トロピカ編集部が気になっている商品をライトに紹介する『トロピカSpotlight』。
第四弾は、プロも愛用する魚用餌の、日清丸紅飼料の『おとひめ』をご紹介!

目次
『おとひめ』とは
『おとひめ』は、日清丸紅飼料が展開している魚用餌シリーズです。
もともとは養殖魚を健やかに育てるために開発された業者向けの人工飼料でしたが、現在ではメダカや金魚、熱帯魚、海水魚など様々な観賞魚の餌として、個人の飼育者にも広く親しまれています。
消化吸収の良いタンパク質を中心に魚の成長をサポートする栄養設計がされているのが大きな特徴で、嗜好性が高く魚の食いつきが良いと評判です。
淡水魚・海水魚のどちらにも与えることができる上に、水中で崩れにくい保形性を持つため、食べ残しによる水質悪化を抑えやすいところも嬉しいポイント。
沈下性なので水面付近の餌だけでなく、ゆっくり沈む餌を追って食べる魚種にもおすすめです。
1~2分で食べきれる量を、1日1回与えれば十分栄養を補給できます。
稚魚や成長期の個体に与える場合は、1分以内で食べきれる少量の餌を、1日2回以上など数回に分けて与える方法がおすすめです。
一般的な店舗ではあまり流通していないため、購入はネット通販が中心です。
東京アクアガーデンのオンラインショップでも、おとひめを取り扱っています。
魚由来の原料を中心に配合
おとひめは、オキアミミールや魚粉、イカミールなどの動物性原料を中心に、小麦粉、魚油、ビール酵母などを配合した人工飼料です。
さらに、各種ビタミンやミネラル類なども加えられており、魚の成長に必要な栄養をバランスよく摂取できるように作られています。

粒サイズの違い
おとひめには粒のサイズや形状違いの種類が豊富にラインナップされています。
魚に与える上で粒の種類や形状は非常に重要なポイントで、餌の粒が大きすぎると食べきれずに吐き出したり、食べ残しが増えたりと不都合が出ることも。
反対に、粒が小さすぎると魚が探しにくかったり、給餌量の管理が難しくなったりすることがあります。
そのため、おとひめを選ぶときは「魚が無理なく飲み込めるか」「食べ残しが出にくいか」「成長段階に合っているか」を基準にするのがおすすめです。
「種類が多すぎてどれを選べば良いかわからない…」とお悩みの方に向けて、ここからは一般的な観賞魚に使いやすい粒サイズや形状の違い、おすすめの生体について詳しく解説します!
B-2(約0.36~0.65mm)
『おとひめB-2』は、粒サイズが約0.36~0.65mmの細かい顆粒タイプで、メダカやグッピー、小型ハゼ、小型熱帯魚などの口が小さい魚や小型魚がついばみやすい形状です。
稚魚や幼魚の育成初期にも使いやすく、細かな餌を少量ずつ与えたいときに向いています。
| 粗たん白質 | 50.0%以上 |
|---|---|
| 粗脂肪 | 10.0%以上 |
| 粗繊維 | 3.0%以下 |
| 粗灰分 | 16.0%以下 |
| カルシウム | 2.3%以上 |
| りん | 1.50%以上 |
湿気を吸うと劣化して固まりやすくなるため、密閉容器に移し替えて冷暗所で保管しましょう。
梅雨時期や夏場は特に湿度が高くなるため、使用する分だけを小分けにして管理すると品質を保ちやすいです。
S-1(約1.0mm)
『おとひめS-1』は粒サイズが約1.0mm前後の顆粒タイプです。
B-2よりも少し大きめの粒は、稚魚から少し成長した小型魚や口が小さな観賞魚に使いやすいサイズ感で、B-2では細かすぎるけれど、後述するEPタイプではまだ大きいという魚の育成に重宝します。
メダカの成魚、小型カラシン、小型ラスボラ、グッピー、プラティなどの小型淡水魚や、カクレクマノミなどの小型海水魚と、幅広い魚種に与えられるのも魅力です。
