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活魚水槽はレンタルがおすすめ!トラブル対応もプロに任せよう!

飲食店でおいしい食事を楽しみたい時、そこに華を添えるのが活魚水槽です。

活魚水槽は何と言っても、飲食店で提供する魚介類の鮮度をアピールするにはもっていのアイテムです!

イキイキとした鮮魚が泳いでいる水槽は、それだけでお店のアピールになります。

さて、この活魚水槽、レンタルが多いってご存知でしたか?

活魚水槽を利用されている多くのお店では、レンタル品を利用しています。

それにはちゃんとした理由があるのです・・・!

今回は、活魚水槽のレンタルがどれほどお得か、じっくり解説していきます!

活魚水槽とは

さきほどから活魚水槽活魚水槽と申していますが、そもそも「活魚水槽」とは一体何でしょう?

これといって明確な定義はありませんが、魚や貝、エビなどの魚介類を生きたまま、新鮮な状態でストックする水槽を活魚水槽と呼んでいます。

生け簀水槽、鮮魚水槽ということもあるようですね。

「活魚」とは言いますが、魚に限定した水槽ではありませんので、お間違えなく!

活魚水槽を利用できる魚の特徴

さて、そんな活魚水槽ですが、どんな生体が活魚水槽に適しているでしょうか。

活魚水槽はおいしいお魚を長期ストックできる便利な水槽ですが、どんなお魚でもストックできるわけではありません。

魚介類たちの性質をよく考えて選ぶようにしましょう!

水を汚しにくい種類

活魚水槽は、食材となる魚を新鮮な状態で「ストック」するための水槽です。

「飼育」ではない為、エサはあげません。

そのため、後述しますが、メンテナンス回数を熱帯魚水槽なんかと比べると大きく減らすことができます。

しかし、肉食性の強い中型魚~になると、入荷初期は大量の糞をする可能性があります。

そういった種類は控えるとよいでしょう。

また、イカやタコなどスミを吐く種類は要注意です!

スミは一瞬でろ過槽を汚染し、その水槽は使い物にならなくなります。

スミを吐かれる度にメンテナンスが必要なので、上級者向きといえるでしょう。

貝やエビ、カニは水を汚しにくいのでおすすめです!

回遊性の低い種類

活魚水槽は、大海原と比べるととても小さいです。

そのため、遊泳性の高い魚などはストックが難しいです。

回遊魚などは水族館クラスの大型水槽でなければ飼育できません。

フグやカワハギ、アジなどの大人しめの魚が泳いでいる活魚水槽をご覧になったことのある方は多いと思いますが、そういう理由からなんですね。

低すぎない水温でストックできる種類

つまり、水温が15度を切るぐらいの低温水域に生息する魚のストックは難しいということです。

その理由の一つはクーラーのパワーです。

それだけ水を冷やそうと思うと、水槽用クーラーのパワーも相当必要になります。

すると、クーラーは大型化し、ただでさえ狭い厨房のスペースを圧迫します。

コストも相当なものになります。

もう一つの理由は、結露です。

私たちの経験上、外気温にもよりますが、水槽は20℃を切ると結露し始めます。

冬場はそうでもないですが、夏場の結露は相当なものです。

水温と外気温の差が大きければ大きいほど結露します。

つまり、15℃程度まで冷やすと水槽や水槽周りが結露でびちょびちょになることを覚悟しないといけない、というわけです。

活魚水槽の管理方法

そんな気難しいところもある活魚水槽ですが、ポイントさえ押さえれば日々の管理は意外にもシンプルです。

水換えの頻度

立ち上げ初期は週に一度の水換えを推奨していますが、しっかりとろ過槽にバクテリアが定着したら、2週間に一度、3週間に一度、と間隔を延ばすことができます。

活魚水槽は、活魚をストックするだけの水槽なので、エサを与えません。

結果として、水を汚さなくなり、熱帯魚水槽と比べると水を汚すスピードが遅くなるのです。

もちろん、活魚が大量の糞をしてしまった、死魚を放置してしまった、などの失敗があった時は、しっかり水換えしてあげましょう!

また、水換えの際は水温が水道水の温度に近づきます。

活魚が空の状態で水換えするのが一番望ましいですが、難しい場合は少しずつ換水するようにして、活魚をショックから守りましょう。

水をろ過してくれる、バクテリアについてはこちらの記事で詳しく解説しています↓

ろ過槽の清掃

水が汚れにくいとはいえ、徐々に汚れは蓄積されます。

そのため、半年に一回程度を目安にろ過槽の清掃をしましょう!

ろ材の隙間に入り込んだ糞や粘膜が由来のデトリタスをしっかり取り除き、ウールマットを替え、コケを落としてあげましょう。

清掃の際は、定着したバクテリアを殺してしまわぬよう飼育水を使うことをお忘れなく!

あらかじめ、上記写真のように、ろ材をネットに入れておくと後々清掃がしやすいですよ。

イカやタコがスミを吐いてしまった場合は、このろ材の隙間を埋めるようにべったりとスミが付着してしまいます。

こうなると、バクテリアは窒息しどんどん死んでしまいます。

スミは速やかに取り除きましょう!

