前回までの記事はこちら。
機器類を作動させ、土台が組上がりました。
次は、この土台にコケをレイアウトしていきます。
このコケを美しくレイアウトすることで、水槽内において、よりリアルな質の高い自然感を再現することができます。
それでは、コケのレイアウト方法を見ていきましょう。
ウィローモスをレイアウトしましょう。
はじめにレイアウトするコケは、ウィローモスにしましょう。
その理由として、はじめはコケを使いながら、水の流れの勢いや流す方向を調整していきます。そのため、コケの中で最も水気が多い場所を好むウィローモスが最も適しているからです。
また、コケの中で水をあまり必要としないコケもいます。
そのようなコケは、ウィローモスの上にレイアウトし、直接水が行き届かないようにレイアウトとします。
ウィローモスをレイアウトする時は、ここを踏まえてレイアウトしていきましょう。
また、ウィローモスをレイアウトする時のポイントとして、水上部分の岩や流木をすべてコケで覆うことは控えましょう。
コケの合間から岩肌や流木が見えることで、より自然感が生まれるからです。
さて、ウィローモスのレイアウトは終了したら、次はハイゴケをレイアウトしていきましょう。
ハイゴケをレイアウトしましょう。
ウィローモスがレイアウト出来たら、次はハイゴケをレイアウトしていきましょう。
ハイゴケは、何といっても乾燥に強いことが特徴ですの。ウィローモスでカバーできなかった水が行き渡りづらい場所へ配置していきましょう!
アクアテラリウム水槽の場合、機材を隠すよう岩や流木を積み上げていくため、どうしてもレイアウトの頭頂部は水を行き渡らせることが難しくなる場合が多くなるケースがあります。
そんなときに、このハイゴケは非常に重宝できるコケなのです!!
機材が見えない様、たっぷりハイゴケを使用し確実に機材を隠していきましょう。
ホウオウゴケをレイアウトしていきましょう。
ホウオウゴケは、やや高さがあるコケなので、その分ボリュームがでます。
ホウオウゴケをレイアウトするポイントは、2つあります。
- 水槽手前にレイアウトさせる場合は点在させる、まとめてレイアウトする場合は水槽後方にレイアウトするようにしましょう。
- 水まわりが良い場所またはウィローモスの上にレイアウトしていくとその後の育成がスムーズにいきます。
手前ばかりにレイアウトしてしまうと、奥が観賞しづらくなる可能性がありますし、レイアウトのバランスを取ることも難しくなってしまいます。注意しましょう。
ヒノキゴケをレイアウトしましょう。
ヒノキゴケは、本当に美しいコケです。
そして、今回使用するコケの中で最もボリュームがあり鮮やかな緑色を持つコケです。
今回は、水槽後方と水が行き届いている一番高い場所へ使用しました。
ボリュームがあるコケなので、レイアウト頭頂部に一握り使用するだけで、レイアウトにボリュームインパクトを出すことができますのでオススメです。
使用する注意点としては、ヒノキゴケもホウオウゴケ同様ボリュームがあるため、手前にまとめてレイアウトすることは控えてなるべくレイアウト後方または点在させましょう。
チョウチンゴケをレイアウトしましょう
チョウチンゴケは何と言っても新芽が美しい種類です。
今は深緑なのですがこれが定着して新芽が出てくると、半透明な美しい芽を観賞することができます。
そのため、今回はレイアウト手前にあるウィローモス上に配置していきます。
チョウチンゴケはウィローモスの上だと育成が比較的うまくいきまチョウチンゴケはウィローモスの上だと育成が比較的簡単にいきます。
アカハシラゴケをレイアウトしていきましょう。
アカハシラゴケは陸上のリシアとおもえるほど美しいコケです。
このコケをレイアウトするポイントは、まとめて置くのではなく石の上に点在させて配置しましょう。
また、水分が多めにあると良いため、水まわりの多い場所へレイアウトしていきましょう。
コケのレイアウトが完成したら、次は水中に水草をレイアウトしていきましょう。
ミクロソリウムとアヌビアスナナをレイアウトしましょう
ミクロソリウムとアヌビアスナナは、水中に見える機材類を隠すために使用します。
岩や流木の隙間から見える機材類を隠していきましょう。
すべて隠れたら水草レイアウト終了でも良いのですが、今回はさらに2種類水草を追加してみました。
クリプトコリネとサジタリアをレイアウトしましょう
この2種類の水草は、成長しても背が高くなりませんので、水面が低いアクアテラリウム水槽に向いています。
今回は、手前にサジタリア、奥にクリプトコリネを植栽しました。
成長した時に、奥のクリプトコリネはサジタリアと比較しボリュームが出るためです。
完成!!
最後に霧吹きを目いっぱいかけて完成です。
いかがでしょうか。
アクアテラリウムの醍醐味である、コケから落ちる水の滴や音、またこのアクアテラリウム水槽のメイン部分である三段の滝など非常にリアルな自然を再現したアクアテラリウム水槽が完成しました。
また、ここから時間の経過とともに植物が育ちより大自然の一部のような風景が出来てくることでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
では、皆さまの素敵なアクアライフを応援しております!
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熱帯魚業界歴もうすぐ20年!
海水やアクアテラリウムなど、さまざまな水槽を担当してるアクアリストです。
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