熱帯魚水槽の規格サイズとは【総まとめ】

熱帯魚水槽の規格サイズとは

アクアリウムで使われる水槽には、規格サイズがあります。

この規格サイズを元に、メーカーは水槽を制作しています

一方で、大抵のユーザーは、この規格サイズの中から自分にあった水槽を選定しています。

日本の水槽規格サイズ

では、規格サイズはどのように分類されているのでしょうか。

日本では、水槽のサイズを表す時、横幅の長さを基準にして、例えば『60センチ水槽』という風に表現します。

水槽の横幅『60センチ』の部分が、すなわち規格サイズとなっています。

 

水槽の横幅が基準

大まかに分けると、水槽の横幅を基準として30センチ刻みで水槽のサイズが設定されています。ただし、メーカーによっては60cm未満の水槽は、15cm刻みかもう少し細かく分けているところもあります。

要約すると、規格サイズの水槽は、

15cm→30cm→45cm→60cm→90cm→120cm→150cm

というようなラインナップになります。

メーカーによっては、上の規格の他に10cmや、20cmの規格水槽があったりします。

なぜ30cm刻みなのか

これは、私の想像ですが、恐らく日本の住宅事情と関わっているのだと思います。

それは、1尺が約30cmだからです。

なんといっても、水槽は、かさ張ります。

昔は、日本の狭い住宅に水槽を設置する際、尺単位で水槽の大きさが計算できると、設置計画がしやすかったのでしょう。

奥行き、高さは関係ないの?

さて、一般的な水槽は立方体なので、横幅に対して奥行きも高さも存在します。

例えば、横幅と奥行きが同じ水槽で、高さが2倍違うと、水量も2倍入る計算になりますよね。

つまり、同じ規格サイズ水槽でも2倍水量が違ってくるわけです。

ただ、なぜだか規格サイズは横幅だけで表されることが多いのが事実です。あまり細かいことは気にしないんですね。

もちろん、皆さんは水槽を購入するとき、奥行きも高さも大事ですから、しっかりチェックしてください。

日本以外の水槽規格サイズ

なぜ日本ではと書いたかというと、日本以外では『水量』が規格サイズの基準となっていることが多いのです。

アメリカやヨーロッパの水槽規格

私が調べたところでは、アメリカやヨーロッパは、水槽に入る水量が規格サイズの基準になっていました。

アメリカでは、ガロンで表し、ヨーロッパではリットルで表します。

例えばアメリカでは、ある水槽が『20ガロン水槽』という規格で売られています。

20ガロン入る水槽と言われても、、横幅でもないし、水量の単位もリットルではないので、ピンときませんよね。特に私は横幅表記に慣れているので。。。

ちなみに日本で言うところの、60cm水槽と同程度だそうです。

合理的な水槽容量(リットル・ガロン)表記

しかし、この容量を基準にした海外の規格は、非常に合理的な表記であるともいえます。

なぜなら、水槽に合わせた機器類を選定する時には、水の量が基準になるからです。

日本だと、この場合は、いちいち水槽の大きさから(横幅×奥行き×高さ)を計算して体積を割り出さなければいけません。私はもう慣れていますが、素人の方は戸惑うでしょう。

アジア圏の水槽規格

一方、アジア圏では、日本と同じく水槽の横幅を規格の基準としているところが多いようです。

理由はよく分かりませんが、日本が熱帯魚飼育分野で先行していたからかもしれませんね。

 

 規格外サイズの水槽とは

さて、これまで水槽の規格サイズについて、説明してきましたが、規格サイズから1cmでも外れる水槽は、規格外サイズということになります。

規格サイズ水槽は、熱帯魚ショップなど、どこにでも売っていますが、規格外サイズはそうもいきません。

親切に対応してもらえるショップを探すか、オンラインショップでオーダーメイド水槽を扱っている会社で購入することをお勧めします。

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