熱帯魚を置いての長期旅行可能なのか!?
熱帯魚を飼育する前、もしくは飼育後に不安になる事の一つとして…
熱帯魚を置いてのゴールデンウィークなどの長期旅行時はどうすれば良いの?
ということだと思います。
日々、愛情をかけて大切に飼育していた熱帯魚が、旅行から帰宅したら全滅しているなんて…
考えただけでもゾッとしますよね。
今回は、そんな不安を解消できる様解説していきます!!
熱帯魚を置いての長期旅行前に水槽の水位確認を!
一番大事なこと、それは…
水位確認をすることです!!
何故水位確認が大事かと言いますと…
水槽の水位が足りないと、水槽機器が正常に作動しない可能性が出てくるからです。
例えば水槽の水を温めるヒーター。
水位が低下しサーモセンサー(水温検知器)が水上に出てしまうと、正常に水温感知できず、水温が異常上昇してしまいます。
また、万が一ヒーター本体が水槽の水上に出てしまうと、空焚きとなり火災の原因となります。
※東日本大震災でも空焚きによりヒーター火災による事故が8件発生しました。
他にも水槽内の水を循環するろ過器など、水位低下により空回り運転となり、水槽内循環が停止してしまいます。
以上のどれか1つでも起こってしまえば、生体が全滅する可能性が極めて高いので必ず確認しましょう!!
2,3日なら餌は不要
恐らく皆さんが一番気にすることは、餌やりはどうすれば良いかという事ですよね。
結論から申し上げますと、2、3日の旅行ならば熱帯魚への餌は不要!
4日以上家を空ける場合は、自動給餌器か固形フードの設置をオススメいたします!!
1. 自動給餌器
一日数回に分けて餌を自動的に与える機器です。
決めた量を一日複数回与えることができるが最大のメリット
2. 固形フード
魚がつつくことで徐々に溶け出し、完全になくなるまで3日間程度持ちます。水槽サイズと魚の数に合わせて入れるだけという簡単設定。
初心者の方にオススメなのは、安価で設定不要の固形フードです。
何故なら、自動給餌器は設定を誤ると大量に餌が出てしまうことがあるからです。
実は、私も何回か餌が大量に出てしまうことがありました…
旅行前に試したら大量の餌が水面一面広がり、予定外の水槽の水換え作業…となっては大変ですからね。
また、旅行前にいつもより熱帯魚に多めの餌を与えるのも控えて下さい。
残餌や魚のフンが多くなり水質悪化を招くことで、熱帯魚の生体に悪影響を及ぼしてしまいます。
旅行前もいつも通りの餌の量で熱帯魚は問題ありません。
まとめ:安心して長期旅行するために
いかがでしたか?
水位確認と旅行時の餌
この2点を守るだけで、安心して外出できるのが熱帯魚の良いところです。
また、帰宅した際はお魚と水槽機器が正常に作動しているかしっかり確認してくださいね!
それでは心置きなく、素敵で楽しい熱帯魚飼育ライフをお過ごしください!!
熱帯魚業界歴もうすぐ20年!
海水やアクアテラリウムなど、さまざまな水槽を担当してるアクアリストです。
アクアリウム専門のYouTubeチャンネル『アクアリウム大学』も配信中!
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