ナマズというと、皆さんはどんな魚を想像しますか?
多くの方は特徴的な顔立ちとヒゲ、ずんぐりとした長い体の「ニホンナマズ(マナマズ)」をイメージしますよね。
しかし世界にはさまざまな種類のナマズが生息していて、飼育に向いた小型種も多数存在します。
今回は自宅で飼育できる可愛らしい・魅力的なナマズを10種類ご紹介していきますので、ぜひ楽しみながらご覧になってみてくださいね!
自宅で飼育できるナマズ10種!
自宅で飼育できるナマズ10種ということで、今回は以下のお魚たちをご紹介していきます。
- ハラ・ジャーデニー
- ゴールデンレオパードタティア
- ホルスタインタティア
- サカサナマズ
- インペリアルゼブラプレコ
- キングロイヤルペコルティア
- レモンフィンプレコ
- ブルーフィンプレコ
- セルフィンプレコ
- コリドラス
基本的には温厚な性格であまり大きくならない種類を選定してみました。
気になるお魚がいたらチェックしてみましょう!
ハラ・ジャーデニー
インド・バングラデシュ原産のハラ・ジャーデニー。
ハラ・ジュルドニーやハラハラキャットという名前で販売されていたりもします。
夜行性のため昼間はあまり動かないことと褐色の色合いから地味なイメージが強いですが、夜になると胸ビレを広げて泳ぐ姿から「動く矢印」なんて呼ばれていたりする、とても可愛らしいお魚です。
サイズは最大で3cm程度。
おとなしいので複数飼育も可能です。
水温20~28℃、弱酸性~中性の水質で飼育しましょう。
ゴールデンレオパードタティア
ペルー・アマゾン川原産のゴールデンレオパードタティア。
豹柄が目を引く派手なお魚で、特に餌を与えるときの動きはかなり迫力があります。
ブンブンと旋回するように動き回って食べるので、休んでいる昼行性の魚の邪魔をしないように、なるべく夜行性同士で混泳させましょう。
温和な性格なので、同サイズ程度であればどんな魚とも混泳可能です。
サイズは最大で5cm程度。
水温23~27℃、弱酸性~中性の水質で飼育しましょう。
ホルスタインタティア
https://www.youtube.com/watch?v=klRKau6xxls&w=560&h=315
南アメリカ原産のホルスタインタティア。
名前の通り乳牛のような白黒の体色が特徴的な、可愛らしいお魚です。
やや臆病な性格なので、土管のような形状のシェルターをいくつか用意してやりましょう。
隠れ場所があれば、混泳に関しては特に問題ありません。
ホルスタインタティアは意外と長寿なお魚で、飼育環境が整っていれば10年は長生きします。
サイズは最大で10cm程度。
水温24~28℃、弱酸性の水質で飼育しましょう。
サカサナマズ
アフリカ・コンゴ原産のサカサナマズ。
こちらは一日のほとんどを逆さま(お腹を上)で泳ぐ、なんとも不思議なお魚です。
やや臆病なので、飼育する場合は同種を複数匹導入してやりましょう。
基本的には温和な性格のため、同サイズ程度であれば他種との混泳も可能です。
最大サイズは8cm程度。
水温20~28℃、弱酸性~中性の水質で飼育しましょう。
インペリアルゼブラプレコ
ブラジル・シングー川原産のインペリアル・ゼブラプレコ。
プレコというと地味な色合いの種が多いですが、こちらはとても美しい縞模様が特徴的な人気の高いお魚です。
本来は渓流域に生息しているので、酸素をふんだんに含んだ環境で飼育してやりましょう。
近年は乱獲によって輸出制限されているため、ワイルド種となると1匹8~10万円の値がつくこともあります。
サイズは最大で9cm程度。
おとなしいので複数飼育も可能です。
水温20~28℃、弱酸性~中性の水質で飼育しましょう。
キングロイヤルペコルティア
ブラジル・シングー川原産のキングロイヤルペコルティア。
