最近では、おしゃれなインテリアショップを覗けば、そこには小さいガラス容器に苔やエアープランツなどの植物を綺麗にレイアウトして販売されている光景を、ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。
わたしは、趣味で植物が置いてあるインテリアショップに行くことが多いため、そのような光景目にすることが多いです。
その中でも、瓶の中に水ガラス容器入れて水草やメダカなどを入れて綺麗に販売展示してある商品が存在します。
その商品こそが、ボトルアクアリウムと言われる物です。
水槽を置くよりコストもかからず簡単に始めることができ、お部屋のインテリアアイテムの一つとして女性でも手軽に出来ることから非常に人気がでてきているボトルアクアリウム。
では、おしゃれなボトルアクアリウムを作るには何を準備すれば良いのでしょうか。
難しく考える必要はありません。
その気になれば、1000円以下で自分だけのボトルアクアリウムを作ることもできます↓
ここでは、おしゃれなボトルアクアリウムの作り方を解説していきたいとおもいます。
ボトルアクアリウムの作り方1 容器を選びましょう
ボトルアクアリウムに使う器の形は、丸いかわいらしいものから細長いスタイリッシュなものまで様々な形があります。
ここは妥協せずご自身の気に入った形を選びましょう。
ただし注意点として、稀に安価なものでガラス自体が歪んでおり容器の中身がはっきり見えにくいものがありますのでご注意を。
また、プラスチックやアクリル容器も控えると良いでしょう。ガラス容器のが高級感があるとおもいます。
ちなみにわたしはと言いますと、ボトルアクアリウムを2つ実践して作ります。
そのため、丸い形状の器と円柱の器に2種類を選びました。
では、容器を選んだら底床を入れていきましょう。
ボトルアクアリウムの作り方2 底床を入れましょう
底床は、熱帯魚用の砂や土をの中から選んでください。
園芸用の土や砂利を選んでしまうと水質が安定しにくく、生き物が 定着できなくなる可能性があります。
必ず熱帯魚用のものを選びましょう。
オススメの底床は、土であるソイルがオススメです。
そしてソイルの中でも吸着系ソイルがオススメです。
吸着系ソイルは、名前の通り水中の過剰な養分を吸着してくれるため、濾過器を付けないボトルアクアリウムには最適です。
また、粒の大きさは最も細かいスーパーパウダーまたは、パウダータイプと呼ばれる細かいものを選びましょう。
容器の大きさが小さいためあまり底床の厚みを持たせることができません。
そのため、浅くても水草が植えやすい細かいものがオススメです。
なお、ボトルアクアリウムの中身を少しでも明るく見せたい場合は、田砂などのブラウン系の底床を使用することをオススメします。
田砂を使う場合は、日本庭園を意識したレイアウトにするとより雰囲気がでて美しい仕上がりとなるでしょう。
わたしは2つ作るため、1つはソイルでもう1つは田砂を使用したいとおもいます。
さて、実際に底床を入れていきますが、ソイルはそのままゆっくり入れていきましょう。
田砂は使用前に洗浄する必要があるため、水道水で数回洗浄してから入れていきます。
砂の敷く量ですが、水草を植栽する場所は3センチ以上は敷く様にすると良いでしょう。それと、綺麗に見せるためピンセットなどで慣らしてあげるのもポイントです。
なお、ボトルアクアリウムの場合は魚の泳ぐスペースを設けることがとても大切です。
初めてチャレンジする場合や慣れないうちは、容器の前面は砂を浅くし水深を設けて容器の後方に水草を植栽する様に作ると良いでしょう。
底床を敷き終えましたら、つぎはアイテムを入れていきましょう。
ボトルアクアリウムの作り方3 石や流木を入れましょう
石や流木は絶対入れないといけないというわけではありませんが、石や流木を使うとより本格的なボトルアクアリウムに見せることができますのでオススメです。
ここでわたしが使用したレイアウト素材は、ソイルを敷いた容器には流木と黄虎石という黄色味の石、また、田砂を敷いた容器は龍王石という青白い石を使用しました。
ソイルを敷いた容器はアマゾンをイメージし、流木容器から突き出し根元に石を配置して固定しました。
田砂の容器は、メインの石を中央へ配置し、そのすぐ後ろへ縦長の石を重ねる様に置いて高さを出しました。
ここでもポイントですが、石や流木を置いた後上から底床をかけて少し砂に潜らせるとより自然に見えます。
狭い場所はスプーンなどで入れると入れやすいです。
また、ソイルはいきなり水を注ぐと崩れやすいので先に霧吹きで湿らせておくと崩れにくくおススメです。
これで、石と流木の配置が完成しましたので、つぎは水を注いで水草を植栽していきます。
ボトルアクアリウムの作り方4 水草を植栽しましょう
容器の8割程度水を注ぎましたら水草を植栽していきます。水草は丈夫なものが良いですが飼育難易度にとらわれず気に入ったものを選び、定期的に植え替えをし変化を楽しむのも面白いとおもいます。
ここでわたしが選びました水草は、田砂容器はアヌビアスナナプチというアヌビアスナナの中でも小型のものを、ソイル容器はバリスネリアとオーストラリアンクローバーとアヌビアスナナプチ、それとボトルアクアリウムにオススメな浮草を選びました。
なお、わたしがここで選んだ水草は、長持ちさせることを目的とし選んでいます。
さて、水草を植栽し終えたら水を満水まではって完成です。
ボトルアクアリウム完成
いかがでしょうか。
田砂容器のボトルアクアリウムは、日本庭園を意識して砂と石を主としてサブでアヌビアスナナプチを入れてシンプルなボトルアクアリウムに仕上げました。
それに対しソイル容器は大自然アマゾンのインパクトあるイメージを表現するため流木を容器から突き出すことで迫力あるボトルアクアリウムに仕上がったとおもいます。
ボトルアクアリウムはテレビボードやちょっとしたカウンターに置くとおしゃれに見えてオススメです。
また、観葉植物や水槽の周りへ置くのもマッチして良いですね。
女性でも手軽にできて、お部屋のインテリアアップにボトルアクアリウムはオススメです。
これからボトルアクアリウムをチャレンジしてみたい方は、本記事を参考にしていただけると嬉しいです。
熱帯魚業界歴もうすぐ20年!
海水やアクアテラリウムなど、さまざまな水槽を担当してるアクアリストです。
アクアリウム専門のYouTubeチャンネル『アクアリウム大学』も配信中!
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