あなたは「サボテンテラリウム」という言葉を知っていますか?
サボテンを使ったテラリウム――と言ってしまえばそれだけなのですが、分かりやすい言葉にすると「サボテンや多肉植物」を「ガラス瓶やガラスの器などの中で栽培すること」がサボテンテラリウムです!
お手入れが簡単で水やりなどの手間も少ないサボテンテラリウムの世界を、今回は紹介したいと思います。
サボテンテラリウムの魅力とは?
サボテンテラリウムの魅力と言えば、何と言っても「サボテンや多肉植物の“格好良さ&可愛さ”を楽しむこと」と「自分のお気に入りの品種をコレクションすること」です。
一括りにサボテンと言っても、色々な品種があります。多肉植物にまで対象を広げると300~500品種は一般的に流通していると言われています。
Amazonでも、次のようなサボテンや多肉植物が購入できます。
サボテンテラリウムを実際に作ってみよう!
ここからは、サボテンテラリウムの作り方を紹介します。
ポイントは、焦らずに準備に時間をかけて作ることです。サボテンや多肉植物は丈夫で乾燥に強い植物なので、慌てずにレイアウトを考えましょう。
サボテンテラリウムに使用する植物
〇サボテン
お気に入りの品種を探してみて下さい。100均だけでなく、インターネット通販なども活用しましょう。レアな品種を見つけることができるかも?
〇多肉植物
多肉植物ブームはまだまだ続いています。こちらもインターネット通販を使用すれば、かなりマニアックで綺麗な品種を手に入れられます。
〇エアープランツ
エアープランツとも相性は抜群です。最近では100均でも購入できますので、チェックしてみて下さい。
〇その他
乾燥地帯のコケや植物などを使用するのも良い雰囲気です。
サボテンテラリウムに必要なもの
〇ガラス容器
全体の雰囲気を決める重要な素材です。100均のガラス容器もアリですが、慣れてきたらこだわってみるとワンランク上のサボテンテラリウムを作ることができます! アンティーク調のガラス容器も良いですし、ステンドグラス風に自作する(あるいは、作家さんにオーダーする)のも贅沢ですが、いい作品に仕上がります。
〇底砂
サボテン用の土を使用するのが一般的です。慣れてきたら、化粧砂を表面~全体にかけて使うのも面白いです。
〇石、流木、フィギュアなどの飾り
サボテンだけでなく、石や流木、コルク片などを一緒にレイアウトするとメリハリがついて良い雰囲気になります。また、小さなフィギュアを置くことで楽しげな雰囲気を演出することも可能になります。
サボテンテラリウムの制作道具
〇ピンセット
菜箸で代用することも可能ですが、せっかくなら30センチくらいのピンセットが有った方が作業は捗ります。ホームセンターやインターネット通販で、1000円前後で購入できます。
〇漏斗
容器に砂を入れるときに便利です。サボテンの棘に砂が付くと見栄えが悪いので、重宝します。
〇小さな筆
サボテンの棘に砂やほこりが付いた時に、コレで綺麗にします。
〇水差し
植物に水を与えるときに使います。根腐れを防止するために、根元を湿らせる程度与えましょう。
サボテン&多肉植物を植える・準備
サボテンを植える前に、ちょっとした一手間が必要です。それは「挿し穂」と呼ばれる、余分な葉っぱを取り除く下処理をした苗を作ること。 挿し穂にせずに、土の中に葉っぱが付いた状態で挿し込むと……高い確率で根腐れを起こします。
なお、コレには下葉を落とす手間&切断面を乾燥させる時間が2~3日かかります。準備を惜しまずに余裕を持って制作しましょう!
(切断面を乾燥させるときには、エアコンの風が当たらない明るい室内で管理すると良いです。直射日光はあまり良くありませんので注意して下さい)
サボテン&多肉植物を植える・植栽
それでは、いよいよ植栽です。コレばかりはセンスが必要になってきますが……。
アクアリウムでも使われている、凹構図や凸構図、三角構図などを頭に入れた状態で制作すると迫力のあるサボテンテラリウムが作れると思います。ピンセットを使って、丁寧に植えていきましょう!
まとめ・綺麗なサボテンテラリウムを維持するためには?
サボテンテラリウムを綺麗に維持するためには、「根腐れを起こさせないこと」が一番重要です。乾燥に強いサボテンや多肉植物ですが、蒸れや水分過多にはとても弱く、特に冬場は水を与えすぎると危険です。
(なお、余談ですが「サボテンをヒヤシンスのように水栽培する方法」もあります。今回は割愛しますが、インテリア性が高くて格好良いので興味が湧いた方はチェックしてみて下さい)
サボテンテラリウムの水やりのポイントとしては、「土の表面が乾いた状態~サボテンや多肉植物の葉っぱが、張りが無くなった時(しおれる少し前の段階)」まで待って、水を少量与えることです。
初心者のうちは、砂の表面を濡らす程度で管理をしてみて下さい。(エアコンなどの使用状況で回数は増減しますが)週に1回~2回の小まめな給水で管理していると失敗が少ないようです。
ぜひ、サボテンテラリウムにチャレンジしてみて下さいね♪
(↓コケリウムやボトルアクアリウムも楽しいですよ!)
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