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プロが教えるメダカの高価な種類と見分け方!より良い個体をみつけよう

メダカは過去には全国の小川などで普通に見られ、観賞価値についてはあまり評価されていませんでした。

しかし、開発による野生個体の減少や、突然変異種の固定により色鮮やかな品種が登場して注目を浴びると、その飼育のしやすさも相まってブームが起きるほどの人気の観賞魚となりました。

メダカの品種改良は未だ盛んに行われており、現在では様々な品種が流通し、一昔前では考えられないほどの高値が付く個体も作出されています。

ここでは、高価なメダカの種類や状態の良いメダカの見分け方、ご自身で交配する際のポイントなどをご紹介します。


▼高価なメダカに関してはこちらもご参考にしてください。

高価なメダカの種類

まずは、主な高級メダカをご紹介します。メダカの品種改良は未だ盛んに行われており、分類や品種名の呼称などが販売店によって異なることもある点に留意してご覧ください。

緋メダカ系

めだか 秋月錦小雪(三色錦透明鱗) 3ペア

緋メダカ系で有名な品種には、昨今のメダカブームの火付け役となった「楊貴妃」があります。楊貴妃は現在では価格が落ち着いていますが、楊貴妃をさらに改良して錦鯉のような発色をする「三色メダカ」系は、個体によっては今もかなりの高値で取引されています。


▼3色メダカに関してはこちらもご参考にしてください。

黒メダカ系

めだか オロチ 2ペア

黒メダカは原種に近いメダカで、もともと色は褐色から灰色をしていましたが、品種改良の結果、完全に黒色になる種類が作出されました。黒メダカ系での代表的な品種に、全身が真っ黒になる「オロチメダカ」があり、現在はかなりの人気を博しており価格も高値で安定しています。

▼黒メダカに関してはこちらもご参考にしてください。

青メダカ系

スーパー青幹之めだか サイズM~L 10尾セット [生体]

青メダカは原種の突然変異種を固定したもので、黄色の色素をほとんど持ちません。そのため、体色が青色から銀色に見え、代表的な品種に「幹之(みゆき)メダカ」があります。

同品種の最大の特徴は全身に及ぶ美しい輝きで、見る人々を惹きつけてやまない魅力があります。楊貴妃と並ぶ人気種であるのと同時に、メダカブームの原動力となった品種です。

ラメメダカ系

めだか 琥珀ラメ 普通体型 3ペア

ラメメダカはその名の通り、鱗の中にひときわ輝く鱗が混じるメダカで、現在では全身にラメが入る種類やラメが虹色に輝く品種も作出されています。ラメメダカの起源としては「白ラメ幹之メダカ」が知られており、現在では様々な品種にラメを乗せた個体が流通しています。

容姿が異なる種類

白ダルマめだか サイズM-L 5尾セット [生体]

体色の他にも、容姿に特徴がある品種も高値で取引されています。例としては、目が通常とは異なる品種やヒレが長い品種、魚体が短い品種などが挙げられます。

目に関して言えば、黒目の部分が小さいものや、出目金のように飛び出るほど大きいものが存在し、魚体が短い品種は「ダルマメダカ」と呼ばれ、その愛らしい姿から人気があります。

これらの特徴と前述の体色の要素を併せ持った改良品種も流通しており、それらの個体は総じて高額です。

▼高価な理由に関してはこちらもご参考にしてください。

良いメダカの基本的な見分け方

ここでは、メダカを購入する時の選び方をご紹介します。メダカを購入するのならば、なるべく良い個体を選んで迎えたいものです。まずは、全てのメダカに共通する、状態が良い個体と悪い個体の見分け方をご紹介します。

状態が良い健康なメダカの特徴

  • 活発に遊泳している
  • ヒレを広げている
  • 全身にハリがあり特に腹部が丸々としている
  • ヒレや体に傷がない

これらを満たすメダカは健康で元気がある証なので、輸送中や環境の変化によるストレスにも耐えられる可能性が高く、ご自宅の水槽に迎えた直後に死亡するリスクを軽減できます。

ただし、観賞魚の中では丈夫な部類のメダカとは言え、環境が急変すると弱ってしまうので、水槽導入時にはしっかりと水合わせを行ってあげてください。

▼水合わせに関してはこちらもご参考にしてください。


避けた方が良い状態が悪いメダカの特徴

  • 底の方でじっとしている
  • ヒレをたたんでしまっている
  • 体にハリがなくやせ細っている印象を受けるもの
  • 体に白色の斑点や綿のようなものが付着している
  • ヒレや体に傷がある

これらの特徴が見られる個体は、健康に問題を抱えている可能性が高いので避けた方が無難です。最悪の場合はご自宅の水槽に病気を持ち込んでしまい、飼育していたメダカたちに感染が広がる恐れがあります。

特に、魚体に白点や綿のようなものが見られる個体がいた場合は、キープされている容器全体に病気の感染が広がっている危険性があるので、その容器からはメダカの購入自体を控えた方が良いでしょう。

▼メダカの不調に関してはこちらもご参考にしてください。


メダカの品種改良に挑戦してみよう!

さて、冒頭でご紹介した高価なメダカの種類ですが、あれらは野生のメダカの突然変異種などを固定、交配してブリーダーが一から創り上げたものです。メダカの繁殖は比較的容易で交配による形態の変化を楽しむ愛好家もいます。

ここでは、交配の基本についてご紹介するので、皆さんも理想のメダカの作出に挑戦してみてはいかがでしょうか。

親メダカの選び方

基本的な選び方は前述の通りですが、交配によってより良い個体を生み出そうとするのならば、ご自身が狙う形質が強く出ている個体を親として選出することが重要です。

例えば、楊貴妃の発色をより赤く強く出したいのであれば、親に赤味が強い発色の良い個体を選んだ方が確実です。その他にも、ヒレを長くしたいのに親メダカにロングフィンタイプの個体を選ばなければ、いつまで経ってもヒレが長い個体は得られないことでしょう。

一応、突然変異で産まれる可能性もゼロではありませんが、偶然に任せてしまうにはあまりにも分が悪い賭けです。

品種改良について

ご自身が望んだ形質を持った親同士を交配すれば、すぐに目的のメダカを得られるかと問われれば、ほとんどの場合そうはなりません

なぜなら、詳しくは「メンデルの法則」を調べていただきたいのですが、遺伝的な形質には発現しやすい「顕性」の形質と、発現しにくい「潜性」の形質があるからです。ご自身が望む形質が顕性であれば、第一世代で得られる可能性もありますが、潜性であった場合は通常、第一世代では得られません

そのため、品種改良を行う際は望んだ形質の遺伝子を持った第一世代同士をさらに交配し、第二世代以降にその形質が発現することを狙う手法が一般的に行われています。

このように、品種改良には二世代以上の世代交代が必要なことも普通なので、長い目で見て取り組む姿勢が重要です。

▼メダカの品種改良に関してはこちらもご参考にしてください。

まとめ・メダカの高価な種類と見分け方について

メダカは一昔前までは全国の小川などでも普通に見られた淡水魚で、観賞価値についてはほとんど評価されてきませんでした。しかし、色鮮やかな改良品種が誕生すると、その飼育ならびに繁殖のしやすさから、一躍人気の観賞魚に躍り出ました。

中には、高価な熱帯魚と変わらないほどの値が付く品種も作出されており、現在もなお新しい品種が誕生しています。メダカの繁殖は比較的容易なので、皆さんも交配によって理想のメダカの作出に挑戦してみてはいかがでしょうか。