水槽を美しく見せるにはいくつか方法がありますが、「青い照明を使う」ことも非常に効果的です。
海水水槽では海の青さを演出できますし、サンゴの育成を助ける効果もあるので、観賞性がグッと高まります。それだけではなく、青い光はストレスの抑制にもつながり人にとっても癒しを与えてくれます。
今回は、青い光を放つLED特集です!水槽を青く神秘的に照らす水槽照明をご紹介するので、ご覧になってみてください。
水槽におすすめな青いLED照明7選
今回ご紹介する青いLED照明は次の7つです。
- LEDプラス シャイニングブルー(ゼンスイ)
- ナノレビル ブルーホワイト(ゼンスイ)
- アンダーウォーターLEDスリム ピュアブルー(ゼンスイ)
- REEF LED(レッドシー)
- NEMO LIGHT(マーフィード)
- Grassy LeDio RX122 ディープ(ボルクスジャパン)
- オプティマスリーフナノ(MMC企画)
色を変えて調光できたりサンゴの育成に特化していたりなど、それぞれ特徴があるので、目的に応じて使い分けることが大切です。
ゼンスイ LEDプラス シャイニングブルー
ゼンスイの「LEDプラス」シリーズのシャイニングブルーは基本的な青照明ではあるものの、必要な性能が詰まっています。
青と白の2種類の光によって海水魚はもちろん、ソフトコーラルなどのサンゴを美しく照らします。色だけでなく、光量(1041.1lm)と照射角度(120度)も十分で、水槽の一部が暗くなってしまうこともありません。
省エネかつ長寿命なところも嬉しい点です。
lm(ルーメン)とは、LED照明の明るさを示す単位です。詳しくはこちらをご覧ください。
ゼンスイ ナノレビル ブルーホワイト
「ナノレビル」シリーズのブルーホワイトは、高い照度が売りのLED照明です。
2300lmの強い光量に加え、サンゴの光合成と色揚げ効果を考慮した青・白の光によって水槽を彩ります。
薄型ボディで扱いやすことも支持される理由の1つでしょう。LEDプラスのシャイニングブルーよりもやや白く明るい印象を受けます。
ゼンスイ アンダーウォーターLEDスリム ピュアブルー
「アンダーウォーターLEDスリム」シリーズのピュアブルーは一風変わった水中照明です。
白の配分が多いので、幻想的かつ魚やサンゴ本来の色味を重視したい場合におすすめします。水中照明は設置が面倒と思われるかもしれませんが、サクションカップで簡単に取り付けられるので心配ありません。
水中だけでなく水上でも使用できるため、レイアウトによって光の当て方を変えることもできます。
レッドシー REEF LED
サンゴの育成を前提として開発された「リーフLED」は、サンゴを美しく魅せたい場合に最適です。
光合成しやすい青い光はもちろん、一ヶ所に集中することなく全体を照らせるよう計算されているので、サンゴの配置によって生育具合に大きな差が生まれることもありません。
サンゴの育成を抜きにしても青くてきれいな光が魅力的です。操作や設定を携帯アプリで行えるのも便利です。
マーフィード NEMO LIGHT
「ニモライト」は海水水槽用のLED照明で、青みが強いのが特徴です。
サンゴの育成はもちろん、より幻想的な水槽にしたい場合に最適。
- 圧迫感を与えない超薄型ボディ
- 調光可能
- タイマー内臓
など、機能性も抜群。さまざまなタイプがありますが、青みを重視したいのであれば「NEMO LIGHT 2 アクアマリン」をおすすめします。
ボルクスジャパン Grassy LeDio RX122 ディープ
海水水槽・サンゴ用LEDでは「グラッシーレディオ」も有名です。
色揚げや光合成を促進するなど、サンゴの育成・観賞に定評があります。シリーズのなかではディープが特に青みが深く、サンゴや魚の色味を引き出すことが可能。
別売のUSB通信ユニットと組み合わせると携帯から調光することもできます。
MMC企画 オプティマス リーフナノ
「オプティマス」シリーズのリーフナノは、タッチセンサーで青と白の光を調光することができます。
10段階とパターンが豊富なので、お好みの光で水槽を照らすことが可能です。水槽に合わせて調節可能なブラケットが付属しているため、30~60cm水槽まで対応することができます。
見た目もスタイリッシュで、水槽上部をスッキリ見せたい場合におすすめです。
青い水槽用照明の効果
水槽の照明を青くすることで得られるメリットがあります。
魚を美しく魅せたり幻想的な水槽を演出したりと、青い照明だからこそ輝かせられるものも少なくありません。青い水槽用照明の効果を活用することで、水槽や観賞魚の魅力を際立たせることができますよ。
海水水槽を美しく魅せる
青い水槽用照明を使うと、海水水槽をより美しく魅せることができます。
海水水槽での使用を目的とした機種ばかりで、「いかにきれいに照らすか」ということを考慮して作られているため、一般的な照明よりも美しさを向上させる効果は高いです。
また、青い光はサンゴの育成に欠かすことができません。
浅場よりも特にやや深い場所に生息している「スターポリプ」や「マメスナギンチャク」などのサンゴは青い光を中心に光合成をするので、青い水槽用照明を使うことによって状態良く育成することができます。
サンゴがきれいに育っている水槽はそれだけで美しく見えるものです。
幻想的な水槽を演出できる
青い光には幻想的な水槽を演出する効果があります。
人は青い光から、
- 水
- 海
- 幻想的
といったイメージを持ちます。青い光を放つ照明で水槽を照らすと、海中を見ているような幻想的な水景を演出することが可能です。
水槽だけではなく、魚やクラゲといった生体もより美しく見えることから、水族館などの展示で青い光が使用されることも少なくありません。
また、青い光には不快なストレスを抑制する効果があることがわかっています。青くライトアップすることで、癒しや落ち着きを与えるものに変わり、見た目にも増して魅力的な水槽になります。
まとめ:青い光を放つLED特集!水槽を青く神秘的に照らす水槽照明をご紹介
青い光を放つ照明を使用することで、海水水槽を美しく魅せたりサンゴの育成を促したりとメリットは少なくありません。
「もっときれいな水槽にしたい!」
「水槽の雰囲気を変えたい」
といった場合には、今回ご紹介した7つのLEDも検討してみてください。
水槽レイアウトのバランスや水質を変えることなく、きれいに魅せることができるおすすめの方法です。
トロピカライターの高橋風帆です。
アクアリウム歴20年以上。飼育しているアーモンドスネークヘッドは10年来の相棒です。
魚類の生息環境調査をしておりまして、仕事で魚類調査、プライべートでアクアリウム&生き物探しと生き物中心の毎日を送っています。
※返信にお時間をいただいております。
弊社公式サイトのお悩み相談フォームですと早めに返信できますので、よろしければそちらもご利用ください。