただし、ソードテール自身の肉食傾向がやや強いので、産まれた稚魚と親魚が同じ水槽にいると食べられてしまう可能性があります。隔離水槽などを上手に利用して、稚魚が食べられないよう工夫すると良いですね。

ルビーアイ紅白ソードテール 出産

性転換する観賞魚については以下のリンクをご覧ください。

モーリー

バルーンモーリー MIX 5匹

次にご紹介するのがモーリーです。ブラックモーリーはコケや油膜を食べてくれるクリーナーフィッシュとしても有名ですね。

上でご紹介したプラティとなんとなく見た目が似ていますが、モーリーの方が体つきががっしりしており、6~8cmにまで成長します。とても存在感がありますよ。

ダルメシアンやバルーンなど、コミカルなイメージの品種が多いことでも知られています。

モーリーも繁殖のしやすい熱帯魚で、オスメスペアで水槽に入れておくと環境が良ければ稚魚が産まれてきます。
元気な成魚であれば何か月かに一回一年中出産し続けることもありますので、増え過ぎには注意しましょう。

バルーンモーリー出産.mov

モーリーの育て方、繁殖の注意点などについては以下のリンクをご覧ください。

番外編:ハイランドカープ

最後に番外編としてご紹介するのが、真胎生メダカのハイランドカープです。

卵をお腹の中で育ててかえし稚魚を産むのが卵胎生ですが、真胎生はお腹の中で母親と稚魚がへその緒のような器官でつながれており、稚魚はこの器官を通して母親から栄養をもらい成長します。まるで人間と同じような仕組みですね。

真胎生メダカの稚魚は、卵胎生のものよりもさらに大きくがっちりと育った状態で生まれてきます。一度に生まれてくる稚魚の数は卵胎生のものより少ないですが、育成はしやすいので、初めて稚魚を育てる方にはおすすめです。

ハイランドカープの出産

熱帯魚を繁殖させる際のポイント

こちらの項では熱帯魚を繁殖させる上でのポイントをお伝えします。

  • 繁殖用の水槽を用意する
  • 殖やしすぎに注意する

の2点が注意すべきポイントです。詳しく見ていきましょう。

繁殖水槽を用意しよう!

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繁殖~稚魚の育成を確実に行うためには、繁殖水槽を用意しておくと良いでしょう。

卵であれば、動かないので飼育水槽内で卵を産ませて、卵だけを繁殖水槽に移動すればよいのですが、卵胎生の熱帯魚はいきなり稚魚を産むのでそうはいきません。稚魚は動き回るので、飼育水槽内で出産されてしまうと、別の容器に移すのが難しくなってしまいます。

卵胎生の熱帯魚の繁殖を行うならば、事前に隔離用のサテライトや水槽を用意しておき、メスに妊娠の兆候が見られたら、そちらの水槽に移します。
隔離した先で出産してもらえば、あとは親魚を飼育水槽に戻すだけで稚魚の隔離が完了するので安心して繁殖できますね。

成魚と稚魚を一緒にしておくと食べられてしまうこともあります。そういった悲しい事故を防ぐためにも、隔離用の繁殖水槽を準備しておきましょう。

繁殖水槽については以下のリンクをご覧ください。

殖やしすぎに注意!

熱帯魚は条件が合うとどんどん出産します。

思っていたよりも殖えてしまってどうしたらいいかわからない!という事態に陥らないためにも、自分の環境ではどれほどの数が飼育しきれるのかを考慮して管理することはとても大切です。

万が一飼育しきれないほどに殖えてしまっても池や川に放流することは厳禁です。日本の生態系を壊してしまいかねません。殖やしすぎた場合はアクアリウムショップなどに相談すると引き取ってもらえることもあります。

殖やしすぎた場合の対処法については以下のリンクをご覧ください。

まとめ:卵胎生の熱帯魚とは!水槽初心者でも繁殖させやすいグッピーなど5選!

卵胎生で初心者の方でも育てやすい熱帯魚についてご紹介しました。

繁殖はとてもワクワクする楽しみですので、ぜひ一度チャレンジしていただきたいと思います。出産シーンはまさに感動ものです!

卵胎生の熱帯魚は一度の交尾で、複数回出産することもあるので、繁殖させやすい反面、放っておくと際限なくどんどん数が増えていってしまう事があります。
くれぐれも繁殖は計画的に、殖やし過ぎにはご注意ください。

しっかり準備をして可愛い稚魚を殖やしてみませんか?

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