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3色メダカの飼い方!入手方法から色揚げ・繁殖のコツまで解説します!

メダカの種類のひとつ「3色メダカをご存知ですか?

3色メダカは名前どおり赤・黒・白の3色が入った、錦鯉のような雰囲気を感じることのできるメダカです。

ネットでは見たことがあるけれど、実際に販売されているのを見たことがないという人も多いのではないでしょうか?

3色メダカはネット通販で購入も可能ですが、購入後の育て方や繁殖、稚魚の選別などで頭を悩ませる人は多いようです。

そこで今回は3色メダカについてや育て方のポイント、また繁殖させるときの注意点などについてお話していきます。

3色メダカってどんなメダカ?

(生体) メダカ稚魚 雲州錦×三色ラメ幹之から採ったF3の親の産んだ稚魚10匹 本州(山口県省)四国限定

メダカ稚魚 雲州錦×三色ラメ幹之から採ったF3の親の産んだ稚魚10匹

基本的に3色メダカは、「赤・白・黒」の3色が体色に現れているメダカのことです。しかし赤といっても朱赤やオレンジがかった色などがあり、色の濃淡や模様の入り方などは種類によって異なるので、購入時に自分の気に入った3色メダカを探す楽しみがあります。

幹之(みゆき)系の血を引いているものは、この3色に幹之独特の輝きがプラスされとても美しい種類が多いです。3色メダカと一口にいっても、親から受け継いだ特徴によってさまざまな種類に分けられています。

3色メダカには種類がある

3色メダカはさらに細かな種類に分類されています。ここでは通信販売も可能な代表的な3色メダカの種類をご紹介していきましょう。種類分けは親の持つ特徴や、色の入り具合などによって決められ、楊貴妃メダカなどと比べると値段は高いものがほとんどです。

朱赤透明鱗三色系

(めだか)朱赤透明鱗三色メダカ/朱赤透明鱗三色めだか(1匹)

朱赤透明鱗三色メダカ

朱赤透明鱗錦メダカは「3色メダカ」「透明鱗3色」とも呼ばれます。真上から見ると錦鯉のような模様に見えるものが多く、体の赤は楊貴妃メダカ独特の朱赤となっています。この系統は白色の部分が不透明ではなく、透明がかっているという特徴があります。

めだか 安芸三色 普通体型 3ペア

安芸三色 普通体型 3ペア

この朱赤透明鱗三色をベースにさらに秋月錦小雪」や「安芸三色(あきさんしょくのような朱赤透明鱗三色系の品種が作られています。

朱赤三色透明鱗メダカは綺麗に3色出ることが少ないため、朱色と黒が目立ちすぎて2色に見えてしまう稚魚が生まれることもあります。

非透明鱗三色系

(生体) メダカ稚魚 非透明鱗三色の産んだ仔・無選別10匹(本州、四国(山口県省く)限定)

非透明鱗三色の産んだ仔・無選別10匹

非透明鱗3色メダカ系は透明鱗では白い部分が残りにくいために、メダカが元々持っていた白色の部分を増やしたメダカです。そのためこの系統のメダカは、透明鱗3色と比べると白い部分が多くなります。この系統では「紀州三色」や「赤兎錦(せきとにしき)メダカ」といった品種があります。

灯系3色メダカ

灯(あかり)とは「黄幹之(きみゆき)メダカとも呼ばれる品種で、幹之メダカの光を持ち、体色の黄色い色素が強く表れている品種です。黄幹之に黒が入った3色メダカも存在し、鱗の系統は非透明系です。灯系の3色のものは、そのまま「灯」の名前で販売されていることが多いようです。

新系統 / 三色ラメみゆき(幹之)めだか 虹色ラメ 未選別 稚魚 SS~Sサイズ 5匹セット [生体]

三色ラメみゆき(幹之)めだか

3色ラメ幹之メダカは岡山で作られた品種です。ベースとなる3色メダカに幹之メダカを掛け合わせることで作られたメダカで、鮮やかなカラーに光がプラスされる美しい種類です。色の入り方などはもちろん光の強さも1匹ずつ異なります。

3色錦スワローメダカ


(メダカ) 三色ヒレ長スワローめだか 未選別 稚魚(SS〜Sサイズ) 5匹セット 三色 錦 ひれ長 スワロー メダカ 淡水魚

長い尾ひれが特徴のスワローメダカと、錦メダカから作られた品種です。スワローメダカの長い尾ひれの特徴を受け継ぎつつ、オレンジ・白・黒の3色が入っています。

3色メダカの入手方法

3色メダカはホームセンターのペットコーナーやアクアショップではあまり販売されていないようです。アクアショップでもメダカ専門に取り扱っているお店だと、販売してることがあります。

近くにメダカ専門店がない場合でも、今はオンライン通販を行っている所が多いため、遠方のショップから通販することもできます。また愛好家が自宅で繁殖させた3色メダカをヤフオクなどのオークションサイトなどで販売していることも多いです

ただし希少価値の高い3色メダカ品種は、通販やオークションでもなかなか目にすることができません。

通販やオークションで購入できる卵ってどうなの?

