60cm水槽で飼える肉食魚8選!特徴と飼育方法も合わせて解説します!のページ
60cm水槽で飼える肉食魚8選!特徴と飼育方法も合わせて解説します!のサムネイル画像

60cm水槽で飼える肉食魚8選!特徴と飼育方法も合わせて解説します!

コラムでは各社アフィリエイトプログラムを利用した商品広告を掲載しています。

格好良い肉食魚を飼育してみたいけど、大型水槽を置くスペースが無い…
そんなお悩みをお持ちの方におすすめなのが、60cm水槽でも飼育できる小型の肉食魚です。

最大体長が10~30cm程度の小型の肉食魚は、スペースを取らずに飼える上に、比較的飼育がしやすい品種が多いので、肉食魚の入門種としてもおすすめできます。
品種によっては大型魚の混泳相手に選ばれることも多く、小さくても迫力満点、一匹をじっくり飼いこむのにも最適です。

ここでは、60cm水槽で飼える肉食魚8選ということで、それぞれの魚の特徴や飼育方法を解説します。

プロアクアリストたちの意見をもとに60cm水槽で飼える肉食魚8選の特徴と飼育方法を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

肉食魚は大型の品種ばかりだと思われがちですが、実は60cm水槽でも飼育できる小型の品種も多く存在します。
大型水槽を家に設置するのが難しい方や、初めて肉食魚を飼育する初心者の方は、飼育がしやすい小型種からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、60cm水槽で飼える肉食魚8選の特徴と飼育方法を解説します。

60cm水槽で飼える肉食魚を動画で解説!

この記事の内容は動画でもご覧いただけます。
一味違うアクアリウムをつくることができる小型肉食魚8種類と飼育のポイント等を動画で解説しています。

東京アクアガーデンではYouTubeチャンネル『トロピカチャンネル』を公開しています。

アクアリウム運用のコツやメンテナンス方法、熱帯魚の飼育方法を動画で解説しています。

チャンネル登録をぜひお願いします!

60cmで飼える肉食魚8選!


肉食魚の飼育には大型水槽が必要というイメージがあり、二の足を踏んでしまうという方は多いです。しかし、~30cm程度の小型の肉食魚ならば自宅に設置しやすい60cm水槽で飼育できますし、比較的飼いやすい品種が多いので、初心者の方でもチャレンジしやすいのではないでしょうか。

ここでは、60cm水槽で飼育できる肉食魚ということで、

  • ポリプテルス・セネガルス
  • ドワーフスネークヘッド
  • リーフパーチ
  • ブラントノーズガー
  • ベロネソックス
  • オヤニラミ
  • ピメロディア・ピクタス
  • ブルーデンプシー

8種類の特徴と飼育方法を解説します。

中には気性が荒く単独飼育推奨の種類もいるので、注意点をよく確認してから飼育を検討してみてください。

ポリプテルス・セネガルス

(熱帯魚)ポリプテルス・セネガルス Sサイズ(1匹) 北海道航空便要保温

ポリプテルス・セネガルスはアフリカ地方の河川や湖に生息している、最大体長30cmほどの古代魚です。

寿命は10年以上と長く、上顎が突出しているタイプの中でも小型かつ容易に飼育が可能なので、肉食魚や中型~大型魚飼育の入門種としてもおすすめされています。

品種改良も盛んにおこなわれており、ノーマル種の他に、アルビノや黄色みの強いゴールデン、白銀のプラチナなどが流通しています。
餌は赤虫や小型魚などの生餌を好みますが、肉食魚用の人工餌にも餌付きやすいです。

飛び出し事故が起こりやすいので、水槽には必ず蓋をしましょう。
アロワナなどの遊泳域が被らない魚種との混泳は可能ですが、同種間や小型魚はかじってしまうことが多く、サイズの差が大きいと共食いすることもある点は注意が必要です。

ドワーフスネークヘッド


スリランカやインド、インドネシア地方が原産のドワーフスネークヘッドは、体長20cm程度のスネークヘッドの小型種です。

寿命は約7~10年程度で、単独飼育であれば45cm水槽でも飼育することができます。こちらも飛び出し事故が多い品種で、ちょっとした隙間からも抜けてしまうことがあるので、飼育する際は隙間なくしっかり蓋をするようにしましょう。

気性が荒いのであまり混泳には向きませんが、人工餌にも餌付きやすく、遊泳力もあまり高くないので飼育は容易な部類です。

ちなみに、スネークヘッドの仲間にはレインボースネークヘッドなど、他にも60cm水槽で飼育できる品種がいるので、お好みの品種を選んでみるのもおすすめです。

リーフパーチ

別名”ナンダスナンダス”とも呼ばれる、体長10cm程度の小型の肉食魚です。

肉食魚でありながら性格は非常に温厚で、同程度以上のサイズとならば混泳も可能、他の魚にちょっかいを掛けるようなこともほぼありません。反対に気性の荒い魚種にはいじめられてしまうので注意しましょう。

餌は基本的に小型魚やエビなどの甲殻類になりますが、人工餌も比較的食べてくれます

ちなみに、本種とよく似たチョコレート・ナンダスという品種も流通していますが、こちらはリーフパーチよりも体色が濃くて口がやや小さめです。

ブラントノーズガー

(熱帯魚)ブラントノーズガー (約4-5cm)<1匹>[生体]

ブラントノーズガーは、南米原産の肉食魚です。

ガーといえば少し前に飼育規制がかかったことで話題になりましたが、ブラントノーズガーはカラシンの仲間なので、現在も規制されることなく飼育が可能となっています。
体長は30cm程度で、ガーによく似たほっそりとした体形に尖った口先を持っており、ガーに変わる飼育が可能な肉食魚として注目を集めている品種です。

