トロピカ-初心者向けアクアリウム、熱帯魚水槽、金魚、メンテナンスの情報メディア

フォローする

水槽掃除をしたら魚が病気になった?!水カビ病などを防ぐ掃除方法とは

「水槽を掃除をしたら魚が病気になった」

そのような経験はありませんか?

水質を改善して病気にならないようせっかく掃除したのに、と思われるかもしれません。しかし、方法を間違えると、その掃除が水カビ病などの病気の引き金になってしまうことがあります。

そこで、今回はそのような事態をさけるために、魚が掃除で病気になる原因を解説しつつ、水カビ病などを防ぐ掃除方法をご紹介します。難しいことは一切なく、ポイントを把握できればどなたでも実践可能です。

水槽掃除をしたら魚が病気に!?

水槽を掃除することで、魚が病気になることは珍しくありません。

「水換えしたら水質が良くなるはず」

水質改善は病気対策の鉄則。たしかに、その通りです。

しかし、裏を返せば“水質が変わる”ともいえます。水質は魚の健康状態を大きく左右するため、掃除方法によってはそのバランスが崩れてしまうことも少なくありません。

最悪の場合は、水槽の魚に病気が広がってしまうことも考えられます。そのため、掃除をする場合は「大きく環境を変えない」ことがとても重要です。

汚れを巻き上げてはいけない!

汚れを巻き上げる水槽掃除をすると、病気になる可能性があります。

水槽の底に堆積している魚のフンや食べ残しといった汚れにはたくさんの菌が潜んでいます。

堆積している状態であれば影響は少ないものの、掃除によって巻き上げると水槽一面に菌が広がってしまいます。そうすると、水槽内の魚が体調を崩したり病気になったりなど、健康を害してしまうことも珍しくありません。

底砂の掃除や水換えでやってしまいがちな失敗です。

水カビ病にかかることがある

汚れの中の菌が一時的に水槽内を舞うことが原因で、水カビ病にかかることがあります

真菌である水カビは栄養を好むので、汚れが堆積して富栄養化した状態は格好の住処です。

そのため、掃除によって汚れが巻き上げられると、水槽内に菌が広がり魚が水カビ病にかかってしまう可能性があります。

発症すると体に白い綿状の水カビが付着し、衰弱したり餌を食べなくなったりして最悪の場合、死んでしまうことも。

見かけたら、ピンセットで水カビを除去したり「メチレンブルー」や「グリーンFリキッド」で薬浴したりなど、処置が必要です。

魚が掃除で病気になる原因5つと対策

水槽を掃除することで魚が病気になることをお伝えしましたが、ここからは具体的に5つの原因と対策をご紹介します。

難しい技術ではなく、少し意識して掃除するだけで病気にかかる確率を下げることが可能です。

原因1:底砂を巻き上げる

プロホースなどを使っても、底砂を巻き上げながら掃除すると良くありません。

底に堆積した汚れもそうですが、底砂が菌の温床になっている可能性があるので、水槽内に菌を広げてしまう危険があります。そのため、底砂を掃除する場合は、できるだけ小さな動きで巻き上げないよう掃除しましょう。

また、長期間放っておくと底砂が富栄養化して菌が住みやすい環境になってしまうので、定期的に掃除することをおすすめします。

原因2:水換えで水温が激しく変わる

水換えの際に水温を合わせないと魚がダメージを受け、病気にかかる確率が上がります。

水温の変化は魚にとって非常に大きな変化なので、急変すると体調を崩してしまうことも少なくありません。新しい魚を水槽に入れる場合に、水温を合わせるのはそのためです。

水換えをするときは、できるだけ水温を変化させないためにも、感覚ではなく水温計で確認しましょう。

特に冬場は水道水と水槽の温度差が激しいため、ぬるま湯を足したりヒーターを入れるなどして調整することが大切です。

原因3:ろ過フィルターを水道水で洗う

ろ過フィルターを水道水で洗うと、塩素によってバクテリアが死に硝化サイクルのバランスが崩れます

ろ過フィルターは生物濾過の核なので、上手く機能しないと水質の悪化に直結します。

それだけではなく、水カビ病の原因である真菌など、違う菌が繁殖しやすくなることも。

そのようなリスクを避けるためにも、ろ過フィルターやろ材を洗うときは水道水を使うと、バクテリアにダメージを与えず汚れを流すことができます。水道水を使う場合は、カルキ抜きで塩素を中和してから使うと良いでしょう。

原因4:水槽の水を濁らす

水槽の水を過剰に濁らす掃除の仕方も控えましょう。

ひどく繁殖したコケを一度にこすり落としたりすると、飼育水がとても濁り富栄養化につながります。汚れがひどい場合は一度に行わず、数日かけて少しずつ行いましょう。

また、掃除ではありませんが、水草をトリミングする際も一度に手を加えてしまうと、水草のたくさんの切れ端が舞ってしまいます。そのため、水草の切れ端を取り除くのはもちろん、まとめて全面をトリミングせず複数回に分けて行うと良いでしょう。

原因5:水槽内で手を勢い良く動かす

水槽内で勢いよく手を動かすことも、汚れが舞ってしまうため避けた方が良いです。

また、人間の手にはたくさんの菌が付着していて、水槽内に持ち込んでしまう可能性もあります。それだけでなく、洗剤や化粧品、整髪剤など、魚に有害な物質が付いていることも。

掃除の際はできることなら、水槽にあまり手を入れないようにした方が良いです。もし、水槽に手を入れる場合は水道水で洗ってから作業するようにしましょう。

そのとき、洗剤を使うと魚の健康を害してしまうので、控えてください。ただし、水槽内にはたくさんの菌がいるため、作業を終えたらしっかり洗剤で手を洗った方が良いでしょう。

まとめ:水槽掃除をしたら魚が病気になった?!水カビ病などを防ぐ掃除方法とは

水槽掃除は定期的に行うものです。

間違った方法を続けてしまうと、魚の健康を害してしまうリスクが高まってしまいます。魚に良かれと思って、掃除したのに病気になってしまっては本末転倒でしょう。

そうならないためにも、今回ご紹介した掃除方法と対策、

  • 底砂を巻き上げない
  • 水換えは水温を合わせる
  • ろ過フィルターは飼育水で洗う
  • コケ掃除は何度かに分けて行う
  • 水槽内で手を勢いよく

この5つを心がけてみてください。

大切なのは、「大きく環境を変えない」ことです。