メダカの繁殖時期になるとメダカ専門の通販サイトや、オークションでメダカの卵を販売していることがあります。3色メダカの卵も販売されることが多いのですが、「実際どうなんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

結論からいうと、卵の購入はおすすめできません。これはなぜかというと、親同士が同じ系統の3色メダカでも、その血筋に入っている他の品種の特徴を持つ稚魚が生まれることが多いからです。

3色の固定率が高い品種でも、稚魚が同じように綺麗な色になるとは限りません。また卵の場合はメダカ飼育や孵化・稚魚の飼育が初めてだという人だと、失敗して死なせてしまう確率も高くなるというデメリットがあります。

3色メダカの色揚げ方法

メダカだけでなく、根大魚や海水魚を飼育している人は、より綺麗な色にするために「色揚げ」を行う人もいます。3色メダカでも色揚げを行う人がいますが、これにはちょっとしたコツがあります。

餌による色揚げ

メダカの体の色の元となる色素は、黒・黄・赤・白・虹の5つの存在が確認されているといわれています。

熱帯魚などではより体の色をきれいな発色にするための「色揚げ」で、市販の色揚げ効果が期待できる餌を使うことが多いです。メダカの場合餌で色揚げすることができるのは、「赤色」といわれています。

魚の赤い色は「アスタキサンチン系」の栄養素で、色揚げ用と記載されている餌に含まれていることが多いです。

保護色による色揚げ効果

保護色は外敵から身を守るために、周囲の色に合わせて体の色が変化することを言います。あまり知られていないようですが、実はメダカもこの保護色の機能を持っています。

暗い場所にメダカの水槽を置いていたり、暗く濃い色の容器で飼育していると、周囲に合わせて黒色の色素が反応し黒みが強くなります

反対に白い容器や明るい場所で飼育すると、黒色の色素が弱くなるため全体的に明るい色合いになって黒が薄くなります幹之メダカのような虹色の色素はこの保護色の影響を受けにくいようです。 

  • 黒を薄くしたとき:明るい場所・白系の容器で飼育
  • 黒を強くしたいとき:暗い場所・黒系の容器で飼育

このように飼育環境に注意することで、色揚げに近い効果を得ることができます。

色が綺麗に出るタイミングは個体差がある

メダカ繁殖も容易で、気が付いたらペアができて産卵していたということもよくあります。しかし孵化してすぐに親と同じ姿というわけではなく、成長していくに従い親の特徴や体色が現れます。

3色メダカの色の出方は1匹ずつ異なりますが、色みが増してくる時期も異なるんです。そのため早い時期からしっかりと色がでるものもいれば、成長しきってようやく色みがついてくるような場合もあります。

3色メダカの繁殖のコツ

メダカの繁殖は容易なので、3色メダカの繁殖を考える人も多いです。中には自分で3色メダカを作ろうと考える人もいます。しかし3色メダカの色柄を引き継がせ、よりよい発色の稚魚を誕生させるにはいくつかの注意点があります。

親の選別

よりよい血統を残すのであれば、当然親選びから行わなければなりません。昔から掛け合わせについては、オスとメスどちらの遺伝子が強く出るのかということは議論されていました。

色ならオス、体型ならメスというような話もあったのですが、最近は確実に遺伝するという組み合わせは無いような流れにもなっています。

そのためより可能性を高めたいのであれば、その品種の色柄や特徴が強く出ているものを選びましょう

稚魚の選別

品種改良によって生まれた3色メダカは、楊貴妃メダカや幹之メダカなどこれまでに組み込まれた他のメダカの遺伝子も持っています。そのため、3色メダカから楊貴妃メダカのような外見のものも生まれてきます

しかし外見が楊貴妃メダカや幹之メダカのような稚魚でも、遺伝子にはちゃんと3色メダカの特徴が組み込まれています。

綺麗な3色メダカを作りたいのであれば、体色や特徴が表れてきた段階で3色のものとそれ以外の稚魚とを選別しましょう 

3色メダカをゼロから自分で作るには?

「3色メダカは品種改良されたメダカだから、自分でも作れるはず!」、なんて思っている人もいるのではないでしょうか。

市販されている改良品種は、偶然誕生した同じ特徴を持つメダカを何代も掛け合わせて、長い時間をかけて遺伝子を固定させています

そのため偶然生まれることもあるかもしれませんが、3色メダカの作り方を知っていても素人がゼロから作出するのは、かなりの手間と時間がかかるため困難と言えるでしょう。

まとめ:3色メダカは飼育・繁殖は簡単だけど自分で作るのは難しい!

今回は3色メダカについて解説しました。飼育方法や繁殖方法は他のメダカとは変わりません。しかし3色メダカの特徴を受け継いだ、より美しい稚魚を残すのは選別作業などもありかなり大変な作業になります。

発色も飼育環境に左右される部分があったりと、こだわり始めると奥が深くどっぷりとハマってしまうという人も多いようです。自分の希望する3色メダカの稚魚を作り出すのは難しいですが、逆にどんな稚魚が生まれるか成長するまでわからないといったわくわく感もあります。

この機会に、奥の深い3色メダカの飼育にチャレンジしてみませんか?