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藻とコケの違いとは!水槽に発生させない方法と藻を食べる生き物を解説!

アクアリウムを管理する人にとって、かなり大きなウェイトを占める悩みと言えば「コケの発生」があります。

緑色に濁ってしまうと魚が見えませんし、何より美しくありません。悪臭を放つことすらあります。ですからコケ取りのグッズもいろいろ販売されています。

ですが、実は「水槽に生えるコケ」って「陸上に生える、道端で見かける苔」とは違うんです。えっ?どういうこと?!

今回は、苔と水槽に生える藻の違いを解説します。

水槽に生えるコケは、苔じゃない!

本ページでは、混乱を防ぐために

「苔→コケ植物と分類される、陸上で見かける小さな植物」

「コケ→水槽に生えてくる緑や茶色のもの」という表記に統一します!

藻と苔の違いとは

藻も苔も「水分の多い、じめっとしたところに生えてくる、小さい緑色の何か」という共通点を持つため、同じ種類と思う方もいらっしゃるのですが、同じとは言い切れないのです。

一般に、水槽に生えてくる緑色のものは、「藻類(そうるい)」と呼ばれる藍藻(らんそう・シアノバクテリア)や珪藻、海藻類などを指します。藻の仲間は水の中に発生し、陸上では生きていけません。植物の進化前に近い姿をしており、分類学上は「植物」ではなく「原生生物」という項目に属します。イメージとしては植物プランクトンに近いかもしれません。

ただし分類というのは時代の流れで変わるものなので、「現在はそういった分類」という感じで受け止めてください。

一方、「苔」と呼ばれるものは植物です。コケ植物という項目に属し、陸上で暮らすものがほとんどです。藻類はとても小さいものが集まっているのですが、苔は単体でもそれなりに大きく成長します。苔の仲間では「ウィローモス」が有名です。

(水草)南米ウィローモス(無農薬)(1パック) 本州・四国限定[生体]

水槽のコケは藻類です

私たちアクアリストの敵となる「水槽に生えてくるコケと呼ばれる緑や茶色のあれ」は、藻類です。藍藻、茶ゴケと呼ばれるものたちです。

むしろ陸上に生育する苔くらいのサイズがあれば除去しやすいのかもしれませんが、藻類は肉眼では見えないほど小さいものが寄り集まっていることもあるので、除去するのが難しい場合が多いです。

水槽に藻を発生させない方法

苔と藻の違いがわかっていただけたところで、肝心の「水槽に藻を発生させないためのポイント」を解説します。除去するのは大変なので、できるだけ繁茂させないようにしましょう!

こまめに掃除をしよう

餌の食べ残しや生体の排泄物などの汚れが溜まると、水が富栄養化します。コケの好む栄養素が水中にたまってしまうので、大発生の原因となるのです。

定期的に、水槽内の掃除を行いましょう。

魚を入れすぎないようにしよう

魚などの生体を入れすぎるとフンにより富栄養化がおこりやすくなります。

フンは水槽内のバクテリアによって分解されて、硝酸=コケにとっての栄養分になるのです。魚の密度が高いほど、富栄養化の速度は上がっていきます。

魚の体長1cmにつき1リットルという目安で水量を確保しましょう。

魚の過密飼育は魚にとって非常なストレスです。狭い部屋に大人数詰め込まれているようなものですので、息苦しいだろうなというのは想像できますね。ストレスは魚の寿命を縮めますので、ストレスをかけない飼育を心がけてください。

照明を調節してみよう

照明は強いと緑コケが生えやすいイメージですが、半端に弱いと茶ゴケが生えてきます。

緑ゴケが生えてきたら光を弱く、茶ゴケが生えたら光を強くするなど微調整を行い、水槽にとってベストの明るさを見つけることで水槽が安定しますよ!

藻を食べてくれるおすすめの生き物4選

とはいえ、完全な藻の遮断は不可能ですから、藻を食べてくれる生体を導入するのがおすすめです。以下の掃除生体の中でお好みのもの、お持ちの水槽の条件に合ったものを探してみてください。

オトシンクルス

オトシンクルス(約2-3cm )<3匹>[生体]

藻をとにかく食べて欲しい場合は、やはりオトシンクルスが一番です。愛嬌のある顔が可愛らしいですね。

非常に温和で混泳も容易です。初心者の方にもおすすめの藻取り生体です。

サイアミーズ・フライングフォックス

熱帯魚 サイアミーズ フライングフォックス 5匹セット 【北海道・九州・沖縄・離島は発送不可】 生体

コケ(藻)掃除でよく導入されるのが、フライングフォックスです。特に茶色や黒い藻をよく食べてくれます。

しかし成長すると気が強くなりますので、同種での混泳は避け、できれば1匹にとどめておいた方が無難です。

ヤマトヌマエビ

(エビ・貝)ヤマトヌマエビ(5匹) 本州・四国限定[生体]

藻を食べてもらうなら、ヤマトヌマエビもおすすめです。アオミドロも食べてくれます。1匹あたりの価格も安いです。

魚だけでなく、エビも飼育してみたいなという方にはおすすめできる、飼育しやすいエビです。ちょこまかした動きは見ていて飽きません!

ただし、藍藻や髭ゴケは食べません。アオミドロや珪藻(茶ゴケ)は食べますので水槽の様子で導入を検討しましょう。

ブラックモーリー

(熱帯魚)ブラックモーリー(約4cm)<6匹>[生体]

漆黒の体色が印象的な魚です。お腹を空かしている時は藻をよく食べてくれます。

エサでお腹が満たされている場合はあまり食べません。卵胎生メダカなので、繁殖も比較的容易なので、繁殖にチャレンジしてみたい方におすすめです。

まとめ:藻とコケの違いとは!水槽に発生させない方法と藻を食べる生き物を解説!

水槽に生えるコケと呼ばれる藻と、陸上に生える苔の違いを説明しました。

水槽にコケが生えてこないのが一番ですから、コケを生やさないポイントを抑え、さらには藻を食べる生体を導入すれば万全です。

クリアな水槽を目指しましょう!