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エンゼルフィッシュの混泳について!一緒に飼える魚や生き物は何がいる?

エンゼルフィッシュは見た目が華やかで、ネオンテトラと同じくらい有名な熱帯魚です。熱帯魚を飼育したことが無い人でも、エンゼルフィッシュの名前を知っている人は多いですから。

しかし、そんなエンゼルフィッシュは意外と気性が荒く、混泳水槽ではしばしば他の熱帯魚にケンカを売っている姿を見かけます。

特に、大型に成長したエンゼルフィッシュは、同居している「口に入るサイズの生き物」を吸い込むように捕食してしまいますので、小型のエビや貝、ネオンテトラやグッピーの幼魚等との混泳にはあまり向いていません。

そこで今回は、「エンゼルフィッシュと一緒に飼える魚や生き物は何がいる?」をテーマに考えていきたいと思います。

エンゼルフィッシュと混泳できる2つの条件

エンゼルフィッシュと一緒に飼える魚や生き物は何がいる? エンゼルフィッシュの混泳について

エンゼルフィッシュと混泳させる魚や生き物を考えた場合、様々な候補があります。

その場合に、候補にあがった生き物が混泳できるか判断する条件が2つあります。

1.エンゼルフィッシュを傷つけない

エンゼルフィッシュの混泳相手を考える条件として、「エンゼルフィッシュを傷つけない」というのが最低条件です。

エンゼルフィッシュを食べてしまうサイズまで成長する肉食魚や大型魚、ヒレを齧ってしまうスマトラなどはNGです。(最近のスマトラは、昔に比べてヒレを齧る個体が減ってきたと言われていますが、混泳には向かないと今回は判断しました。)

2.エンゼルフィッシュから攻撃を受けても怪我をしない

エンゼルフィッシュの混泳相手を考える条件として、2つ目は「エンゼルフィッシュから攻撃を受けても怪我をしない(死なない)」というものがあげられます。

例えば、エンゼルフィッシュとネオンテトラが泳ぐ姿は有名ですし、綺麗で絵になります。しかし、実際はエンゼルフィッシュが成魚になると、ネオンテトラなどの口に入ってしまう小型魚は吸い込むように食べられてしまいます

同じように、エビや貝の仲間も食べられたり、突き殺されたりしてしまいますので混泳させるのは危険です。

エンゼルフィッシュとの混泳におススメの生き物

そこで、ここからは「上の2つの条件に一致するおすすめの生き物」を紹介していきたいと思います。

☆の数が多いほど、混泳に向いています。

おすすめ度☆:ネオンテトラの仲間

カージナルテトラ

(熱帯魚)カージナルテトラ(ブリード)(10匹) 本州・四国限定[生体]

エンゼルフィッシュとの混泳にネオンテトラを使いたい――と思った時には、ネオンテトラに姿が似ていて、ネオンテトラよりも大型になるカージナルテトラをおすすめします。

幼魚はエンゼルフィッシュに食べられてしまう危険性がありますので、口に入らないサイズに成長した個体を混泳に使用してください。

おすすめ度☆☆:グラミーなど

グラミーの仲間

(熱帯魚)ドワーフ・グラミー(1ペア) 本州・四国限定[生体]

グラミーとエンゼルフィッシュは、小競り合いはしますが、グラミーには、お互いに致命傷にならない体力があります。

大きさの面では、小型のグラミーの方が、エンゼルフィッシュとの混泳に釣り合いが取れている組み合わせになります。大型のグラミーは、エンゼルフィッシュとの混泳には向いていません。

すべてのグラミーがエンゼルフィッシュとの混泳に向いているわけではないので、購入時には、グラミーのサイズや種類などに注意が必要です。

ゼブラダニオ

(熱帯魚)ゼブラ・ダニオ(10匹) 本州・四国限定[生体]

ゼブラダニオは、動きが素早いため、成魚はエンゼルフィッシュの攻撃から逃げることができます。

水槽の低層部分を好んで泳ぐことが多い熱帯魚ですので、中層を好むエンゼルフィッシュとの混泳に向いています。

パールダニオ

(熱帯魚)ロングフィンレオパード・ダニオ(10匹) 本州・四国限定[生体]

パールダニオは、ゼブラダニオと同じで、動きが素早いため、エンゼルフィッシュの攻撃から逃げることができます。ロングフィンタイプのパールダニオでも混泳には問題ありません。

エンゼルフィッシュ

(熱帯魚)ミックス・エンゼルフィッシュ Sサイズ(国産ブリード)(5匹) 本州・四国限定[生体]

