熱帯魚の飼育 入門編、飼育しやすい熱帯魚はこれだ!!

熱帯魚を選ぶ際に大抵の方は、見た目で気に入った魚を選ぶことが多いとおもいます。

最近では、インターネットの発展に伴い、いろいろな熱帯魚の生態を調べることができる便利な時代になりましたが、それでもなお、生き物ゆえ熱帯魚がうまく飼育出来ていない方が多いのも事実です。

そこで今回は、プロがオススメする飼育しやすい熱帯魚をお伝えしたいとおもいます。

最も飼育が簡単!!その名はアカヒレ

アカヒレ、熱帯魚飼育経験者ではこの名前を聞いたことがある方は多いかとおもいます。

最近ブームのボトルアクアリウムに入っている魚は大体このアカヒレです。

ボトルアクアリウムのような、ろ過機も保温機も無くても全く問題なく飼育できるほど大変丈夫なことで人気のある熱帯魚です。

 

では、アカヒレ最大の特徴である、丈夫という部分を掘り下げてご説明していきましょう。

 

もともと、アカヒレの故郷は中国広東省や香港といったアジア圏となります。

しかし、中国などの生息していたアカヒレは自然破壊等により絶滅したと推測されており、現在のアカヒレは、この地域に生息していた種類の中でも特に耐寒性の強い物の子孫を養殖させた個体だと言われています。

耐寒性に強いと言われるだけあり、アカヒレは水温10度前後まで耐えることができます。

北海道や東北地方の特別寒く無い場所であれば、室内で一年中保温器具なく飼育できると考えてよいでしょう。

また、酸欠や水質悪化にも強いと言われています。

これが、アカヒレが丈夫と言われる最大の要因です。

 

補足ですが、ベトナム原産のベトナムアカヒレや改良品種であるロングフィンアカヒレなどの近縁種もおりますが、これらは耐寒性が弱く保温器具などが必要となりますので混乱しないように注意が必要です。

 

丈夫というだけで非常に魅力的なアカヒレですが、金額面でも魅力的なのです。

数ある熱帯魚のなかでも、最もリーズナブルな金額で購入できるのも魅力の一つです。

せひ、飼育される際は10匹以上まとめて群泳させてください!!

アフリカンシクリッド

アフリカンシクリッドと聞いてすぐにその魚が思いつくかたは少ないかとおもいます。

アフリカンシクリッドとは、アフリカの湖に生息している淡水の熱帯魚です。

今回はその中で、アフリカ・マラウィ湖に生息するシクリッドに焦点を当てて書いていきます。

 

まずは、アフリカ・マラウィ湖産のシクリッドの最大の魅力から説明していきます。

ズバリ、最大の魅力は海水魚にも引けを取らないほど鮮やかな体色です!!

ブルー、オレンジ、イエロー、ホワイトなどの淡水熱帯魚にはあまりない、鮮やかな原色系の体色をもつ非常に美しい熱帯魚です。

さらに、飼育年数を重ねていくと徐々に色あせてしまう熱帯魚が多い中、この種類は色あせるどころかどんどん色が鮮やかになっていきます。

これだけで、もう十分魅力的ではないでしょうか。

 

しかし、これだけで終わりません。

 

この記事のタイトルどおり、飼育がとても簡単です!!

飼育が簡単な理由として、高水温に強いです。

筆者の経験上、30度くらいまでは問題なく飼育できています。

また、水質悪化にも強いですね。

20年ほどいろいろな熱帯魚を飼育してきましたが、シクリッドが全滅したことは一度もありません。

 

ただし、飼育するうえでの注意ポイントもありますので紹介いたします。

アフリカンシクリッドだけで飼育すること

アフリカンシクリッドはネオンテトラなどの熱帯魚と混泳させることができません。

アフリカンシクリッドは弱アルカリ性の水質を好みます。

そのため、弱酸性を好むほとんどの熱帯魚とは混泳させることができません。

アフリカンシクリッドを飼育する時はサンゴ砂などを利用し水質を弱アルカリ性にするようにしてください。

複数で飼育すること

アフリカンシクリッドは、やや気が荒く縄張り争いなどで激しいケンカをすることも珍しくありません。

そのため、ケンカを抑制させる対策として複数で飼育すると良い結果がでます。

複数の目安として、60センチ水槽で15~20匹くらいです。

最後に代表的なアフリカンシクリッドの種類をお伝えします

イエローストライプ・シクリッド

レッドゼブラ・シクリッド

ゴールデンゼブラ・シクリッド

コバルトブルー・シクリッド

スノーホワイトシクリッド

アカヒレとアフリカンシクリッドという熱帯魚

いかがでしたか。

アカヒレは皆さんご存じの方も多いとは思いますが、アフリカンシクリッドは初耳だったという方も多かったのではないでしょうか。

 

しかも、アフリカンシクリッドは弱アルカリ性で飼育するため写真のような海水魚風のレイアウトで観賞することができます。

サンゴ砂を敷いて、飾りレイアウトは白いサンゴ、照明はブルーライトを照らせばパッと見た感じは海水魚と変わりありません。

海水魚を飼育したいけど、設置機材にお金がかかり過ぎると悩んでいる人がいましたら、海水魚風アフリカンシクリッドをやってみてはいかがでしょうか。

 

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