海水魚を飼う為の水槽設置編!!
元ペットショップ店員が送る「お店で状態の良い魚を選ぶ方法 良い状態に持って行く方法をお教えするシリーズ」になります!
前回が水槽準備編 そして今回が設置編です!
前回を読んでいただけた方が分かりやすいと思います!
海水魚をただ漠然と飼いたい! と思っている方に分かりやすく海水魚を飼う為に必要なものを教えていきます!
まず一つ大前提として、飼いたい魚と機材を同じ日に買う。これは実は魚にとってとても苦しい事をしています!
魚を飼う、その最低でも一週間、できれば二週間前には機材を購入しておきましょう!
では機材を揃えた方! いざ水槽を立ち上げていきましょう!!
まずはじめに何をすればいい??
どこに置くかをきちんと考えましょう。水槽は意外と重い! 水槽と水の砂と岩が入っていると男性でも持ち上げるのが厳しいくらいです。 なので本当にそこに置いて大丈夫かをよくよく考えてください。
電源コードはきちんと取れますか? あと少し足りない!なんてなると延長コードを買うはめになってしまいます。
太陽光が当たっていませんか? 太陽光が当たっていると、通常よりもコケの育成スピードが速いです。その為ドンドン水槽面が汚くなります。直接太陽光が当たらない場所に水槽を置くようにしましょう。
配管は大丈夫ですか? クーラーやポンプを設置する時に、ホースが微妙に届かない!なんてことが起こらないように、砂や水を入れる前に、配管確認をしましょう!
場所が決まったら設置に取りかかりましょう!
水槽設置方法
水槽台を置く
水槽台を置く場合は置きましょう。 最近は地震怖いですよね、、。地震対策をしましょう!
- 水槽台地震対策はこちら!【地震でも倒れない水槽を作ろう!地震に備えるアクアリウム】 こちらの記事に水槽台地震対策についてが記載されています!
置く時はその場所の床が本当に平らかを確認しましょう! もしご自宅に水平器があればそちらを使ってみてください! もし無い場合はアプリがあるみたいなので参考にしてみてください!
よくよく床を掃除してから置きましょう!
一番ご注意してほしい点は、水槽台の穴にちゃんと入りきるか、です。オーバーフロー用の穴や電源コード用の穴が、上手く入らない!なんてことが設置途中に分かるとつらいです。
私は爬虫類を本棚の様なもので飼おう!と思い本棚に穴を開け終わってから上手くいかないことが判明、、、あれは痛い失敗をしました。
水槽を置く
水槽台の上に水槽をのせましょう! 水槽台の上に水平に、均等にのせましょう。台の上も綺麗にして、水槽台の真ん中にのせましょう! 左右どちらかに寄っていたり、台からはみ出ていたりするととても危険です!
なぜここまで水平にこだわるのかというと、水槽の寿命に関係してくるからです!!
- 水槽寿命を詳しく知りたい方はこちら!【水槽の買い替え 時期や寿命(耐用年数)について】
地震対策専用のシールが販売されているのを見かけたことがあります。そういったものを貼ってもいいと思います!
砂を入れましょう
水槽内に砂を引きましょう! 砂を上からドサッと入れてしまうと水槽の底に傷が付いてしまいます。ゆっくり優しく入れましょう!
砂の厚さや種類はその魚にもよってきますが、最低でも5㎝は引いておきましょう!
アクアリウム上級者でチンアナゴを飼っている友人がいますが10㎝以上は引いていましたね。
砂を引く時のポイント! 『手前薄くの奥厚く』です。 どういう事かといいますと、砂を引く際に、手前は薄めに、奥に行く程厚く引くんです! 横から見たら斜めになっている感じですね。
何故良いかといいますと、遠近法で少しでもその水槽内を広く見せる為です! 如何にあの狭いスペースを広く見せるかがポイントです!!
まぁその魚の性格で、砂を巻き上げたり掘ってしまう子もいますが、、、。その場合は諦めるしかないですね。
※もし底面フィルターでやるかたは設置してから砂を引きましょう。
海水を作りましょう!
前回の準備編でも書きましたが、慣れるまではこれが面倒くさい! 頑張って慣れていきましょう!
大きめのバケツに人工海水を入れ(結構ドバッと入れましょう)水道水を入れていきます。 その際に、少しでも早く溶かす為にかき混ぜましょう! きちんと溶けきっていないまま水槽に入れると魚にあまりよくありません。
溶けたところで比重計の出番! 比重を図り 1.023 になるように合わせましょう! 1.022~1.024辺りなら許容範囲で大丈夫です!
温度が冷たすぎると魚に良くありません。 25度くらいの水になるよう調節しましょう!
大きめのバケツが無い場合は、2ℓペットボトルに人工海水と水を入れて振りましょう! 凄く楽ですよ!
海水を入れましょう!
作った海水を水槽内に入れていきましょう。
この時の注意点! 海水をそのまま入れるとせっかく均した砂が舞い上がってしまいます。 なので、砂が入っていた袋を活用しましょう! 袋を砂の上に引いてから海水を入れていくと、砂が舞い上がらいで済みます!
袋まだ砂余ってる、、、。という方は小さめのボウルを使いましょう! ボウルを砂の浅い所に置き、そこを目掛けて海水を入れて行きましょう!
海水は5~6分目くらいまで入れましょう! ここが大事! この時に沢山海水を入れると後で惨事が起きますよ、、、!!
ライブロックを入れましょう!
写真のようにアーチにしたいところですが、これが意外と難しい!!
もしできそうでしたらアーチを作りましょう! アーチがあることで水の通りが良くなりますし魚も通ることが出来ます!
アーチが作れないよ! という方は少しでもライブロックの隙間を開けてあげましょう!
魚な凄く狭い隙間でも入っていきます! その隙間で休んだり身を隠したり、部屋みたいな感じです!
ライブロックはとても重いです! 落としたり水槽面に付けないように気をつけましょう!
ライブロックは意外とトゲトゲしているので持つ際は注意をしましょう!
そう、このライブロックを入れるときに、前段階の海水を沢山入れていると溢れます!! 海水が溢れない様に気をつけましょう!
機材を設置していきましょう!
ヒーターはライブロックの前段階で設置しても大丈夫ですよ!
ここでの最大の注意点は電源です! なにが怖いかというと漏電です!とにかく痛い!!人間も痛いですし、魚にとっても良くありません! コードの先端は絶対に水がかからないよう気を付けてください!
水かかるの怖いしもう電源コードつないじゃお、と思うかもしれませんが、危険です! 電源をつければ機材も動く、きちんと設置出来てないうちに電源を入れると水があふれたり、変に空回りしたり、大変なことに!!
機材の電源をつけるのは、一番最後につけましょう!
全て設置出来たら電源をつけて水を循環させましょう!
お疲れ様です! 全て設置完了ですね!
本当に電源を入れて大丈夫かを確認したら電源をつけましょう!
魚をいれるまで水は循環させておきましょう! 水槽内の海水にバクテリアなどを発生させ、水質を安定させるためです!
あとは魚をいれるだけです!
またいつか海水魚の選び方をお教えしますね!
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