熱帯魚水槽には蛍光灯かLEDか!?アクアリウム照明の選び方

照明の効果で室内のイメージは、がらっと変わりますよね!

アクアリウムも、インテリアと同様に照明ひとつで印象を決定づけることができます。

更にアクアリウムでは、見た目のイメージのみならず

光によって水槽内の生体に生活リズムをもたらし

光合成によって水草を成長させ、より理想的なアクアリウムを作り上げたりと、

照明は重要な要素なのです!

今回は蛍光灯とLED、アクアリウムの照明に適しているのはどっち?!という疑問を大枠に、

様々な水槽との相性で比較考察してみましょう!

 

蛍光灯とLEDの違い、メリットとデメリット

蛍光灯とは

蛍光灯の原理は、放電で生まれる電子とガラス管内部の水銀原子の衝突で生まれる紫外線に反応して、管に塗布された蛍光物質が発光するというものです。

アクアリウム照明としての蛍光灯のメリットとデメリット

【メリット】

  • 比較的安価
  • 出力する光の波長が3原色なため、水草の光合成に適している

植物の光合成は光の3原色の中で青い光の領域(波長では400-500 nm)と赤い光の領域(波長では600-700 nm)の光を吸収して行われます。蛍光灯はその波長領域をカバーすることができるため、光合成に向いていると言われているのです。

また、3原色の波長が含まれる光はバランスが良く、観賞用にも向ています!

 

 

【デメリット】

  • (LEDに比べて)寿命が短い
  • 単体での調光が難しく、周囲の温度によって光量が左右されやすい

アクアリウムの光を一定に保つためには定期的な電気の交換や、設備周辺の温度管理も行う必要があります。調光をする場合には蛍光灯そのものの数の減増で行います。

 

 

LEDとは

LEDとは発光ダイオード( light emitting diode)の略称で、

電圧を加えたときに光を生む半導体素子のことです。

電子と原子の衝突を起こして光源を生む蛍光灯とは原理が全く異なるため、

発する光の要素も全く異なります。

アクアリウム照明としてのLEDのメリットとデメリット

【メリット】

  • 寿命が長い
  • 蛍光灯に比べて消費電力を抑えることが出来る
  • ライト自体が小型なため設計自由度が高く、スタイリッシュなデザインのものが多い

LEDの寿命は長く、およそ10年ほどと言われています。

それはほとんど電気の交換の必要がないことを意味します。

また、消費電力を抑え、電気料金を抑えることが出来るので、

長い目でみるとお得ということになります!

また、今後白熱球や蛍光灯の生産はますます軽減されていくとの見通しもあります。

LEDならば、交換したくても物がない!という不安に苛まれずに安心していられます。

 

【デメリット】

  • 比較的高価
  • 水草の光合成に必要な赤の波長を含んでいない

LEDは蛍光灯に比べると高価なのがデメリットといえます。

しかし、対応年数が長く、省エネでもあるので長い目でみると

蛍光灯よりもお得と考えられます!

また残念な点として一般的なLEDには光合成に必要な波長が含まれておりません。

しかし開発が進み、現在では水草やサンゴの育成用に

光の波長を調整されたLEDも発売されています。

引用元:アクロ TRIANGLE LED BRIGHT 600 4200lm Aqullo Series 60cm水槽用照明 ライト 熱帯魚 水草

 

少々値が張るのが難点ですが、光合成を用いた生体の育成という目的が定まっているのならば、より良い手段だと考えられます。

アクアリウム照明、蛍光灯とLEDどっちがいい?

生体やアクアリウムの種類にもちろんよりますが、

予算に余裕があるのであれば、

用途に合ったLEDを購入するのが良いかなと思います。

光が強いほど、水中の透明感を演出することが出来るのも理由の一つです。

しかしながら、試しに水草水槽を始めてみようかな、

というときなどは価格帯も比較的お手頃な蛍光灯を用いるのも手です。

 

↑光合成するイソギンチャク

 

優先したいポイントを明確にし、失敗しない照明選びで

もっともっとアクアリウムライフを楽しんでいきましょう!

 

★アクアリウムの照明について、もっと知りたい方は下記の記事をご参照ください★

 

 

 

 

※返信にお時間をいただいております。
弊社公式サイトのお悩み相談フォームですと早めに返信できますので、よろしければそちらもご利用ください。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です