最近話題の「アクアテラリウム」に興味のある方、いらっしゃいませんか?
アクアテラリウムは水槽部分で熱帯魚を、上の陸地部分で観葉植物を楽しめる設備です。
今回は、アクアテラリウムに似合う外見をもった熱帯魚を紹介します。様々な種類の熱帯魚がいますので、ぜひお気に入りの種類を見つけてアクアテラリウムを楽しんでください!
アクアテラリウムの熱帯魚選びのポイント
アクアテラリウムに合う熱帯魚って、何をポイントに選べばよいのでしょうか。
ポイントは3つあり、
- 体色
- 大きさ
- 生態
となります。これらに気を付けて選べば後悔することはないでしょう。
ではどう気を付けるべきなのか、1点ずつ確認していきます。
ポイント1:体色
陸地の部分が茶色や緑色が多くなるのがアクアテラリウムなので、そういった色に映える、鮮やかな体色の熱帯魚を選ぶことで、熱帯魚の美しさが一層引き立ちます。
茶色や緑に映える色は「青色、赤色」です。これらの色は茶色と緑の補色といい、お互いを引き立て合い、メリハリを生じさせる関係なのです。
ポイント2:大きさ
アクアテラリウムは、一般の水槽よりも水深が浅くなっています。上の部分が陸上になっているからですね。
よって水の量も制限されますので、小型の魚が向いています。
また、水中に流木や水草、石を多く配置することが多いこと、体が小さい魚のほうが水を汚しづらいことからも、アクアテラリウムには小さな魚がピッタリなのです。
ポイント3:生態
流木や水草が多いこと、凝ったレイアウトを作ることも多い、という理由から
- 攻撃的な性格の魚
- 遊泳力の強い魚
- 穴を掘る性質のある魚
- 水草をかじる魚
は向いていません。
また、アクアテラリウムは一般の水槽にくらべて、水換えやリセットがしづらい構造です。ですから、水質を悪化させにくい魚、水質が変化してもあまり影響を受けない魚が向いています。
アクアテラリウムに似合う熱帯魚 5選
それでは実際に、アクアテラリウムに似合う魚を見て行きましょう!
- チョコレートグラミー
- カージナルテトラ
- ベタ
- アカヒレ
- チェリーバルブ の5種類がオススメです。
チョコレートグラミー
体長5~6cmほどに成長する、おとなしい魚です。
その名の通り、チョコレート色の体色に、スッと縦に入ったラインや、長く伸びる尾びれが印象的な魚です。
泳ぎもゆったりしていて、アクアテラリウムに似合う魚の1つと言えるでしょう。
チョコレートグラミーを一つの水槽で複数飼育すると、同種どうしでケンカをすることがあります。ですが、アクアテラリウムであれば、流木や水草などの隠れ場所が多くあるので、弱い個体はそこへ逃げ込むことができます。
カージナルテトラ
茶色や緑の多いアクアテラリウムに非常に良く映える体色の魚です。体長は4~5cmになります。
ネオンテトラとよく似た外観ですが、ネオンテトラにくらべて1cmほど大きくなること、赤いラインが長いのがカージナルテトラです。
気性も温和、小型、育てやすい、ということなしで、アクアテラリウムにぴったりですね。複数匹で飼育すると、群れを作って泳ぐことでも有名です。
ベタ
美しい色と長く広いヒレで有名な熱帯魚ですね。飼育が容易なことからも非常に親しまれています。
色彩が非常に豊かなので、お持ちのアクアテラリウムに似合う色の個体、好みの色の個体を手に入れることが可能です。たいていのペットショップ、アクアショップで取り扱っています。
ただしベタは闘魚とも呼ばれるほど、縄張り意識の強い魚です。ベタのオス同士を同じ水槽で混泳させることはできませんのでご注意ください。他の種類の熱帯魚に対してもケンカをふっかけることがありますので、油断は禁物です。
上手に飼育すれば繁殖も可能なので、チャレンジしてみるのも面白そうですね。
アカヒレ
最大でも3~4cmにしかならない、小型の魚です。
非常に温和で、他の魚との混泳も可能な種類です。とても丈夫なので、安心して飼育することができます。ほとんどのショップで取り扱いがあるため、手に入れやすいですよ。
環境が合えば、繁殖させることも可能です。
一般的な「アカヒレ」の仲間として、体色が黄色みを帯びる「ゴールデンアカヒレ」や、ヒレの長い「ロングフィンアカヒレ」なども販売されており、人気があります。
チェリーバルブ
体長4cmほどになる、鮮やかに赤い魚です。飼いこむほどに赤さが増し、美しくなっていくのも楽しみの一つですね。
貝類を食べてくれることでも有名なので、水槽内のお掃除に一役買ってくれます。少量ですが、コケを食べてくれることもあります。
丈夫で飼育しやすく、人気の種類の一つです。
まとめ:アクアテラリウムに似合う熱帯魚特集!陸地を引き立たせるおすすめ熱帯魚
アクアテラリウムにマッチする外見の熱帯魚をご紹介しました。
どれも小型で飼育しやすく、可愛らしい魚ばかりです。とは言え、体形や色にも違いがありますので、お好みでお選びいただけます。
お気に入りの熱帯魚で、アクアテラリウムをエンジョイしてください!
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