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メダカがかかりやすい病気とは?病気の症状・治療法を詳しく解説します

アクアリウム初心者でめだか飼育が初めてという人は、めだかの病気についての知識が乏しい人が多いです。魚に病気がないと思っている人もいるようですが、めだかも腫瘍ができたり、頭が赤い・水カビが発生するといった病気にることがあります。

頭や口・エラなど病気の発生する部位もさまざまで、病気によって症状や治療法が異なってくるので、対処を間違えないようにしたいものです。

今回はメダカがかかりやすい病気の症状や治療法について、解説していきます。

メダカがかかりやすい病気とは?

魚の病気は魚全般に発生するものと、その種類でしか発生しないものがあります。メダカの場合は魚全般がかかる病気がほとんどで、その中でも次の4つの病気がかかりやすい傾向にあります。

今回ご紹介していない魚の病気については、こちらのページをご覧ください。

水カビ病

水カビ病は、文字通り水カビが弱ったメダカの傷や体の表面で繁殖する病気で、健康なメダカにうつることはないと言われています。 無精卵や死んでしまった卵に発生する白い綿毛のようなものも、この水カビ病と同じ菌から発生します。

基本的に病気になったメダカは、他のメダカに病気がうつらないよう隔離して治療を行いましょう。

病気治療のための隔離水槽についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

水カビ病の症状

水カビ病は主にヒレ・口・頭部や体の傷のある場所に白い綿のようなものが付着します

そのほかには、食欲がなかったり、水面付近を泳ぐといったことが多いです。

治療方法

薬品の場合は市販の「メチレンブルー」や、「グリーンF」などの水カビ病専用薬で治療しましょう。薬を使用しない場合は、「粗塩」を水の約1%入れて塩浴させます。

塩浴に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。

また鷹の爪を水槽内に入れることで水カビ菌を殺して治療するという民間療法も存在します。

尾ぐされ病

尾ぐされ病は「カラムナス菌」という病原菌に感染することで起こる病気で、メダカに強いストレスがあったり、水質悪化などが原因でかかることが多いです。

尾ぐされ病の症状

尾ぐされ病の症状には次のようなものがあります。

  • 水面付近を泳いだり、元気がなく食欲もない
  • 尾ひれの先端が壊死して短くなっていく
  • 放置すると体もただれて肉が見えることもある
  • 尾ひれが短くなると、根筋肉が侵食されてしまって泳ぎ方が変わってしまう

上記のような症状がどれか一つでも該当するなら、隔離して様子を見ながら病気の進行状況に合わせた治療を開始しましょう。

尾ぐされ病の治療法

尾ぐされ病は放置しているとどんどん進行していき、尾がなくなるころにはメダカが生き残る確率はかなり低いです。また一度治療しても再発する可能性が高い病気なので、早めの治療が重要になってきます。尾ぐされ病の治療法は次のとおりです。

  1. まずは治療のため隔離して絶食させましょう。早期の場合は1%の粗塩を入れた塩浴で様子を見てもいいですが、市販の「グリーンFゴールド」や「ニューグリーンF」などの治療薬を使用したほうが治りが早いです。最低でも1週間は隔離して沐浴を行いましょう。
  2. 1日絶食させて様子を見て、食欲があるなら餌はいつもより少ない量を与えます。3日目からは水質が悪ければ水換えを行いますが、薬や塩分の濃度を保つようにしましょう。  

カラムナス菌は感染力が強いため、尾ぐされ病にかかったメダカが出てしまったら、水槽の水換えは必須です

白点病

白点病は病原菌ではなく、「白点虫」という原生動物がメダカに寄生することで発生します。ごく普通に自然界でも存在していますが、水質が悪化することで発生しやすくなります。

白点病の症状

白点病にかかったメダカは、体の表面やヒレに1mm程度の小さな白い点が無数に現れます。1つの点自体は小さいですが、目立ちやすく、放置しているとどんどん増えて全身白い点まみれになります。

