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金魚が弱ったとき!死なせないためにできる対処5選!治療から養生まで!

金魚は比較的丈夫で飼育しやすい魚種ですが、飼育環境や給餌法が不適切だったりすると衰弱してしまいます。金魚が弱ったときに、死なせないための対処法としては、主に以下に示す5点が挙げられます。

  • 絶食させる
  • 水流を弱める
  • 塩水浴を行う
  • 隔離する
  • 水温を上げる

金魚を回復させるためには、消化不良を起こしやすいことや、強い水流を嫌うことなどを理解しておくことが重要です。

ここでは、金魚が衰弱してしまった時に、死なせないためにできる対処法を5点あげ、それぞれの方法について解説していきます。

金魚を死なせないためにできる対処5選

絶食させる

金魚の元気がなくなって弱ってしまった時は、まずは絶食をさせましょう。元気がない時に餌を抜くことに不安を覚える方もいるかもしれませんが、私たち人間と同様に、金魚も元気がない時は消化不良を起こしやすくなります。

弱っているときに消化不良を起こすと、ますます衰弱してしまいますし、消化をするにも体力を消耗するので、体力温存の意味もあります。

金魚は健康な状態であれば、2週間前後は餌なしでも生きられるため、直近まで元気だった金魚ならば絶食させても、それが原因で直ちに死亡することはありません。消化不良を起こすと、「運動性エロモナス症」などの病気になるリスクが上昇するので、まずはそれを防ぐことが先決です。

絶食は後述する養生法と並行して行い、期間の目安としては3~5日ほどです。この間に回復が認められない場合は、栄養価が高く消化に良いアカムシなどの生餌を少量与え、再び絶食させて様子を見てください。

水流を弱める

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金魚が弱ってしまった時は水流を弱くしてください。元気がなくなって体力が低下すると遊泳力が失われ、水流に抵抗することが難しくなります。

水流に流され続けると体力を消耗し、ますます弱ってしまうので、金魚が弱ってしまった時は、いつも以上に水流が緩やかになるように調整してください。

塩水浴する

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金魚を始めとする観賞魚が弱ってしまった時の、定番となる治療法が塩水浴です。淡水魚は浸透圧によって細胞内に水が流入しようとする力に晒され続けており、普段は浸透圧を調節することで流入してくる水から身を守っています。

しかし、何らかの理由で弱ってしまうと、その浸透圧調節も負担となるので、金魚の細胞に含有されている塩類の濃度と同程度の濃度(0.5%)の塩水に泳がせることで負担を軽くし、体力回復を促すことが塩水浴の目的です。

さらに、塩水浴を行うことで金魚にミネラルを供給できるため、回復後の健康増進効果も望めます。使用する塩についてですが、「カラムナリス菌」などの一部の病原体は、水の硬度が高い方が生存時間が長くなることが知られています。

そのため、病気の治療に使用する際には不純物の少ない食塩を、その他の要因で衰弱している場合は、ミネラルが含まれている天然塩などを使用すると良いでしょう。

隔離する

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衰弱して餌を他の個体に取られて上手く食べられていなかったり、水流に負けてしまっている様子が確認された個体は、別の容器に隔離してあげましょう。

衰弱した個体用に、エアレーションや水流を調整した環境を用意してあげれば、その個体は落ち着いて餌が取れ、体力の消耗を抑えることが可能です。また、メインの飼育容器内に病気が発生した場合も、隔離することは感染拡大を防ぐために効果的な手段です。

水温を上げる

温調機器を使わずに飼育していて、水温が低い時に不調の金魚が出た場合は、水温を上げることも効果的です。なぜなら、金魚は変温動物なので体温は周囲の水温に依存しており、水温が低いと代謝も低くなり、それに伴って自然治癒力も発揮されづらくなるからです。

水温は特に消化不良の治療時に重要な要素で、水温を上昇させて代謝を高くすることで改善するケースも多いです。消化不良時には水温を25℃程度まで上昇させると良いでしょう。

金魚の具体的な養生方法

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以上を踏まえて、ここからは具体的な金魚の養生方法をご紹介します。まず、複数の金魚あるいは他の生物と混泳させている時は、弱った個体を別の容器に隔離します。

隔離容器にはエアレーションを行いますが、それによって強い水流が発生しないよう、エアストーンは水槽上部の角に設置したうえで、エアポンプの出力は絞りましょう。

次に、水温を30℃程度に保温し、水換えを毎日行って清浄な環境を保ちます。金魚は奇麗な水(新しい水)が、良い影響を及ぼすことが多く、特にフンが出ない便秘の状態だった場合は、水換えの刺激で排便が促されることもあります。

ただし、水温とpHの急激な変化は金魚にとって負担となるため、毎日換える場合は全量の1/4~1/3程度に留め、必ずカルキ抜き後の水を使用してください。

ちなみに、水換えを毎日行うのでフィルターは必要ありません。特に、上記の処置に加えて塩水浴も行う場合は、塩水では水質の浄化に寄与する硝化菌が死滅するので、硝化菌が定着しているろ材を導入しても無駄になってしまう点には注意してください。

まとめ:金魚が弱ったとき!死なせないためにできる対処5選!治療から養生まで!

金魚が弱ってしまった時は、まずは当該個体を別の容器に隔離して養生させましょう。水温は30℃程度を保ち、水換えを毎日行うことで清浄な水質をキープすることが重要です。

また、金魚が衰弱している時は、消化不良を防ぐために絶食させると良いでしょう。消化不良時にはエロモナス菌などに感染するリスクが上昇するため、それを防ぐ意味合いがあります。

金魚は生命力が強い魚種なので、早期に発見し適切な対処を行えば回復する例も少なくありません。ただし、機材がないとその処置ができないため、予備の水槽やエアレーション一式などは常備しておくことをおすすめします。