熱帯魚や海水魚を飼育する水槽の中にアクセサリーを採り入れるアクアリストは多いです。さまざまな種類のものが販売されていますが、それぞれ次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
- 簡単に水槽が華やかになる
- 水質悪化のトラブルが起こりにくい
デメリット
- コケが付着しやすい
- 人工物特有のチープな印象になりがち
今回は水槽用アクセサリーにスポットを当てて、おすすめの商品を5選ご紹介しながら、アクセサリーを使用するメリット・デメリットをご紹介します。
おすすめの水槽アクセサリー5選
水槽用アクセサリーと一口にいっても、多くのメーカーからさまざまなアイテムが販売されているので、どんなものを採り入れればいいのか悩んでしまうアクアリストも少なくありません。
そこでここからはアクアガーデンのスタッフがおすすめする水槽アクセサリーを5選してご紹介していきます。
GEX 癒し水景 たっぷりバコパ
ジェックスから販売されているボリュームたっぷりな人口水草アクセサリーです。緑色が鮮やかなので水槽内でよく映えますし、熱帯魚などの隠れ家としてもピッタリ。値段も300円台と手を出しやすいのもおすすめポイントです。
GEX 癒し水景 パールブルー
こちらもジェックスが販売している人工水草ですが、バコパと比べると小さく小型水槽に合わせやすいサイズになっています。人工物ならではともいえる鮮やかな青色で、色がキレイな生体が多い海水魚水槽でも存在感が際立ちます。
テトラ フレキシブルプラント FP-3
高さ20㎝と後景にも使いやすいテトラの人工水草です。赤色の水草を自分で育てるのはなかなか難しいですが、これなら手軽に使えますし自由に曲げられるので水槽に合わせた高さに変えられるのもポイント。裏側には葉がついてないので表のみが見える形で使うようにしましょう。
ニッソー ルミナスプランツ L-1
テトラが販売している赤みがかったオレンジ色が鮮やかな人工水草です。こちらも高さがあるので水槽内にボリュームを出してくれますし、隠れ家としても使えます。ライトなしでも映える明るさですが、ライトを効果的に取り入れることでさらに色を鮮やかに見せることも可能です。
ややサイズは大きめなので複数個を水槽に入れると主張しすぎになってしまう点は要注意。
カミハタ いそぎんちゃくん オレンジ
人工イソギンチャクのアクセサリーですが精巧に作られていますし、水流に合わせてゆらゆら揺れるので本物がいるかのような錯覚を見せてくれ、カクレクマノミを飼育している場合は入ってくれることも少なくないアイテムで、公式でもおすすめの使い方です。
本物のイソギンチャクと違い光量や餌やりなどで苦労することもないのでお世話の時間を減らすこともできますよ。カラーバリエーションも豊富なので好みの色を探せるのもポイントです。
水槽アクセサリーのメリット
ここまではアクアガーデンのスタッフもおすすめする水槽アクセサリーをご紹介してきましたが、ここからはアクセサリーを採り入れることでどういったメリットがあるのかをご紹介します。
簡単に水槽が華やかになる
水槽アクセサリーは入手しやすさももちろんですが、サイズや色、形などバリエーションが豊富なので水槽レイアウトの幅を広げることができます。
海水魚水槽の場合はライブロックやサンゴが基本的に使われますが、こういった基本的なアイテムだけではレイアウトが単調になってしまうことも多く、味気なさを解消するためによく使われているんです。
コスト面で見ても本物のライブロックやサンゴよりもはるかに安く、運搬時の破損や状態悪化などの心配も本物より比較的少ない傾向にあります。ペットショップなどはもちろんですが、ホームセンターでも購入できるので買いやすいアイテムです。
水質悪化のトラブルが起こりにくい
水草やサンゴなど天然もののレイアウトアイテムは腐ったり溶けるといった状態の悪化を起こしたり、死んでしまった場合に有害物質を発生させるものが多く、それによって水質が悪化してしまうことも多いです。
水槽アクセサリーの場合は人工物なので、水質悪化を引き起こすような有害物質は使われておらず、きちんと汚れや藻の掃除といったお手入れを行っていればトラブルが起きないのもメリット。
水槽アクセサリーのデメリット
値段も安く使いやすい水槽アクセサリーですが、メリットもあれば当然デメリットもあります。ここからは水槽アクセサリーを使う場合どういったデメリットがあるのかご紹介します。
コケが付着しやすい!
水槽内で大きな問題になりやすいコケは水槽アクセサリーにとっても問題で、アクセサリーを覆うようにコケが付着してしまうので見た目が悪くなるだけでなく、そのままにしておくとアクセサリー本体の劣化を引き起こしてしまうんです。
このため掃除などのお手入れが必須になりますが、強くこすったりすると葉がとれたりコーティングがはがれたり、といったさらなる問題が起きてしまうこともあるので、スポンジで軽くふき取るなどやさしく扱ってあげましょう。
コケの対策などを知りたい人はこちらの記事を参考に!
人工物特有のチープな印象になりがち
人工水草など一部の自然にないような鮮やかな色柄をしたものを除き、見た目の美しさという点ではどうしても本物には劣ってしまいます。水槽の中に入れてきちんとライトを当ててしまえば本物かと思わせるようなキレイに見えるアイテムでも、じっと近くで見たり手に取ってしまうとチープな印象を持ってしまうのは仕方ないこと。
そのため水槽アクセサリーに全幅の信頼をおいてしまうと、本物とのクオリティの差やデッドスペース感が水槽レイアウト全体に悪影響を与えてしまうこともあり、「明らかに人工物ばっかり」といったイメージを見る人が持ってしまうこともあるので注意です。
まとめ:海水魚水槽が華やかになるアイテム5選!アクセサリーのメリット・デメリット
水槽用アクセサリーは入手しやすいことや、水槽を簡単に華やかにできる・水質悪化のトラブルを起こりにくくできるといったメリットがあり、レイアウトを整える際にも使われることの多いアイテムです。
その一方でコケが付着しやすいことや、チープな印象を与えるといったデメリットもあり、使う際には注意が必要ですが、きちんと使えば本物を採り入れるよりも安価かつ簡単に本格的なアクアリウムを生み出すこともできます。
アクセサリー選びで悩んだ際は今回の記事を参考に、人工物を使っていることを感じさせず美しいアクアリウムを作ってあげましょう!
水槽のプロが所属するサイト運営チームです。
淡水魚・海水魚・水槽設備やレイアウトのことまで、アクアリウムに関する情報を発信していきます!
※返信にお時間をいただいております。
弊社公式サイトのお悩み相談フォームですと早めに返信できますので、よろしければそちらもご利用ください。