また白点虫に寄生されることでメダカはかゆみを感じるのか、しきりに流木や岩・底砂に体をこすりつけるような行動をとるようになります。

白点病の治療法

白点病の治療法で水温を上げるというものがありますが、水温を上げただけでは白点虫がメダカから離れるだけなので再発する可能性があります。

市販の「メチレンブルー」などの薬浴が効果がありますが、細菌は民間療法で「鷹の爪」を使う方法が紹介されています。

鷹の爪には「カプサイシン」という成分が含まれており、その殺菌効果によって白点虫が殺されるというものです。方法はとても簡単で、水10リットルに対し、鷹の爪1本を輪切りにしてネットなどに入れて水槽に入れるだけです。

白点病も病原虫が他のメダカにうつる可能性が高いので、治療中は隔離し飼育水槽は水換えや掃除を行ったほうがよいでしょう。

白点病の詳しい治療法に関しては、こちらのページで詳しく解説しています。

過抱卵病

過抱卵病は原因としては水槽内にオスがいないか、相性の良いオスが少ないときに起こりやすい病気です。ぺアができないと産卵しないために、卵がお腹に詰まっていることがほとんどですが、ごくまれに肝臓がんや胆管閉鎖などの内臓の病気のこともあります。

過抱卵病の症状

メスのメダカの腹部が、パンパンになるくらい膨れてしまいまお腹の膨れ具合が酷いとダルマメダカと見間違えてしまう人もいるようです。お腹が膨れる以外に過抱卵病では次のような症状があります。

  • 体の外からでもお腹の中に卵のような影が見える
  • お腹が大きくなりすぎ背中が曲がるので泳ぎ方がおかしい

お腹が大きいいのにもかかわらず、全く産卵する気配がないときなどは過抱卵病を疑ったほうがよいかもしれません。

過抱卵病の治療法

100%完璧に治療するのはやや難しいですが、治療法としては次のようなものがあります。

  • 初期ならオスの数を増やして相性の良いオスとペアを作る
  • メダカのお腹を指で押して、卵を体の外に出す

一番メダカに負担が少ないのはペアを作って産卵を促すことですが、お腹が膨れた状態が数日続くと死んでしまうため、急いでペアを作る必要があります。

指で押し出すのはメダカにとってかなり負担になりますし、加減を間違えると逆にメダカを死なせてしまうこともあるのでアクアリウム初心者がやるのはかなり難しいのではないでしょうか。

メダカのエラがおかしいのは病気?

メダカ飼育に慣れている人でも、ある日突然発生してしまうのが「エラがめくれる」という症状です。メダカがまともに泳げないくらい、エラの反り返りがひどく放置すると死んでしまいます。

実はこのエラがめくれるという症状は、大型魚の「アロワナ」が有名で、アロワナの場合は症状がひどければ手術という方法があります。アロワナの場合エラが捲れる原因は、水質悪化が原因と言われています。

しかしメダカの場合、水質悪化していない状態でも発生することは多いです。一般的にメダカのエラがめくれるのは「寿命」と「病気」の2つが考えられます。

水槽内のメダカ全てが一斉にエラがめくれるなら病気の可能性が高いですが、1匹だけなら寿命の可能性が高いです。

腫瘍やこぶはよくある病気ではない?

それまで特におかしな様子もなかったのに、ある日突然メダカの体にこぶができていることに気づいた、という人もいるようです。

メダカの体にこぶのようなできものや腫瘍のようなものができても、翌日死ぬということは少ないようです。中には腫瘍のようなものができても一ヵ月以上生きるものもいます。

メダカの体にこぶや腫瘍ができる原因は次のようなものが考えられます。

  • ヒルが寄生している
  • 細菌に感染してこぶができた
  • ウィルス感染によるがん

こぶや腫瘍のようなものがなくなっても、再発することが多いと言われています。しかし2018年現在は完治させるための治療法はありません。

ウィルスや細菌を水槽内に広めないためにも、発病したメダカは隔離して飼育し飼育水槽の水換えを行います。

まとめ:メダカのかかりやすい病気の症状や治療法をしっかりと覚えよう!

今回はメダカがかかりやすい病気について、その症状や治療法をご紹介しました。

メダカの病気はストレスや水質悪化が原因で起こることがほとんどですが、腫瘍など原因不明なものもあります。病気になったメダカを見つけたら、隔離水槽で治療しつつ飼育水槽の水換えを行うのは基本です

ちょっとでも様子がおかしいと思ったら、餌やりのときなどにじっくりと観察して、病気の早期発見・治療を心がけましょう!