プロが教える!熱帯魚水槽の片づけ・撤去を効率良く迅速に行う方法

みなさんは自宅や、オフィスにほったらかしになっている水槽はありませんか?

一度セッティングしたはいいが手入れが大変だったり、単純に水槽に飽きてしまったりと理由は様々あるとは思います。

片付けるにしてもけっこう手間であったり、そもそも片付けて収納しておく場所がないという人も少なくないでしょう。

そこで今回は水槽を効率良く片付ける方法水槽の処分方法などを中心に紹介していきます!!

 

水槽を効率良く片付ける手順

いざ水槽を片付けようと思っても何からしたら良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか?

より素早く作業が終わるように効率良く片付ける方法を紹介します。

 

 

手順その1 片付けに必要なアイテムを揃える

片付けを始めてから、アレがない、コレがないでは作業がスムーズに行えません。

しっかり撤去作業に必要なものを用意しておきましょう。

1.ゴミ袋

ストリックスデザイン スパッと開く ゴミ袋 45L 半透明 80×65cm 厚み0.015mm ポリ袋 HC-102 50枚入

数枚だけでなくなるべく多く用意しましょう。

取り出したものは基本的に濡れているので何重にも袋を重ねる事をオススメします

特に底砂を捨てる際は3重以上にはしておきましょう。非常に水が漏れてくる可能性が高いです。

水が漏れると、悪臭の原因になりますので注意しましょう。

2.水を抜く・魚等を入れておくバケツ

バケツも多ければ多いほど作業効率が良くなるので、なるべくたくさんのバケツを用意しましょう。

室外で保管してあるバケツは劣化で割れたりしていることもあるので、底や取っ手の部分を良く確認しましょう。

3.水を抜くホース

これも必須ですね。

水槽が大きければ、径の太いホースを用意したり、複数本ホースを用意するとより素早く水を抜くことが出来ます。

4.砂利スコップ

uxcell 砂シャベル クリーニングパン 水槽 魚タンク ガーデン 砂利 スクレーパー ブルー プラスチック

底砂を取り出す際に使用します。

用意できない場合は、熱帯魚を掬う網でも代用は可能ですが、網が傷んでしまう可能性が高いので注意しましょう。

5.工具類

ハサミや、ペンチなど撤去に必要となる工具類を用意しておきましょう。

オーバーフロー水槽であるならば、配管を切断するためにノコギリも必要になってくるでしょう。

 

手順2 機材を取り外す

まずは機材を取り外していきます。外部式フィルターや水槽用クーラー等です。

この際、循環ポンプを止めておかないとホースを抜いた時水が漏れてしまうので注意しましょう。

手順3 水槽内の装飾品や水草を取り除く

機材を取り外したら水槽内の装飾品等を取り除きます。

バケツがたくさんあれば岩や流木といった装飾品を種類ごとに分けて次々に取り出せるので効率が良いです。

水草はまだ使える状態にあるのならば、傷めないよう丁寧に取り出し知人に譲ったり、熱帯魚ショップに引き取ってもらったりしましょう。

手順4 生体を取り出す

バケツに飼育水をためて、入っている生体を取り出します。

長い時間バケツに入れておくのであればエアレーションも用意しましょう。

こちらも水草同様に、知人に譲ったり、熱帯魚ショップに引き取ってもらうことをおすすめします。

熱帯魚ショップとの関係を作り、仲良くなっておくと様々なアドバイスを受けることもできるので是非積極的に話しかけてみましょう。

手順5 水を抜く

ここまでの手順を行うと水槽内は水と底砂だけになっていると思います。

ホースでサイフォンの原理を利用して水を抜きましょう。

↓↓↓サイフォンの原理は下記記事で紹介しています!↓↓↓

 

排水溝などに直接水抜きホースが届くのであればより素早く水を抜くことが可能です。

直接水を排水溝に流すときは大きいゴミなどが流れないように注意しましょう

 

手順6 底砂を取り出す

砂を取り出します。砂利スコップを使用すると効率よく取り出せます。

アクリル製の水槽を使用している場合は壁面に傷が付かないように丁寧に取り出しましょう。

取り出した砂は水気がかなりあるので、水を切ってからビニール袋に詰めましょう。

 

↓↓↓水槽の底砂に関する記事はこちらから↓↓↓

 

手順7 水洗い・乾拭き

水槽や機材は一度水洗いし、乾拭きしましょう。

この作業を怠ると臭いが出てしまいます

 

ここまでが水槽を片付ける手順です。

頭の中で片付ける手順をシュミレーションしておくと、より効率的に作業が行えます。

 

片付けた水槽・機材の処分方法

水槽の処分方法は大きく分けて4つあるので紹介していきます。

①水槽を知人に譲る

熱帯魚や両生類などの生き物を飼育する趣味を持っている知人がいれば、まずは水槽を引き取ってくれないか話をしてみて下さい。

この方法には、気心の知れた相手に水槽を託すことができるというメリットがあります。また、水槽の中身や生体を一緒に譲ることができるというメリットもあります。

②水槽をネットオークションやフリマアプリで売却

水槽や飼育器具をお金に換えたい場合には、ネットオークションやフリマアプリが最適です。小さな水槽から120センチを超える大型の水槽まで、インターネットを使用すれば「それなりの価格(中古相場)」で売却することが可能です。

 

処分までに時間の余裕がある場合には、自分が納得いく金額で価格を決めれば良いですし、可能な限り早く処分したい場合には、価格を1円とか100円で設定したら、すぐに売れてくれます。

③水槽をリサイクルショップで売却or引き取り

「ネットオークションはちょっと怖い」もしくは「手間が面倒だ」と感じる方は、リサイクルショップに引き取りに来てもらうというのも1つの手段です。

しかし、リサイクルショップでは、ネットオークションのように「相場」で売れることは、まずありません。新しい60センチ水槽のフルセットでも、せいぜい1000円程になれば良い方です。

④水槽を燃えないゴミに出す

意外と一般には知られていないことですが、多くの自治体で「小型の水槽」は不燃ゴミ(燃えないゴミ)として出すことが可能です。

なお、自治体によっては、水槽を不燃ゴミに出せない場所もあるみたいです。

大きな水槽を廃棄する場合には、「〇〇市/粗大ゴミ」でインターネット検索をして、自治体のホームページを確認してみましょう。不燃ゴミと粗大ゴミの区分が一覧になった表が提示されています。

 

熱帯魚水槽の片づけ・撤去を効率良く迅速に行う方法まとめ

今回は水槽の迅速な片付け方法・処分方法を紹介しましたがいかがだったでしょうか?

片付けや処分が簡単に行えるのであればまた水槽を始めたいなと思った際にも気楽に始められると思いますので是非参考にしていただければと思います!!

それではより良いアクアリウムを!!