小型魚の主食として使うほか、成長に合わせてサイズを切り替える過程の餌としてもおすすめできます。
| 粗たん白質 | 50.0%以上 |
|---|---|
| 粗脂肪 | 10.0%以上 |
| 粗繊維 | 3.0%以下 |
| 粗灰分 | 16.0%以下 |
| カルシウム | 2.3%以上 |
| りん | 1.50%以上 |
EP-1(約1.3~1.7mm)
『おとひめEP-1』は、粒サイズが約1.3~1.7mmのペレット状の餌です。
S-1よりも粒感があり、ある程度成長した魚の主食に最適。小型魚の成魚や若い金魚、成長途中のシクリッド、小型〜中型の海水魚などに向いています。
形がしっかりした粒が給餌量を把握しやすく、食べ残しの確認もしやすいです。
| 粗たん白質 | 48.0%以上 |
|---|---|
| 粗脂肪 | 13.0%以上 |
| 粗繊維 | 2.0%以下 |
| 粗灰分 | 17.0%以下 |
| カルシウム | 3.0%以上 |
| りん | 2.0%以上 |
小型の金魚におとひめEP-1を与えると、体つきがしっかりとした丸みのある健康的な姿に育てやすいです。
らんちゅうやオランダ獅子頭など、肉瘤の発達を楽しむ金魚の育成にも向いています。
ただし、高栄養であることから、成長を急がせすぎないように与える量には注意してください。
食いつきが良いからといって多めに与えると、肥満や消化不良、水質悪化につながるため、給餌量には気をつけましょう。
EP-2(約2.3mm)
『おとひめEP-2』は約2.3mmのペレットタイプの餌で、中型観賞魚や金魚、シクリッド、ヤッコ類など、ある程度口の大きな魚に向いています。
EP-1よりも粒が大きく食べ応えがあるので、若魚から成魚へ移行するタイミングで使いやすいです。
ただし、粒が大きい分、食べ残しが出ると水が汚れやすいため、最初は少量から与えて様子を見る、食べ残しはすぐに取り除くといったことを心がけましょう。
| 粗たん白質 | 48.0%以上 |
|---|---|
| 粗脂肪 | 13.0%以上 |
| 粗繊維 | 2.0%以下 |
| 粗灰分 | 17.0%以下 |
| カルシウム | 3.0%以上 |
| りん | 2.0%以上 |
EP-3(約3.1mm)
『おとひめEP-3』は、約3.1mmのペレットタイプで、金魚、錦鯉、大型肉食魚の稚魚、口の大きな海水魚などの主食に最適です。
粒が大きく視認できるので何粒食べたかを確認しやすく、与えすぎを防ぎやすいのがメリット。
成長した魚の給餌量をしっかり管理できます。
| 粗たん白質 | 48.0%以上 |
|---|---|
| 粗脂肪 | 13.0%以上 |
| 粗繊維 | 2.0%以下 |
| 粗灰分 | 17.0%以下 |
| カルシウム | 3.0%以上 |
| りん | 2.0%以上 |
EP-4(4.1mm)
『おとひめEP-4』は、今回ご紹介している中では最も粒が大きい、約4.1mmの大型魚向きペレットタイプの人工飼料です。
淡水では大型金魚、錦鯉、大型シクリッドやアロワナやポリプテルスなどの肉食魚の成長を促すのに最適。海水では大きめのヤッコやハギ、フグ類など、粒餌をしっかり食べられる魚におすすめです。
EP-4は一粒あたりのボリュームがあるため、少量でも栄養を摂取しやすいところも使いやすいでしょう。
| 粗たん白質 | 48.0%以上 |
|---|---|
| 粗脂肪 | 13.0%以上 |
| 粗繊維 | 2.0%以下 |
| 粗灰分 | 17.0%以下 |
| カルシウム | 3.0%以上 |
| りん | 2.0%以上 |
おとひめのレビュー

ここからは、通販サイトに寄せられた『おとひめ』のレビューをご紹介します!
