みなさんはどんな水槽台をお使いでしょうか?
機能性重視の水槽台、見た目が恰好いい水槽台、インテリアのなじむナチュラルなものなど水槽台にも色々ありますよね。
その中から今回は、ぱっと目を引きたいときにおすすめの「ハイタイプ水槽台」をご紹介します。ハイタイプ水槽台は、その名の通り背の高い水槽台です。あまり流通していないため聞いたことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、実際の設置例、注意点なども合わせて解説していきますね。
ありきたりはつまらない、一工夫として個性を出したいという方にもピッタリのハイタイプ水槽台について、ぜひご一読ください。
ハイタイプ水槽台とは
ハイタイプ水槽台?あまり聞かないな、という方もいらっしゃるかもしれませんね。ハイタイプ水槽台とは「通常の水槽台よりも背の高い水槽台」を指しています。
一般的に販売されている水槽台の高さは700~800mmのものが多いのですが、ハイタイプであればそれ以上の高さがあります。
水槽台の高さについては、以下のリンクを参考になさってください。
ハイタイプ水槽台のメリット
なるほど、背の高い水槽台ということはおわかりいただけたと思いますが、ハイタイプ水槽台にはどんなメリットがあるのでしょうか?
メリットは
- 水槽の位置を目線に合わせやすい
- 迫力とインテリア性がある
- 収納が多い
の3点が挙げられます。
目線に合わせやすく観賞性が高い
一般に販売されている水槽台は前述の通り、70cmほどの高さのものが多いです。
その水槽台に水槽を乗せると、およそ1mほどの高さになります。立った状態だと水槽をのぞき込む感じになりますね。リビングルームなど、座った状態で水槽を鑑賞する場合にはそれで問題ないのですが、立ったまま水槽を鑑賞するには、やや背が低く水槽が見づらくなってしまいます。
ハイタイプ水槽台ならばかがまずに水槽を鑑賞できますので、起立したまま水槽を鑑賞することの多い場所、例えばエントランスなどにはハイタイプ水槽台がおすすめです。
迫力とインテリア性がある
一般に、背の高いものは目立ちます。
せっかくの水槽ですから、パッと目を引くようなみんなに見てもらえる状態を作りたいですよね。そのための工夫として水槽台をハイタイプにするということが考えられるわけです。とても見栄えがしてインテリア性も高まります。
また、水槽台の高さを利用して、パーテーションのような役割を持たせることもできます。
例えばリビングとダイニングの空間を分けたいとき、部屋の真ん中にハイタイプ水槽台を設置すると空間に区切りができますね。はっきりとパーテーションや壁で区切るよりも開放的な空間になりますし、水槽を両側から鑑賞できるので高い鑑賞性も確保できます。
収納が多い
ハイタイプ水槽台は高さがあるので、水槽下の空間も大きく、大容量の収納を備えていることが多いです。
細かい飼育アイテムはもちろんのこと、大型のクーラーやろ過槽なども水槽台に収納できますので、水槽周りをスッキリ片付けることができますね。
大きな機材が必要になる生体を飼育しているときや、水槽周りがごちゃついてお困りの方にはハイタイプの水槽台がおすすめです。
ハイタイプ水槽台の注意点
メリットの多いハイタイプ水槽台ですが、一般にあまり流通していないのには理由があります。
いくつかの取り扱い上の注意点があるためです。それは
- フィルターなどのろ過能力がダウンする
- 地震などの揺れの影響を受けやすい
の2点です。以下で詳しくご説明します。
ポンプの循環回数が下がる
水槽台に高さがあると、外部フィルターやオーバーフロー水槽などの循環回転数が低下してしまうため、ろ過能力がダウンします。
それを補うためには1ランク上のポンプなどを用意した方が良いでしょう。
循環ポンプの選び方については、以下のリンクを参考になさってください。
規格サイズより振動が伝わりやすい
背の高いアイテムは、地震などの際に振動が伝わりやすくなりますが、水槽台も同じことが起こります。
水槽だけでもかなりの重量がありますが、そこへ水や岩などのアクセサリーを入れると相当な重さになります。地震などで倒れてくると、水槽が壊れてしまうのはもちろん人が下敷きになってしまったら大変危険です。
ハイタイプ水槽台を用いる際には必ず免震対策を行ってください。
水槽と水槽台をしっかり固定する、水槽台を壁に固定するなどの方法が有効です。
他にもいろいろな地震対策が以下のリンクで解説されていますので、ご覧になってください。
ハイタイプ水槽台の設置事例
ハイタイプ水槽台、どんなものか見てみたい方のために、実際のハイタイプ水槽台の設置例をご紹介します。
ブラックのハイタイプ水槽台
会計事務所の受付に設置された水槽です。
ブラックかつハイタイプの水槽台でキリッと引き締まった感じになりましたね。水草の美しいグリーンと水槽台のブラックのコントラストが非常に目を引く、インテリア性の高い水槽台です。
詳しい解説や他の角度からの画像は下のリンクからご参照ください。
木目のハイタイプ水槽台
こちらはゴルフ場のエントランスホールに設置された、木目のハイタイプ水槽台です。
木目のナチュラルで優しい雰囲気と周囲に配置された花や植物がとてもよくマッチしていますね。
詳しい解説は下のリンクからご覧いただけます。
白いハイタイプ水槽台
オフィスのミーティングスペースに設置されたホワイトのハイタイプ水槽台です。
背後の壁が木目なので、ホワイトの水槽台がとても映えていますね。海水魚水槽の幻想的な雰囲気をよく引き立ててくれています。
詳しい解説は下のリンクからご覧いただけます。
ハイタイプ水槽台を購入するには
ハイタイプの水槽台が欲しい!となっても、通常はあまり流通していないため手に入れにくいです。量産もされにくいため、お高い価格設定のものも時折見かけます。
自分の希望の水槽台が見つからない…そんなときはオーダーメイドがおすすめです。
オーダーメイドならば確実に購入できますし、特殊な水槽台の場合、実は市販のものを購入するよりも安く済むことも多いです。オーダーメイドであれば既にお持ちの水槽にサイズを合わせたり、設置場所にぴったりの水槽台をあつらえることも可能です。
水槽台のオーダーメイドって、どこでできるんだろう?と興味がわいた方は以下のリンクをご覧になってください。東京アクアガーデンのオンラインショップでオーダーが可能です。
すべてが理想の水槽台をオーダーできるフルオーダーの他に、既定のサイズを生かしたセミオーダーもあります。プロの作った専用の水槽台は本当に安定感があり、安心して使えるのでオススメです!
水槽台の購入方法については、以下のリンクでも解説していますのでご一読ください。
まとめ:ハイタイプ水槽台とは!背の高い水槽台のメリットと設置事例をご紹介
今回はハイタイプの水槽台について、メリットや取り扱い上の注意点、実際の設置例などをご紹介しました。
ハイタイプの水槽台は、大人の方が立ち上がった時の目線の高さに水槽を設置できるのが最大の魅力です。鑑賞しやすいのはもちろんのこと、水槽が視界に入りやすくなり、空間のアクセントになります。
お魚の泳ぐ姿は視界に入るだけで癒されますので、ほっと落ち着ける雰囲気にもなりますね。
水槽台1つ工夫しただけで、見えるものがガラッと変わります。注意点もありますが、ぜひ一度検討していただくことをオススメします。
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