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水草水槽には外部フィルターが最適!おすすめ人気の外部フィルター3選

アクアリウムを始めてみると、ろ過装置という言葉をよく耳にしますよね。
一言でろ過装置と言っても、上部フィルターや底面フィルター、外掛けフィルターなどたくさんの種類が存在します。
皆さんはどんなろ過装置を使っていますか?
今回は、ろ過装置の中でもちょっとプロ向け(?)な外部フィルターについて説明していきましょう。
外部フィルターというと、上部フィルターなどと比べて、難しそうで手を出しづらい、という方もいるかもしれません。
しかし、実際に使ってみると外部フィルターもそんなに難しいものではありませんよ。
ここでは、外部フィルターの特徴やおすすめ人気の製品をご紹介していきます。

水草水槽に最適!外部フィルターとは?

外部フィルターとは、その名の通り水槽の外に本体(ろ過槽)を設置するタイプのフィルターのことを言います。
水槽の水をモーターで吸い上げてろ過槽の中のフィルターを通すことでろ過し、綺麗になった水を水槽に戻します。
ろ過槽の密閉性が高いことが大きな特徴で、水をろ過するときに水が空気に触れることが少なく、水中の二酸化炭素が逃げにくいので、水草を育成したい方にお勧めしたいフィルターです。

そのほかのフィルターについては、こちらの記事も参考にしてみてください。



外部フィルターを使うメリットは?

ろ過装置は使っているけれど、外部フィルターにする必要はあるのか疑問に思う方もいるかもしれません。
外部フィルターにはぜひ使ってみていただきたいメリットがたくさんあります。
以下にメリットをまとめてみましょう。

水草の育成に最適

水草の成長を促すために、二酸化炭素を添加することもあるぐらい、水草を育成するうえで二酸化炭素は欠かせないものです。
しかし、せっかく添加した二酸化炭素も、水をろ過するときに揮発してしまっては意味がありません。
外部フィルターは密閉性が高いのが特徴で、水の中の二酸化炭素を逃がしづらい構造となっており、二酸化炭素を必要とする水草の育成に最適といえます。
水草をたくさん入れるアクアテラリウムの水槽などには、外部フィルターが必須といっても過言ではないくらいです。
水草を育成したい時には、外部フィルターを検討してみるとよいでしょう。

水草と二酸化炭素の関係についてはこちらで詳しく解説しています。

ろ過能力を上げることができ、水質が安定しやすい

外部フィルターは、上部フィルターや底面フィルターに比べてろ過材を多く使用することができるため、水質が安定しやすい傾向にあります。
また、サブフィルターを使用したり、外部フィルターを2台設置したりと、好みや状況に応じてカスタマイズが利き、高いろ過能力を得られるのも大きな魅力の一つです。

水槽周りがスッキリ片付き、見た目もかっこいい

本体を水槽の外に設置する外部フィルターでは、フィルター本体を水槽台に収めることができるため、見た目がすっきりと片付くことが大きなメリットです。
片付くことがメリット?と疑問に思うかもしれませんが、水槽周りが片付くということは、ほかの機器を設置するスペースが確保できるということです。
例えば、上部フィルターを使っている場合、水槽の上部がフィルターでふさがってしまって、照明をつけるスペースが限られてしまうことがあります。
外部フィルターならば、本体を水槽台に収めてしまえば、水槽周りにはパイプ類が少し出るぐらいなので、照明を設置するスペースには困りません。
また、外部フィルターを使っていると水槽だけでなく、水槽周りの機器にもこだわりを持っている感じがでてきます。外部フィルターを使っているだけで、あか抜けた印象を持たすことができ、水槽をプロっぽく見せることができるのも利点といえるでしょう。

おすすめ人気の外部フィルター3選

今回は、外部フィルターの中でも特に人気の高い、エーハイム製品に限定して、お勧めの機種を選びました。
外部フィルターを導入してみたいという方はぜひ参考にしてみてください。

1. エーハイム クラシックフィルターシリーズ

エーハイム クラシックフィルター2213 ろ材付セット

エーハイム クラシックフィルターシリーズは、ろ材を入れるスペースが広く、高いろ過能力が期待できる機種です。
消耗品のパーツが多く用意されているのも魅力の一つです。
また、本体の分解や掃除が比較的簡単なため、メンテナンスがしやすいのも特徴です。
ちなみに筆者が使用した経験上、漏水が一番少ないと感じた外部フィルターもこちらの機種です。

2. エーハイム エコ コンフォートシリーズ

エーハイム エココンフォート 2234

初めて外部フィルターを使用するという方には、エーハイム エコ コンフォートシリーズをお勧めします。
こちらのシリーズは、本体の分解や掃除がとても簡単で、初心者でもメンテナンスがしやすく安心して使用できます。
また、何かと手間のかかる本体の設置や始動時の動作もとても簡単にできていて、こちらも初心者にお勧めしたいポイントです。
消耗品のパーツが豊富に用意されているのも魅力でしょう。

3. エーハイム プロフェッショナルシリーズ

エーハイム プロフェッショナル4 2275 (50Hz)

エーハイム プロフェッショナルシリーズは、大型水槽用の外部フィルターです。
先に紹介したクラシックフィルターよりさらにろ材スペースが広く作られており、ろ過能力もかなり高いです。
また、プロフェッショナルシリーズにはほかのシリーズにはない、流量調節機能がついている機種があります。
流量とは、水の流れるスピードのことですが、これを調節できるのがプロフェッショナルシリーズの大きな特徴です。
消耗品パーツも豊富に用意されています。

まとめ・水草水槽に最適なおすすめ人気の外部フィルター

外部フィルターについてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?
外部フィルターは、アクアリウムを始めたばかりの初心者や、自宅で手軽にアクアリウムを楽しんでいる方などには、なかなか手を出しづらいものかもしれません。
確かに、上部フィルターや外掛けタイプのフィルターなどのほうが、手軽に使用できると感じることもあるでしょう。
しかし、外部フィルターも仕組みを理解して使えばそんなに難しいものではありませんし、ほかのフィルターにはないメリットもたくさんあります。
特に水草を育てている方などは、この機会に外部フィルターを検討してみてはいかがでしょうか。