食いつきが良く、水が汚れにくい
★★★★★
おとひめ B-2
以前は市販の餌を使っていましたが、おとひめに変えてから食いつきが良く、水も濁りにくくなりました。
親メダカには粒が細かいかと思いましたがよく食べてくれるので、このサイズをリピートしています。
食いつきの良さはもちろん、水が濁りにくさも餌選びの重要なポイント。きれいな水が維持できると日々のお世話もしやすくなりますね。
おとひめは粒サイズの種類があるため、魚の大きさや食べ方に合わせて選びやすいです。
稚魚用に買ったサイズのおとひめを親メダカも食べてくれるようであれば水槽全体で餌を統一できるので、餌やりの手間を軽減できます。
金魚が浮かなくなった
★★★★★
おとひめ S-2
オランダ獅子頭が浮いてしまって困っていましたが、おとひめに餌を切り替えてから食後に浮かなくなりました。
おとひめに切り替えたことで食後に浮いてしまう症状が落ち着いたというのは、安心できる変化ですね。
金魚は餌の種類や食べ方によって、食後に浮きやすくなることがありますが、餌との相性の問題ならばその子に合う餌を見つけられれば、症状が改善します。
ただし、金魚の浮き症状には体質や水温、消化不良なども関係するため、今後も食べる量や様子を見ながら、無理のない範囲で与えていきたいですね。
匂いがよい
★★★★★
おとひめ EP1
赤虫から人工飼料へ切り替えようとしてもなかなか食べてくれず、このままずっと赤虫しか食べないのではと心配していました。
しかし、こちらの商品は香りが良いのか、与えるとすぐに魚が寄ってきてくれました。
人工飼料に興味を示してくれてひとまず安心です。
赤虫に慣れている魚は、人工飼料になかなか興味を示してくれないことがあります。
おとひめは香りや食いつきの良さが魅力なので、人工飼料への切り替えを考えているときにも試しやすいです。
はじめは赤虫と併用しながら、少しずつ人工飼料に慣らしていくと餌付けが進みやすくなりますよ。
食いつきが良い分、太った
★★★★★
おとひめ EP2
食いつきが良いです。よく食べるため太りました。
食いつきの良さを実感できるレビューはとても参考になりますね。
魚が良く食べてくれる餌に出会うと、人工飼料への切り替えが一気に進みます。
ただし、前述したとおり、おとひめは高栄養・高カロリーな餌であるため、与えすぎると肥満の原因にもなることも。
1日1回、食べきれる量を基本に、魚の様子をみて調整していくのがポイントです。
水の臭いが抑えられる
★★★★☆
おとひめ EP3
だるま琉金とコメットに与えています。
最初は粒の大きさに少し戸惑っている様子でしたが、2日ほど経つとよく食べるようになりました。
口が大きい金魚にはこれくらいのサイズが食べやすいようで、しっかり食べ応えもありそうです。
水のにおいも、以前より抑えられているように感じます。
大型の金魚には、口のサイズに見合った大粒の餌を与えるとしっかり必要な栄養を摂取できます
切り替え当初は見慣れない餌に戸惑うこともありますが、少しずつ慣れて食べてくれるようになるケースが多いです。
おとひめは水を汚しにくい特徴もありますが、それでも食べ残しがあると水を汚してしまうため、食べきれる量に調整して与えていきたいですね。
餌くれアピールをする!
★★★★★
おとひめ EP4
餌を持って水槽の前に立つと、魚たちは毎日待ちきれない様子で泳ぎ回り、餌くれアピールをします。
価格も手頃なので、毎回たっぷり与えられるのが嬉しいです。
魚たちにも飼い主のお財布にも、ありがたい商品だと思います。
餌を持って水槽の前に立つだけで、魚たちが餌くれアピールをしてくれるのは、飼い主としても嬉しい瞬間ですね。
おとひめは食いつきや栄養の良さだけでなく、比較的安価でコスパ良く続けられるところも魅力です。
淡水魚・海水魚のどちらにも使え、与える魚種が限定されていないため、混泳水槽で大変重宝しています。
粒サイズが豊富な点も、活用しやすいポイントです。
魚の食いつきや餌選びでお悩みの方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

生き物大好き2児の母。フトアゴヒゲトカゲやレオパ等の爬虫類を飼育中。以前は熱帯魚の飼育もしていました。生き物愛に溢れた記事を書いていきたいです!















