最近、町なかでも飲食店や病院でお魚が入った綺麗な水槽を見かけることが増えてきました。また、テレビやインテリア雑誌でもアクアリウムを取り上げられています。
みなさんも、それを見て「水槽で魚を飼ってみたい」「部屋をおしゃれにしたい」と思った方もいるかと思います。
でも、どんな水槽を買って、どんな機器をそろえたらいいのか分かりますか。
そこで今回紹介するのは、水槽機器のなかでも最も重要な水をろ過するフィルターを紹介します。
どのフィルターがいいのか?
はじめてアクアリウムを始める方にも、おすすめしたいフィルターは上部フィルターです。
上部フィルターはろ過能力もあり、価格も比較的安価です。
最近、主流になっている外部フィルターとメリット、デメリットを比較してみました。
上部フィルター
メリット
- 価格が安価
- 取付けや起動が簡単
- ろ過能力が優れている
- 酸素供給にも優れている
- ろ材などの清掃が簡単
デメリット
- 取り付けた際にフィルターや配管が目立つ
- 水槽上部の開口が狭くなる
- 酸素供給に優れている為、Co2を添加する水草水槽には向いていない
- 稼働した際に水の流れる音が出やすい
外部フィルター
メリット
- 水の通り道が限られている為、ろ材の中を水が通る事でろ過能力が高い
- フィルター本体を台の中に収納することで目立たない
- フィルターが密閉式の為、C02を添加する水槽に適している
- 用途に合わせた様々なオプションパーツがそろっている
- 稼働音が静か
- 水槽上部の開口が広く使える
デメリット
- 価格が高価
- 取付けが難しい
- 排水口の取付け位置によっては水槽内の酸素供給量が不足する
- 配管のつなぎ目が多い為、配管接続のミスがあると水漏れが起きる
- ろ材などの清掃が難しい
- 稼動時に空気が入ると異音や故障の原因になる
水槽初心者には上部フィルターがおすすめ
その他にも様々なフィルターがありますが、性能やメンテナンス性を考慮すると上部フィルターがよいと思います。
実際にプロが扱っている水槽でもフィルターを置くスペースが限られている為、特注の上部フィルターを取り付けて海水魚を飼育している水槽もあります。
上部フィルター自体もアクアリウム業界では昔からあるフィルターですので、ユーザーからの信頼もあるフィルターとも言えます。
ぜひ、上部フィルターを使ってアクアリウムを始めてみましょう!
フィルターについてはこちらのシリーズもご覧ください!↓↓
生き物が好きで動物関係の専門学校へ入学。
アクアリウムの飼育サークルへ入部し、アクアリウムの魅力に取りつかれる。
以降、自分の好きなものを仕事にしたいという想いからアクアリウム業界に勤めています。
自宅でも淡水魚や海水魚、サンゴなど様々な魚を飼育管理しています。実家では大型犬を4頭、出店で持って帰ったミドリガメを15年以上、家族の一員として迎え入れています。