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水槽用クーラーはアフターフォローで選ぼう!その理由を解説します!

皆さんは水槽用クーラーをどのような基準で選び購入していますか。恐らく、ほとんどの方が能力と価格を比較して選択していると思われますが、アフターフォローについても同程度に重視することをおすすめします。

なぜなら、クーラーは使用していればいつかは壊れる高価な機械製品なので、点検・修理しつつ使用した方が長い目で見れば維持費を抑えられるからです。ここでは、水槽用クーラーのアフターフォローの重要性を中心に解説します。

水槽用クーラーのアフターフォローは重要です!

まず、水槽用クーラーは「いつかは必ず故障する物」という認識を持つことが必要です。そして、そのタイミングは、使用する必要がない時は故障しないあるいは故障に気付かないので、クーラーが必要な時です。

さて、クーラーが故障した場合、皆さんはどのように行動するでしょうか。クーラーを買い替えるか、修理に出すとお答えになる方がほとんどだと思いますが、クーラーは水槽用品の中でも高価な機材なので、故障したからと易々と買い替えるのは考え物です。

そこで重要になるのが、クーラーのアフターフォローです。ここで言うアフターフォローとは、保証期間内の修理はもちろんのこと、保証期間を過ぎた後の修理・点検を含んだサービスを指します。

機械製品は使用し続けているといつかは壊れる物ですが、クーラーは高価ゆえにしっかりとしたアフターフォローの下で点検・修理をして長く使用した方が、結果として維持費を抑えられることがほとんどなのです。

水槽用クーラーを選ぶときはアフターフォローも考慮しよう!

ゼンスイ ZC-100α 海水・淡水兼用

ゼンスイ ZC-100α 海水・淡水兼用

水槽用クーラーを選ぶ際は、価格や能力をまず比較すると思いますが、前述の理由でアフターフォローの面も考慮することをおすすめします。

アフターフォローが手厚いメーカーの代表としては「ゼンスイ株式会社」が挙げられます。ゼンスイ社は水槽用クーラーを生産している代表的なメーカーで、オーバーホールから修理に至るまでを自社で行っているため、点検・修理が迅速です。

また、点検・修理中は代替機を無料で貸し出してもらえたりと、サービスが充実しているので安心してクーラーを使用できます。

さらに、アフターフォローを外注しているメーカーの場合は、修理の見積もりを行うだけでも分解費用や送料が発生するのに対して、ゼンスイ社は送料のみの負担で済むことも大きな利点です。

このように、日々の環境維持に必須な機材だからこそ、トラブルがあった時のために購入後のサービスも考慮して選択しましょう。値段だけを見て選んでしまうと、トラブルが生じた時に買い替えを余儀なくされ、かえって高くつく場合もあります。

特に、日本に支社がないようなメーカーの輸入品は、修理自体が不可能なケースもあるので注意してください。多少高価だったとしても、ゼンスイ社のような歴史あるメーカーの製品を選択した方が、後々になって維持費を抑えられるケースは多いのです。

水槽用クーラーにトラブルがあった時の対処法

ここでは、水槽用クーラーの故障が疑われる時などの対処法をご紹介します。クーラーが動かなくなる原因としては、もちろん機械的なトラブルもありますが、単純なヒューマンエラーが原因のこともあります。また、クーラーがない時の水温管理法も併せてご紹介します。

水槽用クーラーが作動しない時

まず、クーラーが動かなくなった原因が機械的な故障か、ヒューマンエラーなのか確認することが大切です。

そのためには、最初にクーラーの表示パネルを見ましょう。パネルにトラブルがなければエラーメッセージが表示される機種が一般的なので、取扱説明書などでそのエラーメッセージを対応させて原因の特定を図ります。

トラブルの原因によっては、この時点でご自身で解決できる場合もあり、例としては循環ポンプの停止が挙げられます。

外部フィルターなどと直結して使用している場合、水換え時などに外部フィルターの電源を切ったまま電源を入れ忘れてしまうと、クーラー内部の凍結防止装置が作動してクーラーが停止してしまいます。

この例の場合は、循環ポンプを兼ねた外部フィルターの電源を入れて水を循環させれば、クーラーは再び正常に動作します。

しかし、ヒューマンエラーではなく、劣化や摩耗による機械的な故障だった場合は個人での対処が難しいので、メーカーに問い合わせたうえで修理に出してください。

水槽用クーラーがない時の水温管理法

水槽用クーラーが停止してしまっても、慌てて氷などを水槽に投入してはいけません。なぜなら、水温の乱高下による生体へのダメージは大きく、急に水温が下がることで死に至らしめてしまう恐れがあるからです。

まずは落ち着いて現在の水温を確認したうえで、エアコンなどの空調を効かせましょう。室温が高くなければ水槽の水温もそれ以上は上昇しません。また、気温や水槽のサイズによっては、水槽用の冷却ファンで一時しのぎをすることも効果的です。

まとめ・水槽用クーラーのアフターフォローの重要性について

水槽用クーラーは水槽用品の中でも高価な部類の機材なため、選定の際にはついつい安価な物を選びたくなります。しかし、いつかは壊れる機械製品なので、多少高価でもアフターフォローがしっかりしているメーカーの物の方が、結果として維持費を抑えられることも多いです。

大切な生体を守るためにも、安物買いの銭失いとならぬように、クーラーは購入後のことも考慮したうえで選ぶことをおすすめします。