不規則な白黒模様が大変美しい品種で、「キンペコ」という愛称で親しまれています。
人工飼料に容易に餌付き体も丈夫で、かなり飼育しやすいお魚です。
繁殖も比較的簡単なようなので、プレコの飼育に慣れてきた方は繁殖にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
サイズは最大で15cm程度。
同じくらいのサイズであれば混泳も可能です。
水温20~28℃、弱酸性~中性の水質で飼育しましょう。
レモンフィンプレコ
ベネズエラ・コロンビア原産のレモンフィンプレコ。
全体的に黄色みがかった明るい色彩の体色と伸長した背ビレが特徴のお魚です。
飼育方法としては他のプレコと同様で問題なく、人工飼料にもよく餌付きます。
サイズは最大で20cm程度。
温和な性格なので、同じくらいのサイズであれば混泳も可能です。
水温20~28℃、弱酸性~中性の水質で飼育しましょう。
ブルーフィンプレコ
ベネズエラ・コロンビア原産のブルーフィンプレコ。
青みがかった体に白のスポットが散りばめられた、とても美しい体色のお魚です。
成長と共に体色の青がだんだん深みのあるグリーンへと変化していくようで、体色が移り変わる様子も楽しみながら飼育することができます。
基本的には丈夫な種ですが水質の変化にややデリケートな部分があるので、導入時の水合わせや水換えは慎重に行ないましょう。
サイズは最大で20cm程度。
同サイズ程度であれば混泳可能です。
水温20~28℃、弱酸性~中性の水質で飼育しましょう。
セルフィンプレコ
ブラジル・コロンビア原産のセルフィンプレコ。
コケや残り餌を食べるお掃除生体として定番のお魚で、特に大型水槽では重宝されます。
販売されているのは4~7cmの幼体が多いですが、1年で30cm以上とかなり大きく成長します。
寿命も10年以上、中には30年以上生きた個体もいるそうなので、長期的に大型水槽で飼育する環境と心構えをもってから購入をしましょう。
サイズは最大で50cm程度。
始めは温和な性格ですが成長につれて気性が荒くなるので、遊泳域が上層、なおかつ中~大型の魚との混泳が向いています。
水温20~28℃、弱酸性~中性の水質で飼育しましょう。
コリドラス
南米大陸に広く分布するコリドラス。
ナマズの仲間としては珍しく昼行性で、昼間に元気に活動している姿を観察できます。
コリドラスといえば底砂を漁る、通称「もふもふ」と呼ばれる動作が有名ですよね。
砂粒の角で口内やエラを傷つけないように、ボトムサンドや田砂など粒の角が丸い底砂を選んでやりましょう。
サイズは最大で2~9cm程度。
穏やかな性格なのでコリドラス同士の群泳や他種との混泳に適しています。
水温20~27℃、弱酸性~中性の水質で飼育しましょう。
まとめ:自宅で飼育可能なナマズ特集!特徴・サイズ感からおすすめ10種をご紹介
今回は世界中で愛されているナマズの仲間たちをご紹介してきました。
基本的には水槽の底の方を泳ぐお魚たちなので、底面の汚れはこまめに取り除いてやることが長期飼育のポイントです。
どれも自宅で飼育しやすいお魚ばかりなので、ナマズの仲間を集めたナマズ水槽を作ってみても面白そうですね。
みなさんも温厚でユニークなナマズに癒やされてみてはいかがでしょうか?
トロピカライターの井上あゆみです。
金魚から熱帯魚・海水魚まで、全部で20種類程度のお魚を飼育してきました。
お気に入りはイエローヘッド・ジョーフィッシュ。怒ったような顔をしているのに、実はかなり臆病というなかなか憎めない海水魚です。アクアリウム初心者の方でも楽しく読めるような記事を書いていくので、よろしくお願い致します!
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