似ている熱帯魚・観賞魚7種!そっくりだけど違う種類!見分け方とは!

「同じ魚に見えるのに、違う名前で販売されている…」
アクアリウムショップでこんな経験をしたことはありませんか?
これは店員さんが名前の表記を間違えているわけではなく、れっきとした違う種類のお魚なんです!

今回は見た目がそっくりだけど別種として扱われている観賞魚を、全部で7種類ご紹介していきます。
似ている魚同士の見分け方についても解説していきますので、ショップに立ち寄った際はこちらの記事を参考に、じっくりと観察してみてくださいね!

似ているけど違う種類の熱帯魚・観賞魚7種

今回は似ているお魚特集ということで、

  • ネオンテトラとカージナルテトラ
  • ラスボラ・ヘテロモルファとラスボラ・ヘンゲリー
  • メダカとカダヤシ
  • レッドファントムテトラとレッドファントムルブラ
  • カクレクマノミとスパインチークアネモネフィッシュ
  • シリキルリスズメダイとソラスズメダイ
  • タテジマキンチャクダイの幼魚とサザナミヤッコの幼魚

こちらの7種類の熱帯魚についてご紹介をしていきます!

ネオンテトラとカージナルテトラ

(熱帯魚)ネオンテトラ(20匹) 北海道・九州航空便要保温

はじめにご紹介するのが、ネオンテトラとカージナルテトラの違いについて。
どちらもネオンブルーに鮮やかな赤色の入るお魚ですが、体の大きさと赤色の範囲が違います

(熱帯魚)カージナルテトラ(ブリード)(20匹) 北海道・九州航空便要保温

まず体の大きさですが、ネオンテトラは成長しても3~4cmなのに対し、カージナルテトラは5cm程度にまで大きくなります。
体格も、どちらかと言うとネオンテトラの方が丸くずんぐりとした印象です。

そしていちばんの違いが体色の入り方。
ネオンブルーの長さは両者とも同じくらいなのですが、赤色の範囲がネオンテトラの方が短く、体の半分程度しかありません
対してカージナルテトラは顔から尾の付け根まで赤色が続いています

どちらもアマゾン川上流に生息するカラシン目カラシン科のお魚ですが、このように微妙な違いがあるんですね。

ラスボラ・ヘテロモルファとラスボラ・ヘンゲリー

(熱帯魚)ラスボラ・ヘテロモルファ(12匹) 北海道・九州航空便要保温

続いてご紹介するのが、ラスボラ・ヘテロモルファとラスボラ・ヘンゲリーの違いについて。
どちらも東南アジアを中心に生息するコイ目コイ科のお魚ですが、この2品種もとても良く似ています。

(熱帯魚)ラスボラ・ヘンゲリー(6匹) 北海道・九州航空便要保温


見分け方としていちばんわかりやすいのが、体の模様の違いです。
どちらもオレンジと黒を基調とした体色をしていますが、ヘテロモルファの方が黒い模様が大きく三角形に近い形状をしています
ヘンゲリーは黒い模様が細長いです

ちなみにヘンゲリーと体色が似た品種にラスボラ・エスペイというお魚もいるのですが、ヘンゲリーは黒い模様の上にオレンジが乗り全体的に透明な体色をしているのに対し、エスペイは体の大部分をオレンジ色が占め、その中に黒い模様が入るような印象です。

大きさはヘテロモルファが4cm程度に対し、ヘンゲリーは3cm程度に留まります。

メダカとカダヤシ


淡水魚の定番とも言えるメダカとよく似たものに、カダヤシというお魚がいます。

カダヤシは北アメリカ原産の外来種で、法令により特定外来生物に指定されています。
つまりメダカと間違えて捕まえてしまった場合、飼育や放流が禁止されているということなのです。

メダカとカダヤシを見分け方ですが、明らかに違うのは尾ヒレや尾筒(尾ヒレの付け根)の形状です。
メダカは尾ヒレの先が直線状で体から尾筒にかけてすぼまるような形をしているのに対し、カダヤシの尾ヒレは丸みがあって尾筒は直線状に長く伸びています

