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水槽の掃除は一度に全部おこなってはいけない!水換え・清掃・ろ材交換!

新型コロナウイルスでの外出自粛をきっかけにして、アクアリウムを始めたという人も少なくありません。でも水槽の立ち上げなどはきちんと調べてやっていても、水換えや水槽の掃除をする際に一度にすべてをやってしまい、それが原因で生体が死んでしまうという事案もおこることがあります

水槽を一度に洗ってしまう失敗点として、立ち上げの際にせっかく増えたバクテリアが一気に減ってしまうことや、pHなど水質が急変し、生体にあった環境じゃなくなってしまうことが挙げられます。

今回は水槽を一度に洗ってはいけない理由や、水質を急変させないためにどうやって掃除をすればいいかなど、おすすめの掃除方法を5つご紹介です!

水槽は一度にすべてを洗ってはいけない!

水槽の掃除と一口に言っても水換えをはじめ、床材に砂利を敷いている場合はその掃除もありますし、ろ過フィルターなどを使っている場合はろ材の交換もしなければいけない、などさまざまなものがあります。

手間もかかるので一度にすべてを洗ってしまえば効率がいい、と考えてしまいがちですが、アクアリウムはここが大きな落とし穴。一度にすべて洗ってしまうと環境が大きく変わってしまい、生体が弱ってしまう事もあるんです。

ここからは一度にすべてを掃除するのがなぜいけないか、その理由を解説していきますね。

バクテリアが減ってしまう

熱帯魚などを水槽で飼育するに当たって、水質維持などにとても大きな役割を果たすバクテリア。水槽を立ち上げる際にも時間をかけて水槽内にバクテリアを増やしてから生体を入れるのが基本ですが、一度に掃除をしてしまうとせっかく増やしたバクテリアが激減してしまうんです。

水槽にいるバクテリアは水だけでなく砂利などの底砂にも付着していて、すべてを掃除してしまうと硝化菌はもちろんですが、有機物を分解してくれるものなど、これらのバクテリアが一気に減ってしまい、浄化ができなくなるので結果として生体に良くない環境に変わってしまいます。

pHなどの水質が急変する

水槽内の浄化ができなくなってくるとpHなど水質の変化が起こってしまいます。また熱帯魚などの生体が対応できずショック症状を起こす「pHショック」などもあり、これは水換え以外にろ材交換時などにも起きることがあるんです。

テトラ (Tetra) テスト 6 in 1 試験紙

ろ材にはpHを安定させる効果があるものもあるのにどうして?と思われがちですが、それまで使用していたろ材にもバクテリアが付着しているもので、全部のろ材を交換するとバクテリアが減少してしまうため、最大でも半分程度にとどめておく必要があります。

pHショックについて知りたい方はこちらの記事を確認してみてくださいね。

水質を急変させない掃除方法5つ!

上でご紹介した理由からも、水槽のメンテナンスを行う際にはバクテリアの量を減らさないように気を付けながら行わなければいけない、ということがおわかりいただけるのではないでしょうか。

そのためには水質管理の基本を見直すことがとても重要です。ここからは水質を急変させずに掃除をするための方法5つをご紹介していきます。

1:ろ材の交換と水換えは同日に行わない

ろ材にも水槽内の水にもバクテリアがいることは解説してきたとおりですが、だからこそ水換えとろ材の交換を同時に行うことは水槽からバクテリアが一気に減ってしまうため、絶対避けなければいけないことのひとつ。

水換えとろ材の交換を行う場合、最低でも1週間程度期間を開けて行うようにしてくださいね。

2:砂利掃除のやりすぎに注意!

砂利など底砂の掃除は水換えほど頻繁にやる必要はなく、汚れているように感じたら行うくらいでいい作業です。これは砂利にバクテリアが付着していることに加えて、掃除のやりすぎでバクテリアの餌がなくなってしまうためそれを避ける意味合いもあります。

しかしあまりに掃除をしないとどんどん汚れてしまい、今度は雑菌の温床になってしまうのでここまで汚れたら掃除をする、といったようにある程度めどをつけておくのがおすすめです。

なお、金魚などフンが多く砂利を汚しやすく、雑菌に弱い生体の場合はこの限りではありません。フンはなるべく残さないようにしっかりコンスタントにお掃除をしたほうがベストです。

3:水換え時は水温変化に気を付けよう

水温は水質の変化と関係がないように思えますが、冬場など水槽内の水とカルキ抜き後の水との温度に差がある場合も生体に悪影響を与えてしまうので避けておきたいポイントです。

夏場はそこまで気にしなくても大丈夫ですが、冬場に水換え作業をする際にはお湯を入れたうえで水温計できちんと温度を合わせるようにしてあげてくださいね。

テトラ (Tetra) デジタル水温計 ホワイトWD-1

冬季の水換えについてはこちらでも解説していますよ。

4:コンディショナーは容量を守る

アクアリストの中には飼育している生体のために粘膜保護剤や、濁り取りなどの効果があるコンディショナーを利用する人も少なくありませんが、これらのアイテムは容量より多く使ったからといって水質が安定するなんてことはありません。

むしろ容量を守らないことで水の中に溶けている酸素が減ってしまったり、泡が発生するなど逆効果になってしまうことも多いので、容量が決まっているアイテムはしっかりと容量を守ることが重要です。

5:水槽のぬめりは悪いものではない

水槽の掃除などの際に何かぬめりがある、と感じたことはありませんか?ぬめりというと汚れとかよくないものを連想しがちですが、実は水槽のぬめりについては有機物を分解してくれるバクテリアの集合体によるもの。

そのため掃除の際にすべてを取り除く必要はないですが、実は有益だからとずっと放置しておくのもダメで、フィルターなどの目詰まりの原因にもなるため、あまりにもぬめりを多く感じるようになったら半分くらい取り除いてあげるといいですよ。

水槽内のぬめりについてもっと知りたい人はこちらの記事をチェック!

まとめ:水槽の掃除は一度に全部おこなってはいけない!水換え・清掃・ろ材交換!

水槽の掃除をはじめとしたメンテナンスはアクアリウムを楽しむうえで重要な作業のひとつですが、分散してやるのはどうしても手間がかかってしまうもの。

でも効率を優先して一度に全部おこなってしまうと、バクテリアが急激に減ってしまったり水質が急変したりと、生体がすめない環境になってしまいます。

まだアクアリウムをはじめたばかりなどの初心者さんであればあるほど失敗しやすいポイントなので、掃除をする際には今回の記事を参考に、水質を急変させず熱帯魚などの生体がすみやすく、なおかつきれいな水槽を保ってあげてくださいね!

コメント

  1. デン より:

    いつも参考にしています。
    スネールが大量発生し水槽の立ち上げ直しを初めて行うのですが、この場合の注意点があれば教えてください。
    水槽の水は目の細かいフィルターで濾して再利用する予定です。エビを確保する水槽を用意できないので、当日戻す予定です。

    コメントを頂けるとうれしいです。

    • 中島 より:

      ご返信にお時間をいただきました。
      スネールはかなりしつこいので、飼育用品や水槽を一度水道水で洗って天日干しするのがおすすめです。
      そうすると残念ながらいままでの飼育水やろ過バクテリアを捨ててしまう事になりますが、スネール完全撃退にはリセットが一番効果的です。
      完全リセットができない場合は、pHを少し下げることでスネールの好まない水質にできます。
      頑張ってください!

  2. 匿名 より:

    こういう記事嬉しい

    • 中島 より:

      コメントありがとうございます!
      お役に立てて幸いです。役立つアクアリウム情報を発信していけるように頑張りますね!