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ガラス?水草?コケが付着した場所ごとの掃除方法を教えます!

冬場の水替えは正直めんどうな作業です。水が冷たかったり、水槽の水温と水替えようの水の温度を揃えないといけなかったり、水槽掃除をついついさぼりがちになってしまいます。

でも、水槽の掃除をサボっていると――気が付けば「水草は伸び放題&水槽がコケだらけ!?」なんていう悲惨な状態になってしまいます。

そこで今回は、「汚れてしまった水槽のコケ掃除」をテーマに考えていきましょう!

実は、苔がついた場所ごとに掃除の仕方が違います!

ガラス面に付着したコケ

ガラス面に付着したコケは、べっとりとした質感で視界を遮るので水槽の観賞価値を大きく低下させます。除去方法は比較的簡単で、プラスチックのへら(スクレーパー)や三角定規を使ってこそぎ落とします。なお、金属製のへらを使うと水槽に傷がつきやすいので、注意して下さい。

ガラス面にコケを付着させない予防法としては、コケを食べる生き物を入れるという方法がかなり有効です。その中でも、特に私がお勧めしたいのは次の4種類。

○オトシンクルス
小型のナマズの仲間。大きくなっても体長4センチ程であり、水草を食害するようなことも無いため、水草水槽でよく使用される。コケ処理能力はそこそこ高いので、60センチ水槽に2~3匹入れておくと安心。

○ミニブッシープレコ
小型のナマズの仲間。「ミニ」が付かないブッシープレコは体長15センチ程になるが、ミニブッシープレコは体長6センチ程で成長が止まる。あまり水草を食害することは無いが、あくまでも「あまり」であり、水草の種類によっては一晩で食べられてしまう危険性もある。正直、丈夫な水草のみを使った水槽向け。しかし、その分コケ処理能力は高く、60センチ水槽に1匹いればガラス面のコケを心配しなくても良くなる。

〇イシマキガイ
小型の巻貝の仲間。巻貝であるため、エンゼルフィッシュやベタ、グラミィの仲間が入っている水槽では「良い活餌」になってしまうので注意が必要。体長は2センチ程であるが、コケ処理能力は高く、60センチ水槽に2~3匹入れておくと安心。元々は汽水域の貝のため、水槽内で殖えることはない。

○レッドラムズホーン
小型の巻貝の仲間。「レッド」以外にも「ブルー」や「ピンク」などのカラーバリエーションがある。こちらも巻貝であるため、エンゼルフィッシュやベタ、グラミィの仲間が入っている水槽では「良い活餌」になってしまうので注意が必要。大きくなっても1~2センチ未満なのでコケ処理能力は低い。ただし、小型のボトルテラリウムのコケ対策には力を発揮してくれる。水槽内では卵を産んで殖えるので、殖えて欲しくない時には水槽に入れない方が良い。

――以上、ご自身の水槽の用途に合わせて、タンクメイトとして入れてみて下さい。ガラス面の掃除の手間が確実に省けますので。

流木や石などに付着したコケ

流木や石などに付着したコケは、いかにも手入れがされていない雰囲気を醸し出して良くありません。ブラシなどでこすって落ちるタイプのコケならば簡単に処理できるのですが、そうではないタイプのコケ(ヒゲコケなど)では、除去に手間取ってしまいます。

そんな面倒なコケの処理方法は大きく分けて2通りあります。

1つ目は「水槽から流木や石を取り出して、熱湯をかけるor漂白剤に5分つける」という方法です。これは、水槽から流木や石を取り出せる場合にはかなり有効で、熱湯をかけたり漂白剤につけたりしたコケは枯れてくれるので、1回でコケを除去&根絶することができます。(なお、漂白剤の影響が気になる方もいるかと思いますが、漂白剤の成分である塩素はカルキ抜きを多めに入れることで中和できます)

2つ目は「水槽の中に入れたまま、薬品を使ってコケを処理する」という方法です。これは少々面倒な作業になりますが、レイアウトの骨格に流木や石を使っていて簡単に崩せない時に有効です。作業内容としては「水槽の水をできるだけ抜く→水から露出したコケに直接薬品を塗る→既定の時間放置→水を張る」という方法になります。1回の処置で完全にコケを除去&根絶するのは難しいので、毎週水替えをする時に処置していくことになります。

どちらの方法でも、処理して枯れたコケは、コケを食べる生き物が好んで食べてくれます。前述した生き物の他にも、次のような生き物が有効です。

○ヤマトヌマエビ
体長4センチ程の淡水エビ。コケ処理能力は高く、ガラス面以外の水槽内のコケを摘まむようにして食べてくれる。60センチ水槽に3匹程入れておくと安心。

○サイアーミーズ・フライングフォックス
体長12センチ程のコイの仲間。若い個体はコケを食べてくれるが、大きく成長するとほとんどコケを食べなくなるため注意が必要。60センチ水槽に1~2匹程がおすすめ。

フィルターパイプなどに付着したコケ

基本的には、ブラシなどでこすり落としますが、それでも落ちないコケには「水槽から取り出して、漂白剤につける」ことで対処します。熱湯をかけるとプラスチックが変形したり、ガラスが割れたりすることがありますので、絶対になさらないで下さい。

水草に付着したコケ

水槽全体にコケがはびこっていて、使えそうな水草の選別が面倒な場合は「全部処分する方法」が一番簡単です。あるいは「コケが生えている部分だけを選んで切り落とす方法」も手間がかかりますが有効です。

しかし、水草がもったいないなと感じるのが人間という生き物。そこで有効になってくるのが「(有茎種であれば)2~3週間植えっぱなしにして、新しく生えた部分だけを刈り取る方法」です。時間はかかりますが、選別する手間がほとんどかからずに綺麗な水草に更新することが可能です。

もう少しお金をかけても良い場合や、ロゼット型などの新芽の成長に時間がかかる水草の場合には、薬品を使ったり、コケを食べる生き物を投入したりすることで対処することもできます。

底砂に付着したコケ

結構見落としがちですが、底砂にもコケが蔓延ることがあります。底砂クリーナーをかけて底砂ごとコケを水槽外に排出するか、コケを食べる生き物を投入して食べてもらいましょう。

まとめ/水槽のコケ掃除をすることで水槽は蘇る!

ここまで水槽の場所別にコケ対策を紹介してきました。基本的にコケは予防するのが一番ですが……それでも「どこからか、生えてくる」のがコケの悩ましいところです。

綺麗な水槽を維持する(もしくは復活させる)ために、今度の休日は水槽の水替えとコケ退治をしてみませんか?

(↓こちらの記事も見てみて下さい。)

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