古い時代から色鮮やかで特徴のある形から私たち日本人の心をつかみ続けている金魚。
金魚は上から眺めることでその美しさを確認できることで知られています。
手ぬぐいや浴衣などで見られる金魚のデザインは上からのものが多いのではないかなと思います。
ですが水槽で飼って横から眺めても美しさを最大限に表現できる金魚も数多く存在しております。
可愛やダイナミックさ等、金魚には様々な魅力があります。
今の季節では各地域でのお祭りで金魚すくいで金魚をゲットしている人も多くいるのではないでしょうか。
今回その金魚たちを水槽内でその強烈な存在感を輝かせてみてはいかがでしょうか?
金魚のレイアウトで大切なこと…3のポイント
金魚のことを理解しよう…ポイント1
金魚はフナの突然変異で交配を重ねて作出された観賞魚です。
大きさは金魚の形にもよりますが最大15〜20㎝程ですが中には25㎝を超えるような金魚もいます。
元々がフナのためとても丈夫な品種なので病気にならなければ多少の水質の悪化や冬場の低温にも耐えられる強さを持っております。
現在でもたくさんの愛好家もいるほどの大人気な観賞魚と言っていいでしょう。
用意したい水槽の大きさ…ポイント2
お祭りでよく見かける金魚の大きさは3〜4㎝程になります。
そのため小さい水槽の金魚の飼育セットを買われていく方も多いはずです。
大きくなった金魚のことを考えてもう少し大きめの水槽がご用意して欲しいと思います。
金魚も生き物なのでどんどん大きくなって行きます。
しかし水槽が小さいままだと金魚自身大きくなれないことにストレスを感じてしまうこもあります。
金魚の数にもよりますがこちらを目安にして下さい。
成魚(10cm以上)の場合の飼育限界数
30cm…飼育不可
45cm…1匹
60cm…3匹
90cm …9匹
幼魚(10cm未満)の場合の飼育限界数
30cm…1匹
45cm..3匹
60cm…7匹
90cm…12匹
飼育不可については正直な所絶対ではありません。
金魚の飼育している方の中には30㎝の水槽セットで15㎝超えていても飼育出来ているを見たことがある為です…
ただ私がその水槽を見たとき金魚が泳ぎ回っていなかったことに疑問を感じているので。
金魚はどのような種類でも最大で15cm以上にもなります。
そのため、金魚鉢のような20cm以下の水量の水槽では終生飼育が困難です。
サイズが小さい幼魚の場合であれば小さい水槽でも問題ありませんが、成長した場合には水槽サイズを大きくするなどの対策が必要になってきます。
金魚の水槽に使うレイアウトアイテム…ポイント3
レイアウトについてになりますが先に伝えておくと水草のレイアウト、人工の水草を使ったレイアウトの維持は難しいです。
理由としては金魚が雑食性であることです。
水草は好物なので食べてしまいますし人工物の水草もつついたりするので間違って食べてしまうことがあるからです。
そうならないように私がお勧めしたいのはこちらになります。
金魚の水槽オススメレイアウトアイテム
その1…ガラス製品
ガラス製品でも色々な形にがあるので金魚水槽レイアウトと相性がよいです。
金魚の口に入らない大きさを選びましょう。
その2…石
こちらも大きくて金魚の口に入らないものを選択すると良いでしょう。
なるべくでよいので丸みのある石があるとよいですね。
理由としては金魚が石にぶつかって傷付いてしまうのを防ぐためです。
その3…水槽用人工アイテム
水槽で使える人工のアイテムの中にも金魚と相性が良い物もあります。
陶器や蛸壺の形をした物もあります。
金魚が優雅に泳げるレイアウトをしましょう。
金魚の事や水槽のレイアウトについて書いて行きましたが水草を食べられる前提の考えを持っていれば金魚にとっては良いエサにもなるのでそれでも全く問題ありません。消耗品としての考えを持ちましょう。
金魚の中にはヒレの長い種類もいるので泳げるスペースを多めに確保してあげて下さい。
水槽の中にアイテムを設置するのは最小限で…
金魚が元気に泳いでいるのが姿をみれるのはとても気分が良いのです。
生き物が好きで動物関係の専門学校へ入学。
アクアリウムの飼育サークルへ入部し、アクアリウムの魅力に取りつかれる。
以降、自分の好きなものを仕事にしたいという想いからアクアリウム業界に勤めています。
自宅でも淡水魚や海水魚、サンゴなど様々な魚を飼育管理しています。実家では大型犬を4頭、出店で持って帰ったミドリガメを15年以上、家族の一員として迎え入れています。