エンゼルフィッシュと混泳させる相手として、色や品種の違うエンゼルフィッシュを選ぶのも1つの方法です。ブラック、ノーマル、アルビノ、マーブルなど、お気に入りのエンゼルフィッシュを混泳させるのも楽しいです。

なお、エンゼルフィッシュの混泳で注意したい点が1つあります。それは「2匹で飼育しないこと」です。2匹で飼育すると、弱い方が一方的にいじめられるので、ボロボロになってしまいます。

エンゼルフィッシュを混泳させるときには、必ず3匹以上で飼育してあげて下さい。

おすすめ度☆☆☆:テトラなど

ブラックファントムテトラ

(熱帯魚)ブラックファントム・テトラ(6匹) 本州・四国限定[生体]

ブラックファントムテトラは、体高があるのでエンゼルフィッシュに食べられる事故を防げます。

エンゼルフィッシュとの混泳の他にも、群泳を楽しむことのできる熱帯魚です。

レッドファントム・テトラ

(熱帯魚)レッドファントム・テトラ(ブリード)(6匹) 本州・四国限定[生体]

レンドファントムテトラは、ブラックファントムテトラと同じで、体高があるのでエンゼルフィッシュに食べられにくいです。見た目にも華やかな熱帯魚です。

プラティ

(熱帯魚)ミックスプラティ(4匹) 本州・四国限定[生体]

エンゼルフィッシュの口に入らないサイズまで育ち、見た目にも色々なカラーバリエーションがあるプラティは、エンゼルフィッシュとの混泳に向いています。

ソードテール

(熱帯魚) ミックスソードテール(6匹) 本州・四国限定[生体]

ソードテールは、テトラやプラティーよりも丈夫な熱帯魚で、飼育しやすく、10㎝程度まで成長できるため、エンゼルフィッシュとの混泳に向いています。

ソードテールのオスは、気性がやや荒く、自分より小さい魚を追い回すことがあるため、エンゼルフィッシュ以外の熱帯魚との混泳の際には注意が必要です。

飼育する熱帯魚の大きさをそろえるようにしてから混泳させましょう。

コリドラス

(熱帯魚)コリドラス・トリオ(3匹)(各種1匹) 本州・四国限定[生体]

コリドラスは、低層に棲んでおり、身体も硬いため、エンゼルフィッシュとの混泳に向いています。見た目にも特徴的で、混泳水槽の良いアクセントになります。

ただし、水草などの隠れ場所がない場合は、エンゼルフィッシュに攻撃され続け、コリドラスが弱ることがあります。

そのような場合は、コリドラスが隠れやすい水草やレイアウトを設置してから混泳させましょう。

混泳での飼育方法

エンゼルフィッシュは、国産と外国産で適合する水質の幅が違いますが、基本的に、水質への適合能力の高い熱帯魚です。そのため、混泳の条件に合った、様々な種類の熱帯魚と混泳させることが可能です。

