アクアリストによる水槽レイアウトのテクニック大公開!

水槽で水草のレイアウトを始めたい。

ショップ各種施設に置いてある水槽レイアウトをみて、自分でもやってみたい!

でも実際にやってみても上手くいかないくて諦めてしまう人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は淡水の水草レイアウトのコツを、初心者でも分かりやすくお伝えしたいと思います!

水草レイアウトを作る前に

まず最初は水槽の大きさをどうするか考えてみましょう。

比較的手に入りやすくお手頃な値段の水槽の大きさだと、以下のようになります。

  • 30cm規格水槽(幅30×奥行18×高さ24cm)
  • 45cm規格水槽(幅45×奥行24×高さ30cm)
  • 60cm規格水槽(幅60×奥行30×高さ36cm)
  • 90cm規格水槽(幅90×奥行45×高さ45cm)

この辺りのサイズですね。

他にも幅30×奥行30×高さ30cmのキューブ水槽もあり、こちらも始めやすい水槽です。

私としては、この中で初心者でも比較的始めやすいと思うのは、60cm規格水槽です!

各メーカーで全面が曲げガラスなど様々なタイプの水槽があり、そしてなりよりレイアウトがやりやすい!というのが一番の理由です!

ですが、人によっては水槽を置く場所の関係で水槽サイズにも限度があります。

ご自身の生活に合ったサイズの水槽を選びましょう。

水槽の大きさで考えるメリット・デメリット

初期知識として、水槽の大きさによるメリット・デメリットも知っていきましょう。

水槽が大きいことのメリット

水質が安定しやすい
熱帯魚を多く入れられる
レイアウトの幅が広がる(遠近感を出しやすい等)

水槽が大きいことのデメリット

・メンテナンスに手間、時間もかかる
・周辺機器含め費用が高くなってくる
・重量、面積が増えるため、設置する場所が限られてくる。

こんなところでしょうか。

小さい水槽だとこれらが間逆になります。
個人でアクアリウムを始めるのに60cm規格が向いている理由は、大きすぎず小さすぎない、絶妙なサイズだからです。

 

各サイズで各々レイアウトのコツも変わってきますが、これからお伝えする方法はどんな水槽にも使えます。

それでは、どんなサイズの水槽にも使える、1番やりやすいレイアウト術をお伝えいたします!

水槽内に最初に設置する流木や石などを決める

何故最初に流木や石を決めていくのか。

これらのレイアウト材は非常に目立ち、レイアウトの根幹を成す存在だからです。
初めにイメージをしっかり固めてから、設置をしていきましょう。

水槽の中に自然界の情景を再現するとしたとき、

地面=砂利、ソイル

岩や石=レイアウト用の石

自然界の木=流木、水草

このような捉え方をするとイメージしやすくなるかもしれません。

どんな流木を使ってレイアウトを作るか、どんな石や小物を使って水槽のレイアウト作っていくかを最初に考えておくと、低床を敷く時のイメージも湧きやすくなります。

是非とも決めておきましょう。

まずは水槽の底に敷いていく底床ですが、大きくわけて、2つがあります。

砂利(大磯砂など)と、水草専用の土(ソイル)です。水草の育成優先ならソイル水槽の底をいじらず、長期的にレイアウトを維持していくなら砂利が適しています。

続いてレイアウト画像を例として説明していきます。

90㎝水草水槽レイアウト例その1

画像の水槽は90㎝の水槽ですが60㎝の水槽でも同様にレイアウトができます。

この三角形のイメージがあると水槽レイアウトを安定して作ることが出来ます。

上の画像の水槽は石や流木で所々高低差を追加しているので、少し玄人向けのレイアウトです。今回はあくまで参考程度で見ていただければと思います。

60㎝の水草水槽レイアウト例その2

 

こちらの画像は底床が砂利なのでイメージしやすいです。

流木の前に石は、自然の再現として必要になるだけではなく、砂利が水槽の前に流れないようにする為のストッパーとしての役目も果たしています。

流木にはミクロソリウムアヌビアスナナを活着させると自然の雰囲気が出ますので、おススメです。

30㎝の水草水槽レイアウト例その3

こちらは30㎝の水槽です。

これくらいの大きさの水槽だと、イメージする三角形2つより1つの方がいいですね。

小さくはなりますが、レイアウトのときに意識することは60cm水槽と同じです。

三角形をイメージし、三角の中いっぱいを流木や水草で飾っていきましょう!

水草レイアウトで意識してほしいこと

今回はレイアウトの基本だけをお伝えいたしました。

レイアウトをする際に意識してほしいこと。

  1. まずは三角形をイメージしていく。
  2. 石、流木を使用するなら自分が思ったサイズより三角を一回り大きくする。
  3. レイアウトを楽しむ!

レイアウトが上手くいき、自分の思った通りの水槽ができた時の感動はひとしおです。
さらにお気に入りの熱帯魚を泳がせると、アクア生活がさらに楽しいものになります。

下の記事も参考に、是非チャレンジしてみてください!

2件のコメント

  1. はーと より:

    90cm水槽例その1の三角の山の中はどうなっているんですか?

    1. アクアガーデン編集部 より:

      数年前の写真ですので詳しくは分かりませんが、おそらく流木や軽石をベースに盛り上げているかと考えられます。
      よろしくお願いいたします。

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