アクアリウム業界で働く「プロのアクアリスト」というと、普段使っているアクア用品もプロ仕様のものが多そうなイメージですよね。
でも実際はそんなことはなく、東京アクアガーデンで働くスタッフたちは市販されているものを活用しながら水槽の管理をしています!
プロのアクアリストたちはいつもどんなアイテムを使って水槽管理をしているのか、ちょっと気になりますよね。
そこで今回は水槽管理のプロが愛用するアクア用品特集ということで、全部で10種類のアイテムをご紹介していきます!
これからアクアリウムを始める予定の方や、今あるアイテムの買い替えを検討中の方は、是非こちらのページをお役立てくださいね。
プロアクアリストが手放せない!アクアリウム用品ベスト10
プロアクアリストが愛用するアクア用品ということで、今回はこちらの10種類のアイテムをご紹介していきます。
- プロホース
- メラミンスポンジ
- なるほどバケツ
- 水作 ピンセットバサミ
- カルキ抜き
- 活性炭
- ウールマット
- 比重計
- 人工海水
- ソイル
どれも水槽管理に欠かせない便利アイテムばかりですので、しっかりとチェックしてみてくださいね。
プロホース
アクアリウムの必需品として真っ先に声があがるのが、水作プロホースエクストラです。
こちらは水槽内のレイアウトを崩さずに水換えができるアイテムで、パイプを底砂に差し込めば砂の中の汚れもかき出すことができます。
分解して洗浄ができるので、常に清潔を保っていられるのも嬉しいポイントですね。
小型水槽ではプロホース、大型水槽では吸い込み口の広いプロクリーナーといった具合で使い分けることが多いようです。
メラミンスポンジ
「メラミンスポンジ」というと聞きなじみがないかもしれませんが、100均でも販売されている激落ちくんなどのことを指します。
ご家庭内の掃除に大活躍のメラミンスポンジですが、水槽のコケ掃除にも欠かせない必須アイテムです。
使い方はとっても簡単で、スポンジを飼育水で濡らしながらコケにこすり付けます。
ガラス水槽はもちろん、アクリル水槽もほとんど傷付けずにコケ取りができるため、大変重宝されるアイテムです。
なるほどバケツ
水槽の水換えをするときにホースが勢い余ってバケツから出てしまったり、バケツに入れた水をバランスよく注ぐことができず水槽を濁してしまったという経験はありませんか?
そういった水換えによくある失敗を解決してくれるのが、このなるほどバケツです!
こちらのバケツはホースを固定するパーツや注ぎ口がついているため、水換えをするのがグッと楽になります。
アクアリウムでは水換えの他にも水合わせやカルキ抜きなどさまざまな場面でバケツを使うので、ひとつ持っておくととっても便利ですよ。
水作 ピンセットバサミ
水草を植える際に重宝するのが、水作のピンセットバサミ。
名前の通りトリミングバサミが一体となったピンセットで、水草水槽を始める方にはかなりおすすめのアイテムです。
こちらのピンセットは先端部分に溝が刻まれているため水草を掴みやすく、狙った場所にしっかりと植えることができます。
サイズが大・中・小とありますが、大型水槽にはピンセットバサミ草作400N、小~中型水槽には中間サイズのピンセットバサミ草作300Nがおすすめです。
カルキ抜き
カルキ抜き剤はアクアリウムを楽しむ人たちみんなの必需品ですよね。
水道水の中に規定量のカルキ抜き剤を混ぜれば、魚にとって安全な水をすぐに用意することができます。
普段は水道水を汲み置きして塩素を除去しているという方も、急に水換えが必要になったときのために1本持っておくと安心ですね。
カルキ抜き剤には液体タイプと固形タイプ(ハイポ)の2種類がありますが、大型水槽など大量の水道水を中和する際にはコストパフォーマンスの高い固形タイプを使うのがおすすめです。
活性炭
飼育水の黄ばみや濁りの改善などさまざまな用途で使われる活性炭も、アクアリストの必需品です。
脱臭剤として売られている活性炭を冷蔵庫や玄関の靴箱に入れている方は多いと思いますが、アクアリウムで使う活性炭にも水槽の嫌な臭いや流木のアクを吸着するなど多くの効果が期待できます。
軽くすすいでから上部式や外部式のろ過フィルター内に入れて使用しましょう。
ウールマット
ウールマットはろ過フィルターの形状に合わせて設置することで魚の糞や食べ残した餌などを絡め取る、物理ろ過用のろ材です。
各メーカーからさまざまなものが販売されていますが、ウールマット自体に良し悪しはありません。
使用するフィルターによって適正製品が異なるだけなので、フィルターの形状に合ったものを使用しましょう。
オーバーフロー水槽には、型崩れしにくい高密度タイプのものがおすすめです。
比重計
海水水槽を管理するのであれば必ず持っておきたいのが比重計です。
人工海水の素を溶かして作った飼育水が適切な比重かどうかを計測する際に使用します。
ご紹介しているテトラ ハイドロメーターは安全な比重のメモリがわかりやすく色付けされていて、なおかつ耐久性にも優れたかなりおすすめの商品です。
人工海水
マリンアクアリウムでは人工海水の素は消耗品です。
切らさないように、水槽を全換水できるくらいの量は常にストックしておきましょう。
ちなみに汽水魚を飼育する場合にも人工海水の素を使用します。
東京アクアガーデンでは、ご紹介しているナプコ インスタントオーシャンを使用することが多いです。
サンゴの育成や色揚げに良い成分が配合された人工海水なども販売されているので、ご自身の水槽環境に合った商品を選んでみてくださいね。
ソイル
アクアリウム用のソイルには水草の育成に必要な栄養が含まれているだけでなく、バクテリアが住み着きやすい多孔質な構造のため、水質を安定させる効果もあります。
定期的な交換が必要な上に、金魚など砂を掘る習性のある魚には不向きな面がありますが、水草水槽やネイチャーアクアリウムを立ち上げるためには必須のアイテムです。
まとめ:【水槽管理のプロ必需品】これだけは手放せないアクアリウム用品ベスト10
今回はプロのアクアリストが愛用するアクア用品についてご紹介をしてきました。
水槽管理のプロと言えど、普段から使っているアイテムは市販のものばかりなので、もうすでに持っているという商品もいくつかあったのではないでしょうか。
また、アクアリウムで使うアイテムは専用のものでなくても、ホームセンターや100円ショップで手に入る商品を使えば代用できることもあります。
節約できるところは代用品を上手に活用して、賢くアクアリウムを楽しんでみてくださいね。
トロピカライターの井上あゆみです。
金魚から熱帯魚・海水魚まで、全部で20種類程度のお魚を飼育してきました。
お気に入りはイエローヘッド・ジョーフィッシュ。怒ったような顔をしているのに、実はかなり臆病というなかなか憎めない海水魚です。アクアリウム初心者の方でも楽しく読めるような記事を書いていくので、よろしくお願い致します!
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