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水草は空気を出すって本当?美しい気泡を出す条件と照明の関係

アクアリストであれば誰しも一度は、美しい水草水槽にうっとりと見とれてしまったことがあることでしょう。

きちんと管理された水草水槽は息を呑む美しさですよね。

青々と水草が生い茂る水槽は、それだけでも見るものを魅了します。

さらに、中でも特に素晴らしい瞬間が水草水槽にはあります。

それは、水草から気泡が立ち上る瞬間です。

いつまででも眺めていたい水草の気泡ですが、これがなかなか難しいのです。

今回は、水草が美しい気泡を出す条件について解説してまいります!

水草が気泡を出す条件とは

なかなか難しい、と前述しましたが、水草が気泡を出す条件さえきちんと理解していればそれほど難しいことではありません。

初心者の方は、特にライトの選定に気をつけてみましょう。

ライトは、車でいうところのアクセルのようなものです。

ライトの選定も含め、水草が気泡を出すには大きく分けて3つの条件があります。

一つずつ確認していきましょう!

水草用の照明の選定

ジェックス クリアLED パワーIII 600 60cm 水槽用3色LED 観賞魚飼育・水草育成用 ライトリフト付

水草水槽の心臓は、照明です。

ガンガンに高光量で照明を当てることがとても重要なのです。

各社、様々な照明を販売していますが、必ず「水草専用」とか「水草育成用」と書かれている照明を選びましょう。

そして、できれば規定数の倍は設置しましょう。

光は強ければ強いほど良いのですが、強いとその分コケも多く発生します。

水草水槽に必須とされるこまめなメンテナンスも、このコケの掃除によるところが多いです。

また、水草の成長に適する光の波長というものがあります。

水草用の照明はどれもこの波長を含む光を発するので、これについてはあまり気にしなくてもOKです!

照明の選定について、こちらの記事でさらに詳しく解説しています↓

二酸化炭素の強制添加

CO2フルセット 流量設定済(一般種育成用) 水草職人 60cm水槽用

二つ目の条件は、二酸化炭素を必ず添加することです。

その理由は、水草は気泡を発生させるメカニズムにあります。

水草は、光合成により気泡を発生させます。

詳しい仕組みは後述しますが、気泡を発生させるために細胞内に二酸化炭素を取り込む必要があるのです。

強制的に二酸化炭素を添加しなくても、一定濃度の二酸化炭素は常に水中に存在します。

しかし、気泡を発生させようと思うとそれでは全く足りません。

二酸化炭素の不足分を補うために、強制的に添加するのです。

また、添加したとしても、二酸化炭素はちょっとした水面の揺れでどんどん空気中に逃げていってしまいます。

炭酸飲料を振ったときをイメージすると分かりやすいですね。

そのため、ろ過装置は水面を揺らしにくい外部フィルターを必ず使いましょう!

気泡を出す水草の種類を覚える

三つ目は、水草の種類です。

極端な話をすれば、気泡を出さない水草はありません。

今回は、「美しい気泡を出す水草」というテーマで考えていきましょう。

パールグラス

(水草) 組織培養 キューバパールグラス(無農薬)(1カップ) 本州・四国限定[生体]

↑これはキューバパールグラスという種類ですが、パールグラスの仲間はどの種類も見事な気泡をつけてくれます。

パールグラスは水草水槽では前景草として存在感を発揮することで有名です。

真珠のような気泡がついたパールグラスが絨毯のように底床を覆う姿は、圧巻の一言です。

パールグラスの仲間には、キューバパールグラスよりも葉が大きく、より見応えのあるラージパールグラスなどの種類もあります。

グロッソスティグマ

パールグラスと並ぶ前景草のスター選手、グロッソスティグマです。

有茎草ですが、高光量で育てることで匍匐して増え、しっかりと絨毯状に広がってくれます。

パールグラス類より葉が大きく、有茎草であることからよりボリューミーな絨毯を作るのにもってこいの水草です。

上記写真のような美しい水景を作り上げるのに、我々プロもよく使用する種類です。

グロッソスティグマの育成については、こちらの記事でどのサイトよりも詳しく解説しています↓

ロタラ

(水草) ロタラミックス(水上葉) 4種(無農薬)(計20本) 本州・四国限定[生体]

ロタラの仲間も気泡を付けやすいことで有名です。

前景草のように真珠のような気泡が付着する、というよりは、とても小さな気泡が一条の筋となって立ち上る姿が美しい水草です。

また、細かい気泡を纏いキラキラと輝く姿も水草ファンにはたまりません。

前景草類と比べて育成も容易で、初心者でも安心して育てられるでしょう。

ロタラは後景草として使用することで、水草水槽をよりダイナミックに彩ってくれます。

リシア

(水草) リシア(無農薬)(3パック分) 本州・四国限定[生体]

細い葉と目に鮮やかな緑が特徴のリシアです。

もともとは浮草であり、底床に固定するのが少し面倒…と思われる方もいることでしょう。

しかし、とても簡単に気泡をつける水草です。

しかもその量がすさまじく、上手く育てれば気泡にまみれてリシアが埋もれてしまうくらいになることも。

このように、水槽に沈めるだけで簡単に育成が楽しめる商品もありますので、ぜひとも挑戦してみてください↓

水草が出す気泡の正体

非常に美しい気泡ですが、一体全体この正体は何なのでしょうか。

水草が出す気泡の正体、そして発生のメカニズムを知れば、前述の解説がさらによくわかります。

気泡の秘密は、水草の光合成にあります!

光合成とは

光合成、という言葉を少なくとも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

小学生が理科の時間に勉強する光合成と、水草の光合成は全く同じメカニズムです。

光合成とは、植物が光のエネルギーを利用し二酸化炭素と水から栄養分(有機物)を作り出す生化学反応のことです。

その際、化学反応が終わったあとの残りカスとして酸素が排出されます。

つまり、水草が出す気泡の正体は酸素なのです。

もともと、光合成は植物の成長のための反応です。
気泡がたくさんついている水草=勢いよく成長している水草ということなので、水草の調子を確認するバロメーターとして気泡を見ることもできるのですね。

水草の気泡とライトの関係 まとめ

水草が気泡を出す条件について、詳しく解説してまいりました。

水草が車、二酸化炭素がガソリンだとすると、水草用ライトはアクセルです。

アクセルを思いっきり踏み込む=強力なライトで光を当てると、その分たくさんの排気ガス=酸素が発生しますよね。

繰り返しになりますが、気泡がついている水草は本当に美しいです。

そして気泡がたくさんついている水草は、元気いっぱいの証拠です。

この記事を参考に、ぜひ素敵な水草水槽作りに挑戦してみてください!

トロピカでは様々なテーマで水草水槽について解説しております。
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