アクアリウム業界では毎年さまざまな新商品が開発・販売されていますよね。これまでにトロピカでもさまざまなおすすめ商品をご紹介してきました。
あと2カ月で今年も終わりです。ちょっと気が早いですが、今回は2019年度で使用してきたアイテムや、新商品情報などを振り返ってみましょう!
今回は2019年度版、コケ取りにおすすめなアイテムについてお話ししていきます。
プロアクアリストがすすめる!トレンドのコケ取りグッズ
まず最初にご紹介するのは、2019年度版、プロのアクアリストが使用しているおすすめのコケ取りアイテム!
作業効率がよく、スピーディにコケを落とすことのグッズで、中にはちょっとしたコツが必要なものもありますがその効果は絶大です。今回は6つの商品をご紹介していきます!
ゼンスイ マジックスクレーパー
ゼンスイの「マジックスクレーパー」は、海水・淡水どちらでも使用可能で、素材もガラス・アクリル問いません。アクリルでできているため、海水で使用してもさびず、軽量なので手を離すと水に浮きます。
さらにブレードは上下や表裏を変えることができるので、1本で4回使用可能とコストパフォーマンスバツグン!
シーケム アルジースクレーパー
シーケムの「アルジースクレーパー」は、水槽の壁面のコケにおすすめなアイテムで、購入時にステンレス・プラスチック・ソフトパッドの3種類のブレードが付属。使用している水槽の材質や取り除きたいコケの種類に対応した適切な材質のものに簡単に交換できます。
使用時は以下のようなブレードの切り替え方が理想的です。
- ステンレス:プラスチック・ガラス水槽
- ソフトパッド:アクリル水槽のような傷がつきやすい水槽
アクアギーク カラフルマグレイパー
アクアギークの「カラフルマグレイパー」は、簡易磁石を使用した他社商品より磁力が強力。マグネット式なので、水槽内に手を入れずにコケを取り除くことが可能で、水槽の板厚は15mmまで対応できます。
ブレード部分はプラスチックとステンレスの2種類が購入時に付属しているので、水槽の素材やコケの種類に合わせて交換することができますよ。
LSS研究所 フリッパーマックス マグネットクリーナー
LSS研究所の「FLIPPER(フリッパー)2WAY マグネットクリーナー」は、ステンレスとABS樹脂の2種類が付属。ただしABS樹脂は鋼性の高い素材なので、アクリル水槽で雑に使用すると傷がつくことがある点は注意が必要です。
ステンレスブレードの裏面はメッシュブレードなので、柔らかいコケにも使用でき、強力な磁石は板厚12mmまで対応可能です。
コトブキ工芸 セリウムスポンジブラシ
コトブキ工芸の「セリウムスポンジブラシ」は、100円ショップやホームセンターで入手できるメラミンスポンジで落としにくい、カルシウムの白垢も落とすことができます。
一般的な研磨剤より細かな特殊研磨超微粒子の「酸化セリウム」を使っているので、強い力を入れる必要がなくガラス面を傷つけにくいです。コケだけでなく、カルシウムの掃除も行いたいのであれば、カルシウムの付いている範囲まで水を抜く必要がある点は注意が必要です。
GEX コケバスター
GEXの「コケバスター」は、複数のシートが重なることでコケを落としやすくなる「多相式構造」が大きなポイント。湾曲している水槽面にもフィットしやすく、コケを隅々まで取り除きやすいのですが、コケ取り面積が大きいアイテムなので大型水槽向け。長さは27cmの通常サイズのほか、44cmのロングタイプがあります。
初心者でも使いやすい!売れているコケ取りグッズ
おすすめ商品はわかったけれど、他にも人気のある商品が気になる、という人もいることでしょう。ここからはアクアリウム初心者にも人気のあるコケ取りグッズを紹介していきます。
アクアリウム初心者に人気が高いアイテムは、手軽に広範囲に使用できる特徴があるものが多いです。今回は2019年10月現在で総合通販サイトで売れている、コケ取り商品をサイトごとに上位2商品をご紹介していきます!