水質

  • 国産のエンゼルフィッシュ:弱アルカリ性~中性の水質に適合しやすいです。
  • 外国産のエンゼルフィッシュ:アルカリ性の水質で育てられている場合があります。

☆国産のエンゼルフィッシュは、日本の水道水で飼育することが可能です。

☆外国産のエンゼルフィッシュに関しても、徐々に日本の水質に慣れさせていけば、飼育に支障はないことが多いです。

☆飼育するエンゼルフィッシュの種類によっては、若干ですが、水質への適合度が違います。

混泳での飼育方法

60cm以上の水槽を準備する

エンゼルフィッシュは、大きくなると30㎝程度まで育つことのある、中型の熱帯魚です。

中型と言っても、15~30㎝になるエンゼルフィッシュは、水槽の中では大きく見える熱帯魚ですよね。

以上のような理由から、エンゼルフィッシュ単体の飼育でも60cm以上の水槽がベストなサイズとされています。

他の魚と混泳させる場合にも、エンゼルフィッシュと縄張りが被ってケンカをしないように、大きめの水槽で飼育・混泳するのがおすすめです。

水草を植える

背の高い水草を植えるなどして、エンゼルフィッシュが他の魚を延々とつついたり、追い回して攻撃するのを防ぐことができます。

エンゼルフィッシュ同士の混泳は奇数で飼育する

エンゼルフィッシュは、自分より小さいエンゼルフィッシュや弱いエンゼルフィッシュを追い回したりつついて攻撃することがあります。

エンゼルフィッシュ同士の喧嘩を防ぐには、複数のエンゼルフィッシュを飼育する際に、奇数で飼育するのがおすすめです。

混泳水槽の水温

水温は26℃をキープしましょう

エンゼルフィッシュの飼育に理想とされる水温は、25~28℃です。

一般的な熱帯魚水槽の水温である26℃をキープしておけば、混泳時に問題なく飼育できます。

混泳での餌の与え方

テトラ (Tetra) テトラミンNEW 52g

エサの種類

エンゼルフィッシュは肉食性寄りの雑食性な熱帯魚なので、生餌や冷凍赤虫、人工飼料などを与えるのがおすすめです。

エンゼルフィッシュと他の熱帯魚を混泳させる場合は、混泳させる熱帯魚の種類に合わせたエサで対応しましょう。

おすすめなエサ トップ3

  1. 人工飼料
  2. 生餌
  3. 冷凍赤虫

熱帯魚用の人工飼料の場合、全ての熱帯魚の栄養バランスを考えて作られているので、混泳させる熱帯魚とエンゼルフィッシュの両方に向いているエサです。

その他、生餌や冷凍赤虫、ブラインシュリンプなどは、エンゼルフィッシュが好んで食べるエサです。他の熱帯魚用のエサにもなります。

コリドラスやプレコと混泳させる時のエサ

エンゼルフィッシュと水槽底辺を泳ぎ回る熱帯魚(コリドラスやプレコ)を混泳させる時は、タブレットタイプの沈下性のエサを与えると、低層部の熱帯魚に対しての栄養補給が容易になります。

エンゼルフィッシュには、生餌やフレークタイプの浮遊性のエサなどを与え、低層の熱帯魚のエサと分けるようにしましょう。

エサの与え方

エンゼルフィッシュや混泳させている他の熱帯魚へのエサの与え方は、3分以内に食べきれる量を一日/2~3回を基本にし、他の熱帯魚へのエサが不十分なようであれば、エサやりの回数を増やして様子をみます。

エサやりの回数が増えることで、必然と水が汚れやすくなりますので、水槽の水は定期的に交換するようにしましょう。

水草は混泳に必須!

(水草) アマゾンソードブロードリーフ(無農薬)(6株) 本州・四国限定[生体]

エンゼルフィッシュは攻撃性が強いため、混泳させる魚の隠れ場所となる水草が必要です。

また、エンゼルフィッシュは水草と相性がよく、水草を掘り返すことがないので、水草のレイアウトに向いている熱帯魚です。

おすすめの水草

水草 生体 お勧め3ポット(3種類)セット 【ネットファームジャパン】

エンゼルフィッシュは、後景用の水草である、アマゾンソードと相性がよく、アマゾンソードは産卵にも向いている水草です。

その他、前景、中景用の水草でも問題なく飼育でき、水草は他の熱帯魚の隠れ場所になるため、水草を購入する際は、セットで購入してみるのもおすすめな方法です!

水草で仕切りを作るようなイメージで混泳させましょう

エンゼルフィッシュと他の魚を混泳させる場合、水草を植えておくと、水草が仕切りや縄張りの役割をし、エンゼルフィッシュが延々と他の魚を追い回すような事態を防ぐことができます。

エンゼルフィッシュに他の小型の熱帯魚が追いかけられたとしても、水草があれば、隠れることができ、エンゼルフィッシュも水草よりも先の方に追いかけていくことが難しくなりますので、混泳の際に、水草を水槽に植えるのはおすすめな方法です。

水草はエンゼルフィッシュの産卵にも役立ちます

エンゼルフィッシュは、アマゾンソードのような平型の葉をもつ水草や、水槽のガラス面など平らな場所に産卵する習性があります。

複数のエンゼルフィッシュを混泳させる場合は特に、背の高い、葉の幅が広い水草を植えておくようにしましょう。

まとめ・エンゼルフィッシュと一緒に飼える魚や生き物

ここまで、エンゼルフィッシュと一緒に飼える生き物を紹介してきました。

エンゼルフィッシュは不思議な魚で、気性が荒いと知っていても飼育したくなる魅力を持っています。長いヒレやひし形の体型が特徴的ですし、60センチ水槽で終生飼育することができるのも、その魅力の1つでしょう。

なお、気性の荒さには個体差もありますので、水槽に新しくエンゼルフィッシュを追加する場合には、ケンカをしていないか時々水槽内のチェックをしてあげてください。

ケンカが激しい時には、水槽内のレイアウトを変更することで縄張りを崩すことができます。また、背の高い水草や流木などを入れることで、ケンカした時のシェルターになりますので、おすすめしたい飼育の小技です。

水槽の中を優雅に泳ぐエンゼルフィッシュ。混泳する相手をしっかりと選んであげれば、捕食されたりケンカをしたりするトラブルは限りなく防ぐことができます。また、エンゼルフィッシュは色々な品種があることも魅力的です。ノーマル、ブラック、ミックス、ダイヤモンドなどなど。

ぜひ、お気に入りの1匹を見つけてみてください。