メダカを自然採取するときはカダヤシとの違いをしっかりと見極めて、間違えて持ち帰らないように注意しましょう。


レッドファントムテトラとレッドファントムルブラ

(熱帯魚)レッドファントム・テトラ(ブリード)(12匹) 北海道・九州航空便要保温

続いてはレッドファントムテトラとレッドファントムルブラの違いについて。
どちらもコロンビアのオリノコ川に生息するカラシンで、学名的にはどちらも同じです。
見た目ももちろん似ていて、両者とも赤みがかった体に黒のスポットが入ります
(熱帯魚)レッドファントム・ルブラ(ワイルド)(3匹) 北海道・九州航空便要保温

ではなぜ名前が違うのかというと、実は「ルブラ」とはレッドファントムテトラの中でも特に赤みの強いワイルド(野生種)のことを指しているのです
飼い込むとテトラの方よりも赤く鮮やかに育ち、そのためか値段も倍くらいの差があります。


カクレクマノミとスパインチークアネモネフィッシュ

(海水魚)カクレクマノミ Mサイズ(国産ブリード)(1匹)熱帯魚 北海道・九州航空便要保温

海水魚の中で特に人気のカクレクマノミですが、それとよく似たものにスパインチークアネモネフィッシュというお魚がいます。

(海水魚)スパインチークアネモネフィッシュ イエローバンド Mサイズ(ワイルド)(1匹) 北海道・九州航空便要保温 沖縄別途送料

(海水魚)スパインチークアネモネフィッシュ イエローバンド Mサイズ(ワイルド)(1匹) 北海道・九州航空便要保温 沖縄別途送料

どちらもオレンジに白のラインが3本入ったような模様をしていますが、見分け方としていちばんわかりやすいのは体の色味と体高
スパインチークアネモネフィッシュの方がカクレクマノミよりも赤に近い色をしていて、体も大きく体高があります

また、スパインチーク(頬の棘)の名の通り、スパインチークアネモネフィッシュには目の下の部分に棘が生えているのも特徴のひとつです。

シリキルリスズメダイとソラスズメダイ

(海水魚)シリキルリスズメダイ(3匹) 北海道・九州航空便要保温

続いては鮮やかなブルーが特徴的な海水魚、シリキルリスズメダイとソラスズメダイの違いについてです。

どちらもブルーの体色に尾ヒレが黄色く染まるお魚ですが、シリキルリスズメダイの方がやや濃い青色をしていて、棘条(きょくじょう)と呼ばれるヒレのトゲも少なめです。

また生息域にも違いがあり、シリキルリスズメダイは沖縄の浅いサンゴ礁や岩礁などで見られるのに対し、ソラスズメダイは夏から秋にかけて関東の海でも見られるようになります。(ちなみに、ソラスズメダイのように南の海から黒潮に乗って関東付近の海までやってくる魚を季節来遊魚といいます。)


タテジマキンチャクダイの幼魚とサザナミヤッコの幼魚

【海水魚/観賞魚/キンチャクダイ】 ウズマキ ■サイズ:7cm± (2匹)

最後にご紹介するのは、タテジマキンチャクダイの幼魚とサザナミヤッコの幼魚の違いについてです。

キンチャクダイ科の魚は成魚と幼魚でまったく異なる体色をもつ種類が多いですが、中でもタテジマキンチャクダイとサザナミヤッコの幼魚はとてもよく似た見た目をしています。

【海水魚/観賞魚/キンチャクダイ】 サザナミヤッコ ■サイズ:5cm± (1匹)

見分けるポイントは、青い体色に入る白線の形
タテジマキンチャクダイの幼魚は別名「ウズマキ」とも呼ばれるように、白線の形が円形に近い形をしています。
一方サザナミヤッコの幼魚は白線の湾曲は見られるものの、円を描くような形はしていません

成魚はお互いぜんぜん違う見た目をしているのに、幼魚がそっくりというのはなんだか不思議ですよね。

まとめ:似ている熱帯魚・観賞魚7種!そっくりだけど違う種類!見分け方とは!

今回は似ている熱帯魚や観賞魚について、見分け方を中心に解説してきました。

一見同じように見える魚も、よく見ると異なる体色や特徴を持っていたり…
アクアリウムの世界は本当に奥が深いです。

今回ご紹介したものの中には、ネオンテトラやラスボラなど混泳可能なお魚たちもたくさん存在します。
あえて似た者同士のお魚を混泳させてみるのも、面白いかもしれませんね。

水槽ごとにコンセプトを変えて、さまざまな世界観のアクアリウムを楽しんでみるのはいかがですか?



 

 

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