【プロが使う】おすすめ人気のメタハラ(メタルハライドランプ)ベスト5

蛍光灯やLEDライトなど、最近は水槽用の照明もずいぶん選択肢が増えてきました。
しかし、水草やサンゴを育てている方の間では今も、メタルハライドランプ(以下メタハラ)の人気が健在です。
水草やサンゴの育成を促す強い光は、やはり、メタハラが最強という声が根強くあります。
今回はそんな根強い人気を誇るメタハラの人気ベスト5をご紹介します。
すでに使用している方も、これからメタハラを使ってみようという方も、ぜひ検討の参考にしてみてください。

メタルハライドランプ(メタハラ)とは?

メタルハライドランプとは、水銀とハロゲン化金属(メタルハライド)を利用して発光する照明器具です。
野球場などで夜間の屋外照明に使用されている照明、といえばピンとくる方も多いのではないでしょうか。
メタハラの特徴は何といってもその光量にあります。
夜の野球場を照らすあの強烈な光は、太陽の光にもっとも近いといわれるほどの明るさを持っており、水草やサンゴなど、植物の成長を促すのに効果を発揮します。
植物の成長には本来、太陽の光が不可欠です。
水槽内では照明で代用しているわけですが、メタハラの太陽に近い、強い光はその役目にぴったりというわけです。
またメタハラは、水槽の一番底にある水草にまで光を届けることができます。
これは蛍光灯やLED照明ではなかなかできないことです。ここがメタハラが根強く人気を集め続ける理由でもあります。
最近では水草用のLEDライトも普及していますが、サンゴを飼育するにはLEDでは光量が足りない場合もありますし、太陽光のような波長を得られない製品もあるため、確実に水草やサンゴを育てたいのであればメタハラがおすすめです。

サンゴと照明の関係については以下の記事もご覧ください。

おすすめ人気のメタルハライドランプ(メタハラ)ベスト5

それでは、さっそくメタハラのおすすめ製品ベスト5をご紹介します。

ADA グランドソーラーI、ADA ソーラーI、カミハタ ファンネル2は、照明球が散光タイプのため水草の育成におすすめです。
上記の3機種でサンゴの育成も可能ですが、ミドリイシ類などの強力な光を必要とするサンゴを飼育する場合は、スーパークール115などを増設する必要があります。

第1位:興和システム スーパークール115

交換球 スーパークール115球 サンホワイト集光/SWN 水槽用照明 ライト 熱帯魚 海水魚
スーパークール 115を製造販売していた株式会社興和システムサービスは、平成29年にアクアリウム事業から撤退しており、事業は現在、有限会社ラボックに引き継がれています。

水槽用LEDが開発される前は、サンゴ水槽に設置する照明として真っ先に名前が挙がるくらい有名だったのがこのスーパークール115です。
現在、有限会社ラボックより販売されているサンゴ専用LEDも、実はスーパークールの波長を意識して開発されているといわれるぐらい、サンゴ用の照明としては人気がありました。
もちろん、それだけ支持されるのには理由があります。
まず、交換用ランプの種類の豊富さです。
スーパークール115の交換用ランプには、散光タイプと集光タイプがあり、それぞれに色味が5種類用意されています。
水槽用照明は、飼育している生き物や水草、サンゴなどにあった波長のランプを選ばなければなりません。
交換用ランプにこれだけ種類があれば、大抵のものにあった光を選ぶことができます
さらに、この交換用ランプは全種フルスペクトル、つまり、どの色味を選んでもすべての色の波長を含んでいますので、大変使い勝手がよいです。
また、メタハラは設置方法が吊り下げ式のものが多いのですが、こちらの製品はクリップ式のため、設置するのに専用の器具などは必要ありません。
メインの照明としてはもちろん、サブの照明としても幅広く使用することができます。

第2位:エムズワン ライティングシステム MT-250

エムズワン ライティングシステム MT-250の特筆すべき点は、そのパワーです。
サンゴ(とくにミドリイシ類)の飼育には強い光、つまりW数の高い照明が必要といわれています。
150Wが主流のメタハラの中で、MT-250には250Wの機種があり、このパワーはメタハラの中でも際立つ存在です。
メインの照明としてこの機種を使用すれば、大抵のサンゴは飼育できるでしょう。
同じ250Wの製品として、ADAのグランドソーラー250が挙げられますが、比較してみると圧倒的にMT-250のほうが明るいので、こちらの機種をおすすめします。
また、交換用ランプにコーラルグロウという色があり、サンゴの育成にはこちらの色が人気です。

第3位: ADA グランドソーラーI

水草育成器具の有名メーカーADAが販売しているグランドソーラーI
この製品の特徴は何といってもメタハラと蛍光灯が一体になっているところです。
メタハラの強力な光は、点灯時と消灯時の光の変化が大きく、生き物がストレスを感じてしまうことがあります。
このグランドソーラーIでは、メタハラを点灯する前と、消灯後の30分間メタハラより長く蛍光灯を点灯することで、光の変化を減らし、生き物のストレスを軽減します。
こういった機種はほかにはなかなかありませんので、おすすめしたいポイントです。

第4位:ADA ソーラーI

3位でご紹介したグランドソーラーIと同じ、ADA社製のメタハラです。
こちらの製品は、150Wのメタハラのみの照明となっています。
アクアリストの間でメタハラが広まったきっかけの一つが、このソーラーIの発売です。
この機種のおすすめのポイントは、デザイン性の高さにあります。
ソーラーIが発売されるまでは、アクアリウムのメタハラといえば工事現場の照明のようなデザイン性の乏しいものばかりでした。
そんなメタハラを、自宅においても違和感のないデザインで販売したのがこのソーラーIです。
このデザイン性はさすがADAといったところでしょう。

第5位:カミハタ ファンネル2シリーズ

カミハタ ファンネル2 20000k 150W シルバーボディ

ADAのソーラーIと同様に、とてもデザイン性に優れているのがカミハタのファンネル2です。
この製品の良い点は、ADAのソーラーIと比べて本体・交換球ともにコストパフォーマンスが優れているところでしょう。
また、ソーラーIよりワイヤーでの高さ調節が簡単にできるため初心者にはこちらの機種がおすすめです。

メタルハライドランプ(メタハラ)を使用する上での注意点

室温や水温に注意

メタハラを使用していると本体が発熱して、室温や水温をあげる原因になります。
メタハラを使用するときは、エアコンや水槽用クーラーを併用するなどして室温や水温を管理するとよいでしょう。

水温管理については以下の記事も参考にしてください。

コケの発生に注意

メタハラの強い光は、水草だけでなく厄介なコケの成長も促してしまうことがあります。
気づいた時にはコケが大量発生していた、なんてことになりかねませんので、メタハラを使用するときにはいつも以上に水槽の状態を気にかけ、こまめなお掃除を心がけましょう。

コケの掃除方法については以下の記事もご覧ください。

まとめ・人気のメタハラ(メタルハライドランプ)ベスト5

メタハラについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
水草用LEDライトの普及により、高価なメタハラにはなかなか手を出し辛くなってきているかもしれません。
しかし、使用してみるとメタハラにしかない魅力がたくさんあります。
自然に近い光の雰囲気を演出するにはメタハラが最適ですし、水草やサンゴの育成にはやはりメタハラが一番効果的です。
本気で水草を育てたい方、自然なサンゴの美しさを自宅で再現したい方、ワンランク上のアクアリウムを目指して、ぜひメタハラを使用してみてください。

 

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