アクアリウム初心者さんの場合、丈夫で飼育しやすいアナカリスやマツモなど単体で水槽に入れることが多いですよね。でも慣れてくると水槽レイアウトにこだわりを持ってきて、いろいろな水草を試したくなるもの。
いろいろな水草を一度に使用するということで、寄せ植えを考える方多いですよね。
寄せ植えする水草選びで迷うという方は多いですが、あらかじめ水草がセットになった寄せ植え商品が販売されているの、ご存知ですか?
今回はアクアリウム初心者さんや、水草の寄せ植えが初めてという方のために、水草の寄せ植えセット商品のご紹介と寄せ植えを長持ちさせるコツについてお話していきます。
寄せ植え水草の使い方
「寄せ植え」という言葉だけで難しいというイメージを持つ方は多いですが、いざ使用してみると、花束のような感覚のものが多いんですよ。
あらかじめセットになってる商品を使えば、アクアリウム初心者さんでも華やかな水槽レイアウトを簡単に作ることができるので、最近人気が高くなっているんです。
使い方はとても簡単で、購入したセット商品をそのまま水槽に入れるだけと、難しいことは何ひとつありません。
ただし寄せ植え水草商品を使う上で、ひとつだけ注意点があります。それは購入時にロックウールが付いているものは外すこと。ロックウールを付けたまま入れてしまうと、水草を傷めてしまう原因になりかねないので、これだけは注意してくださいね!
ポット入り水草の処理方法については、こちらの記事が参考になりますよ!
おすすめの寄せ植え水草
それでは、さっそくおすすめの寄せ植え水草商品を4つ、ご紹介していきます。どれも素敵な商品ばかりなので、水槽レイアウトで悩んでいる方は一度試してみてください!
プチ素焼き鉢 クリスマスカラーの寄せ植えミックス
アクアリウム初心者の場合、どうしても育てやすい水草から入るので、水槽は緑に偏りがち。でもこのセットなら赤い色の入った水草もあるので、華やかな雰囲気をプラスすることができます。
ただし水草はショップのお任せになるので、届くまでどんな組み合わせになるかはお楽しみ!
プチサイズ(5~10cm)なので、小型水槽にも置きやすいですよ。
プチ素焼き鉢 おまかせ寄せ植えミックス
こちらのセットは内径3cm × 高さ3cmのプチ素焼き鉢セット。高さ控えめで小型水槽にも設置しやすいです。
おまかせミックスなので水草の種類は選ぶことができませんが、こちらの商品は初心者向けとして売られているので、上級者向けの水草は届きません。どんな水草が届くのか、楽しみですね。
残留農薬処理済なので、エビ水槽にも購入してすぐ入れることができますよ!
初心者向けの水草についてはこちらの記事をご覧ください!
置くだけ簡単 ライフマルチ(茶) おまかせ有茎草5種
こちらの商品は水上葉状態の水草が5個セットになって入る商品です。水草をまとめるのに多機能なリング材のライフマルチを使用しているので、そのまま使用しても水草の根を傷める心配がありません。
ピンセットいらずで、ライフマルチがついたままソイルに植えこむだけでOKですが、ロックウールがついているので、植え込む前にロックウールは外しましょう。
水草の種類は発送時に状態の良いものを組み合わせるので、ショップにお任せとなります。届いた水草の組み合わせから、オリジナルな水槽レイアウトを作ったり、お手軽に寄せ植えを楽しみたい方におすすめです。
置くだけ簡単 寄せ植えミックス 穴あき溶岩石付き
溶岩石の石鉢に植えこまれた水草セットなので、大型水槽のワンポイントにもおすすめ。小型水槽ならこれひとつ、水槽の中央や端に置くだけでもサマになり、溶岩石に寄せ植えしているので安定感もバツグン!
こちらも品種はショップにお任せという商品です。赤系の水草の色なら、水槽内のワンポイントカラーになってくれますよ。
残留農薬処理済なので、エビのいる水槽でもすぐに使用可能です。
寄せ植え水草を長持ちさせるコツ
寄せ植え水草は手軽に華やかな水槽を作ることができますが、ちょっとした注意点があります。これからお話する2つの注意点を、しっかりと覚えて寄せ植えを行ってください。
水草をポットで育てるのは難しい
アヌビアスナナのように、流木や岩に活着させているタイプのものは、そのままでも大丈夫ですが、ポット入りの場合は最終的にはポットから出して寄せ植えを解体する必要があります。
これは一般のガーデニングでもそうなのですが、寄せ植えしている植物の弱いものから枯れてしまったり、病気になるという事がまず第一。
そして第二に、ポットで長期間長持ちさせることはできないという事があります。「なぜポットじゃダメなの?」と思うかもしれませんが、成長していくに従い、寄せ植えしている植物はどれも根が伸びていき、ポットの中一杯に広がって絡まり合ってしまうんです。
さらにポット内にある栄養分も、気が付いたらなくなって栄養不足になってしまうんですね。葉が重なり合って日陰になってしまうような場合は、光合成も難しくなってしまいます。トリミングをこまめに行えば、光合成問題は解決しやすいですが、根張りの問題は解体しないと解決することができません。
寄せ植えポットはお手軽に楽しむことができる反面、いつかは解体する必要があることを覚えておきましょう。
長持ちさせるなら植栽しよう
最終的に寄せ植えを解体するこにはなりますが、出来るだけ寄せ植えしている水草を長く育てたいのであれば、ある程度成長した段階でトリミングを兼ねて、一度カットしましょう。そして底床に植栽して、根を張らせ新しい株を増やすことをおすすめします。
こうすることでポットを解体しても、新しい水草があるので水槽レイアウトも変更しやすくなります。どうしてもポットで育てたいというのであれば、ダメになった葉や伸びすぎている葉などを一度トリミングしましょう。
そして今使っているポットよりも一回りか二回りくらい大きなポットと、ソイルを用意します。ガーデニングの鉢植えの植え替えの要領で、新しいポットにソイルを入れて、今ある寄せ植えを植えこんでいくと長期間持たせやすくなります。
まとめ:寄せ植え水草の使い方とコツ!まるで観葉植物!初心者でも簡単に使えます
今回は寄せ植え水草のおすすめ商品の紹介と、長持ちさせるコツについてお話しました。
手軽に利用できる反面、ポットの場合は根張りや異なる水草の成長度合いで、最終的には解体しなければなりません。ちょっとでも状態が悪くなってきたと思ったら、植栽をして水槽内のレイアウトを変えたり、ポットの植え替えを検討することをおすすめします。
水槽レイアウトが苦手だったり、水草の組み合わせがわからないという方でも、寄せ植えセット商品なら簡単に利用することができます。水槽レイアウトに悩んでいるのであれば、一度寄せ植え水草商品を試してみることをおすすめします!
華やかな水槽を作って、日々の疲れを癒せるような素敵な水槽を作ってくださいね。
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