活魚水槽によくあるトラブル

活魚水槽をご自身で管理されている方からいただいたことのあるお問い合わせには、いくつかのパターンがあります。

我々プロが緊急出動することもありますが、水槽トラブルは起こってから対応するのではなく起こる前の対策が何より重要です。

いくつかご紹介します!

活魚水槽が白濁した!

よくあるトラブルです。

これは、水槽のろ過能力を超える量の活魚を入れた時に起こるトラブルです。

つまり、水槽に有害物質が溜まってしまっている状態です。

速やかに水換えをし、活魚の数を減らします。

大まかな目安ですが、「全水量の1.5~2%」が適正な活魚量とされます。

例えば300Lの水量の活魚水槽は、4.5~6㎏程度の活魚量が適正、というわけです。

また、活魚に餌を与えると高確率でろ過能力をオーバーします。

活魚には餌を与えないよう気をつけましょう!

活魚が病気になった!

なんだか活魚の調子が悪いとき。

様々な理由がありますが、水槽が白濁していなければ、病気の可能性があります。

活魚水槽には人工海水を使いますが、私たちは塩分濃度を1.020に合わせています。

これは海水水槽としては小さい値、つまり薄い海水という状態です。

海水が薄いと、寄生虫や病原菌の活性が下がります。

これで、病気を予防します!

活魚がなぜか死んだ!

時々、こういうことがあります。

ひとつ考えられる理由は餓死です。

上述のように、活魚水槽には餌はNGです。

しかし、売れ残ってしまったりなどで長い間水槽に残された活魚は、お腹をすかせてそのまま死んでしまうことがあります。

活魚は7~10日程度で回転する量を見極めて入荷しましょう!

活魚水槽のレンタルサービス

ご自分で活魚水槽を管理されると、意外に大変なのが分かりましたね。

特にトラブルに見舞われた時は・・・。

そこで、活魚のレンタルサービスをおすすめします!

煩わしい管理の大部分から解放されることができます!

レンタルのメリット

プロが設置してくれる

何より大変なのが、水槽の設置です。

活魚水槽は仕組み自体はシンプルなので、システム一式を市販で揃えることもできます。

しかし濾過槽サイズの計算、ポンプの流量計算、クーラーの選定など、専門的な知識が要求されることもまた事実。

オーバーフロー装置の組み立てにもコツがいります。

しかし活魚水槽のレンタルは、水槽サイズさえご指定いただければ後の機器選定と設置まで、全てプロが行います!

店舗様でしていただく作業は、設置場所を指示するだけ。

簡単です!

メンテナンスの簡素化

アクアガーデンの活魚レンタルでは、日々の水換えはお客様にお願いしております。

もちろん、比重の合わせ方や水の抜き方入れ方など、ご理解いただけるまで全てノウハウをお伝えします!

その水換えも、時間がたちバクテリアが定着してくれば頻度はどんどん減っていきますのでご安心ください。

しかし、水槽掃除で一番重労働で、時間のかかる濾過槽清掃は私どもが行います!

頻度は半年に一回。

ちょうど濾過槽清掃が必要になるタイミングでお伺いします!

トラブル時はプロにお任せ!

前述のように、どうしても時々トラブルが発生してしまうことがあります。

しかし、イカがスミを吐いてしまったり、うっかり活魚を入れすぎてしまって清掃が必要になった場合も、別途費用はかかりますがアクアガーデンのメンテナンススタッフがすぐに駆けつけます。

まずは水槽を拝見し、トラブルの原因を探ります。

そして、「トラブルを解決」するのではなく「トラブルの原因を解消する」メンテナンスをさせていただきます!

また、電話での相談は当然無料で対応しておりますので、プロの目線でアドバイスさせていただきます!

調理や経営に専念できる

このように最も時間を割かれる作業をプロに任せることにより、飲食店様は本業である、獲れたてピチピチの魚介類を使った調理や、店舗を経営する上での業務に集中することができます。

水槽の面倒を見ながらお店を経営する、というのはなかなか大変かと思いますが、レンタルサービスは経営者の方の負担を軽減するお手伝いにもなるのです。

活魚水槽は話題性十分!

そして何より、活魚水槽のインパクトは絶大です。

獲れたての新鮮な魚介類を提供できるというメリット以上に、視覚的に「新鮮な魚が食べられます」と訴えかけることのできるメリットはとても大きいです。

実際、最近設置させていただいた居酒屋様では、活魚水槽で泳ぐイカの噂を聞きつけ、遠方からのお客様も多く来てくださるとのことです。

私どもとしても、こんなに嬉しいことはありません!

活魚水槽はレンタルがおすすめ まとめ

いかがでしたか?

活魚水槽のレンタルについてご紹介させていただきました。

最近は、お寿司屋さんから街の居酒屋まで、色々なところで活魚水槽を見かけます。

どのお魚もおいしそうに泳いでいます。

しかし、そのおいしさの裏にはきちんと手を抜かずに行われる管理があるのです。

少々コツのいる活魚水槽、レンタルでプロに任せてみるのはいかがでしょうか?

お見積りは無料です!

是非お気軽にお問い合わせください!