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マンションで水槽を始めるには!設置ポイントとおすすめのサイズを解説!

マンションなどの集合住宅に入居している方の中に、アクアリウムを始めたくても床の強度などに不安を覚え、水槽の設置に二の足を踏んでいる方はいませんか。

特に、賃貸物件の場合はトラブルが生じると余計な修繕費が発生したり、階下の住人に迷惑をかけてしまう恐れがあるので、慎重になるのは当然と言えるでしょう。

しかし、集合住宅においてもポイントを抑えて水槽を設置すれば、安心・安全にアクアリウムを楽しむことが可能です。

ここでは、マンションなどの集合住宅で、水槽を設置する際のポイントやおすすめの水槽サイズ、水槽設置時の注意点などをご紹介します。

マンションで水槽を安全に設置するためのポイント

床の耐荷重を知る

マンションやアパートといった集合住宅で水槽を安全に設置したい時は、第一に床面の耐荷重を調べましょう。一般的な集合住宅の場合、床の耐荷重は1平方メートルあたり180kgです。

ただし、この数値は床面の平均値で、梁が通っている所とそうでない場所では、強度に差が出ることに留意してください。

また、水槽はそれ単体で運用する物ではなく、通常は水槽台やフィルターなどの周辺機材と共に運用するので意外と重くなります。水槽が大きくなるほど入る水量が多くなり、対応する周辺機材も大型化して重くなるので、導入する水槽のサイズには注意が必要です。

水槽を軽くする工夫を行う

次に、水槽を軽くしたり床にかかる荷重を分散させる工夫を行いましょう。

水槽を軽くする方法としては単純で、水量を八分目くらいの水位に抑えるだけでも効果があります。それと同時に、レイアウト用品に石などの重いものを導入することも避けた方が良いです。どうしても石をレイアウトしたい場合は、天然鉱石よりも軽い擬岩を用いると良いでしょう。

荷重を分散させるにはコンクリートパネル(コンパネ)を敷き、その上に水槽を設置する方法が簡単です。

コンパネとは、コンクリートが固まるまで固定しておくために用いられる合板のことで、安価で耐水性に優れることから土木工事などの現場でよく用いられている下地材です。コンパネは大きければ大きいほど荷重の分散に効果があります。

設置場所を考慮する

集合住宅で重い物を設置する時は梁の上に加え、窓際などの外壁に面した場所がおすすめです。構造的に強度が高くなりやすい場所なので安心感が違います。しかし、窓際に水槽を置く際には日光に注意してください。

レースカーテン越しにでも日光が水槽に当たってしまうと、コケの増殖が促進されて水槽環境の維持管理に支障をきたしてしまいます。そのため、遮光カーテンを用いるなどして、なるべく水槽に日光が当たらないように管理しましょう。

マンションで運用するおすすめの水槽サイズ

寿工芸 寿工芸 クリスタル水槽 KC-600S(60×30×36cm)

寿工芸 寿工芸 クリスタル水槽 KC-600S(60×30×36cm)

マンションなどの集合住宅で水槽を運用する場合、水槽台などの周辺機材の重量を入れると、水槽のサイズは60cmまでが基本です。60cmの規格水槽に入る水の量は約65Lなので、この水量であれば水槽台などを加えても100kg以内に収まることがほとんどです。

しかし、同サイズでもオーバーフロー水槽にすると、ろ過槽の増設に伴い水量も増え、重量が大きくなるので注意してください。飼育環境の維持のために、なるべく多くの水量を確保したいのであれば、90cmのスリム水槽を導入することも一考の価値があります。

例えば、幅×奥行き×高さ(cm):90×30×36cmの一般的な90cmスリム水槽に入る水量は約90Lなので、上記のように水位を抑えて運用すれば、水槽台などを加えても床の耐荷重を上回らない場合が多いです。

ちなみに、90cmの規格水槽のサイズは幅×奥行き×高さ(cm):90×45×45cmで、このレベルになると約180Lの水が入ります。ここまで大きくなると一般的な集合住宅で運用するには、補強をしないと床材が割れたり床が抜けてしまう恐れがあるので注意してください。

マンションに水槽を設置する際の注意点

床のシミ・カビ

水槽を運用するうえで水換えなどの水槽作業は必須です。その際に、水をフローリング床などにこぼすと、床に染み込んだり隙間から入り込んだりして内部がカビてしまうことがあります。

さらに、水分が入り込むことでシミになることもあるので、水槽作業を行う際は水をこぼさないよう細心の注意を払ってください。

とは言っても、水をこぼすことを完全に防ぐのは難しいので、水槽作業の際はビニールシートなどを敷いて床に水分が入り込まないようにしたり、すぐに拭き取れるよう雑巾などを常備しておくと良いでしょう。

水槽からの湿気

水槽を運用していると水が常に蒸発するので結構な湿気が生じ、その湿気の影響で壁面や窓にカビが発生してしまうことがあります。水槽のそばでは生体への悪影響を考慮して洗剤は使用できないので、小まめに壁や窓に付着した水分を拭き取ることが重要です。

また、換気を小まめに行って湿気がこもらないようにしたり、除湿器や扇風機の使用も効果的です。さらに、水槽にしっかりとしたフタを付けるだけでも、防カビに一定の効果が得られます。

しかし、水槽が壁面に密着していると水分を拭き取れなくなり湿気もこもってしまうので、水槽は必ず壁からある程度離して設置しましょう

万一の時のために保険も検討

水槽には大量の水が入ります。万一、漏水して階下の住民の家財道具などに被害を出した場合、損害賠償責任が発生してしまいます。また、水槽は通常ではフィルターなどの電気設備と共に運用するので、漏電がきっかけで火災に発展する危険もあります。

それらの事態に直面した時に困らないように、自賠責保険や火災保険への加入も検討しておくと良いでしょう。特に、複数の水槽や水が大量に入る大型水槽で、本格的にアクアリウムに取り組みたい方は、保険に加入しておくことを推奨します。

まとめ・マンションに水槽を設置するポイントとおすすめの水槽サイズについて

マンションなどの集合住宅に水槽を設置したい場合、まずは床の耐荷重を把握して、なるべく梁が通っている所や外壁に面した場所に設置しましょう。その際、コンパネを敷いて荷重を分散させるとさらに安心です。

設置する水槽のサイズ(水量)も重要で、オーバーフロー水槽を除き60cmまでにすれば、床の耐荷重を上回ることはまずないことでしょう。ポイントさえ抑えれば、マンションなどでも安全に水槽を設置・運用できるので、ぜひアクアリウムがある生活をお楽しみください。

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