Amazon水槽 掃除用品総合部門
世界中で利用されているAmazonでは、アクアリウム用品も豊富に取り扱っています。水槽用の掃除用具部門での人気商品はこちらです。
Garosa 水槽スクレーパー セット
Garosaの「水槽スクレーパー プロレイザー アクアリウムクリーナーセット」は、替え刃10枚付き。全長が65cmと長いので大型水槽でも手をぬらさずにコケ取り作業ができます。使用していないときは保護カバーを付けることで、安全に管理でき刃の劣化を防ぐことが可能です。
楽天 水槽 掃除用品総合部門
国内で1・2位を争う総合通信販売サイトの楽天でも、アクアリウム用品を取り扱っています。楽天ではGEXやニッソーの商品が人気のようですよ。
GEX コケ取りDX
GEXの「コケ取りDX」は、スクレーパーのほかにハードスポンジと砂利用スコップのアタッチメントパーツ付き。持ち手部分の角度を角度を変えることができ、クリーナー面は縦横どちらでも使用可能なのでコケ取りしやすいです。
ただしアクリルやプラスチック製の水槽では傷が付きやすいので、使用しないことをおすすめします。ガラス水槽の場合もシリコン部分やガラス面に傷をつけないよう気を付けて使用しなければなりません。
ニッソー 浮くりーなーM
ニッソーの「浮くりーなーM」は、磁力がそれほど強力ではないため、ガラスの厚さは5mmまで対応可能。片側が曲げガラスになっているものに対応できるよう、アール仕様なのもポイントです。小型水槽のコケ掃除をサッと行いたいときに手軽に使えるアイテムです。
使用中に分離してしまっても材質が軽いので水に浮き、海水・淡水どちらでも使用することができます。
Yahoo!ショッピング水槽用掃除用品部門
楽天と並ぶ総合通販サイトのYahoo!では、水作やGEXのコケ取りアイテムが人気です。
水作 コケクロス
水作の「コケクロス」は、傷のつきやすいアクリル水槽などにも使用可能なコケ取りクロス。これ単体で使用してもよいのですが、ワイパーに取り付けることで、大型水槽のコケ取りも楽になりますよ。
クロスは自分の好きなサイズにカットすることができるので、ボトルアクアリウムや小型水槽などは適切なサイズにカットして使いましょう。
GEX おそうじラクラク そうじやさん
GEXの「おそうじラクラク そうじやさん」は、コケ取りだけでなく、底砂の掃除や水換えまで対応可能な3WAYの便利アイテム。小型水槽~60cm水槽まで対応可能で、吸じん口をガラスクリーナーに交換することでコケ掃除ができます。
コケ取りグッズを使う際の注意点
市販のコケ取りグッズは様々なものが販売されていますが、注目したいのは使用されている「素材」。ステンレスなどの硬い素材を使用したスクレーパーは、頑固なコケを取りやすいのですが、雑な扱いをしてしまうと、アクリル水槽やプラスチック水槽は簡単に傷がついてしまいます。
またスクレーパーの形状も大切で、角が鋭いものになるとガラス面やシリコンを傷つけることもあるので使用時は注意しましょう。
マグネットスポンジは手は汚れませんが、すみっこや狭いところを掃除しにくく、小型水槽では使いにくいというデメリットもあります。コケ取りグッズは水槽の素材や大きさ・コケの種類などにあったものを選ぶのがポイントです。
コケ取りおすすめ商品やコケの種類などに関しては、こちらの記事を参考にしてくださいね!
まとめ:2019年版最新アクアリウムのコケ取りにおすすめの最新グッズをご紹介
今回は2019年度版のコケ取りアイテムについてご紹介しました。通販サイトで人気の高い商品や、プロがおすすめしている商品でも自宅の水槽とサイズが違ったり、実際に使ってみると自分は使いにくいということはよくあります。
まずは使用している水槽サイズにピッタリのサイズかどうか、そして水槽を傷つけにくいい素材を使っているか、取り除きたいコケにあっているかといったことを考えて商品を絞りましょう。そこから口コミなどを元に商品を選んでいくほうが、失敗しにくいですよ。
水槽にピッタリなサイズで、自分の使い勝手のよいアイテムなら、水槽のコケ取りもはかどること間違いなし!
水槽のプロが所属するサイト運営チームです。
淡水魚・海水魚・水槽設備やレイアウトのことまで、アクアリウムに関する情報を発信していきます!