餌は小型魚やエビなどの甲殻類を好みますが、人工餌にも慣れやすく、一度餌付いてしまえば人工餌だけでも飼育できます。

性格は温和で混泳もしやすいですが、やや臆病な面があるため、購入直後は静かで落ち着ける環境をしっかりと作ってあげるのが良いでしょう。
中層~高層を泳ぐ魚なので、遊泳域の被らない魚や、ブラントノーズガーの口に入らないサイズの穏やかな魚との混泳水槽もおすすめです。

ベロネソックス

ベロネソックスはフロリダやメキシコ地方の淡水~汽水域に生息している、最大体長20cm程度の肉食魚です。
肉食魚には珍しい卵胎生メダカの仲間で、口先が突き出した独特の外見をしています。

餌は小型魚やエビ類などの生餌を好む傾向が強く、人工餌にはなかなか餌付かないことも多いです。肉食魚用の人工餌に慣れてくれるのが一番ですが、難しい場合は冷凍赤虫をメインにすると飼育がしやすくなるでしょう。

気性が荒いため混泳にはあまり向きませんが、同種のオスメスをペアで飼育すれば水槽でも繁殖が楽しめます
ただ、ペアでもケンカしやすいので、水草などを配置して十分に隠れ場所を作った環境を用意してあげてください。

産卵を確認したら、卵を親魚から隔離して育てましょう

オヤニラミ

【生体】オヤニラミ 1匹 Lサイズ 約7cm~10cm 淡水魚 肉食 emuwai

日本の淡水魚にも肉食性のものがいます。オヤニラミは体長は10~15cm程度の、西日本や朝鮮半島に分布するケツギョの仲間です。

生息域に行けば捕獲して持ち帰ることもできますが、香川県や徳島県など一部の地域では捕獲が禁止されていたり、飼育に許可が必要な場合があるので、飼育する前によく条例を確認してください。

餌は冷凍赤虫や小型魚、エビ類などの生餌がメインです。人工餌にも餌付きますが、なかなか食べないときは生餌を一緒に与えながら焦らず、少しずつ慣らしていくと良いでしょう。

闘争本能が強い魚なので混泳にはあまり向きませんが、口に入らず遊泳層の被らないドジョウや日本淡水魚とならば、環境次第で混泳できる可能性があります。

岩の間にできたくぼみや、筒状のものの中に隠れる習性があるので、水草などのほかに土管などの隠れ場所があると落ち着きやすいです。

ピメロディア・ピクタス


ピメロディア・ピクタスはブラジルやベネズエラに生息している、成長すると10cmほどのナマズの仲間です。
ヒレまでしっかりと模様が入るスレンダーな体と、長いひげがある顔立ちが美しく、アクアリウムでも古くから人気があります

水槽の低層域を良く動き回るので存在感は抜群、肉食性ですが人工飼料にも慣れやすいのでとても飼育がしやすいです。
性格は温和なので遊泳域の被らない上層を泳ぐ魚とは相性が良いですが、口に入る魚やエビ類などは食べてしまうことがあるので、混泳魚の大きさには注意しましょう。

また、購入直後は白点病にかかりやすいので、落ち着くまでは本水槽に入れずに隔離して様子を見ることをおすすめします。

ブルーデンプシー

【熱帯魚】ブルーデンプシー 1-2cm 1匹 (東京倉庫出荷)

ブルーデンプシーは、コスタリカやメキシコに生息するジャックデンプシーという熱帯魚の改良品種です。
原種も青のスポット模様が美しい魚ですが、そこから更にブルーの色味を強めたのがブルーデンプシーで、体長は20cm程度の中型シクリッドに分類されます。

餌は小型魚やエビ類の生餌を好みますが、なんでもよく食べてくれる性質で人工餌への餌付けにもあまり困ることはありません

気性が荒いので他種との混泳は不向きですが、同種のペアで飼育すると水槽内でも繁殖を楽しめる魚です。

まとめ:60cm水槽で飼える肉食魚8選!特徴と飼育方法も合わせて解説します!


今回は60cm水槽で飼育が可能な肉食魚を8種類ご紹介しました。

大型水槽で飼育するイメージが強い肉食魚ですが、体長30cm程度の小型の品種ならば60cm水槽でも飼育することができます
小型種は比較的飼育が容易で、人工餌にも餌付きやすい品種が多いので、肉食魚の入門種としてもおすすめです。

ただし、小さくても肉食魚、食性や気性の荒さから混泳は難しいことが多いので、飼育数には気を付けましょう。

60cm水槽ならば自宅に設置しやすいので、品種を選んでぜひ肉食魚の飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか。

コメントする

コメント時の注意事前にご確認ください
  • 商品・製品に関するご質問はメーカーや販売店にお問い合わせください。
  • アクアリウムの管理、熱帯魚に関するお電話でのご質問は承っておりません。
  • 魚の病気・トラブルに関するご質問は、飼育環境ごとに対策が異なるため、正確にお答えすることはできません。
  • 1つのご相談内容につき、1回のご返信とさせていただきます。
  • コメントへの回答はお時間をいただく場合がございますので予めご了承ください。
  • 返信はコメントをご投稿いただいたページ上でさせていただきます。

執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

facebook Twitter instagram youtube tropica

お問い合わせ

サービスのお問い合わせ・見積依頼

水槽や機材、熱帯魚のレンタル・設置・メンテナンスがセットになった水槽レンタル・リースサービス お手持ちの水槽をプロのアクアリストがメンテナンスしてくれる水槽メンテナンスサービス 水槽リニューアルサービス水槽引っ越しサービスなど様々なサービスがございます。
お見積りは無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。