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家具を熱帯魚用の水槽台として利用する!?学習机がちょうどよい理由とは

※ご注意!※

この記事は『水槽台のかわりを果たせる家具は何か?』という疑問を突き詰めた結果の報告です。水槽台のかわりに家具の使用を推奨するものではありません。

家具は本来の用途使用されるべき構造であり、実践はあくまで『自己責任』です。何卒、宜しくお願い申し上げます。

水槽には頑丈な台が必要!

水槽はとっても重いものです!

でも、専用の水槽台はなかなかの値段だし、本格的に水槽設備を導入するのは、家族の目が厳しい。

そんな時、身近にある家具を水槽台の代用にしようと考えたことはありませんか?

下駄箱、テーブル、スチールラック…候補は数あれど、調べてみると、どれも水槽を長期間載せていられるほど、耐荷重が設定されていなかったりします。

しかし、家具の中には意外なほど強靭な耐荷重と構造を備えたものが存在します。

それは、『学習机』です!

学習机が水槽台になる理由1 とってもタフ!

学習机はもともと、子供が勉学に励む設備というだけでなく、子供を守る役目もあるのをご存知でしょうか。万が一の地震の時、学習机の下に潜るように学校で教わったのは、懐かしい思い出ですね。

それは、学習机が、倒壊物から身を守れるくらい頑丈だからです。

がっしりした学習机なら、耐荷重100㎏以上のものもあります。60cm水槽なら余裕で置けますね!

耐荷重には『静荷重』と『動荷重』があります。

静荷重は、揺れや振動などが一切なく、安定した状態での耐荷重を指します。一方、動荷重は、載せる対象が移動したり、揺れや振動がある不安定な状態での耐荷重の事です。

学習机は、子供が上に登ることを想定して作られているものがほとんどです。

子供が飛び乗っても平気なレベルの動荷重があれば、地震が来ても、比較的安心と言えるでしょう。

学習机が水槽台になる理由2 天板のサイズが大きい!

学習机の天板は、タイプによって差はありますが、幅1mぐらいのものが多いです。

つまり、90cm水槽なら余裕で入ります。

しかも、学習机の天板はとても肉厚ですので、設置面が歪む心配が少ないです。

私は古い学習机に90cmスリム水槽を載せているのですが、水量や砂利を工夫することで、問題なく使用できています。要は、耐荷重を超えなければいいのです。

ただし、床にも耐荷重はあります!床にかかる重みを分散できるように、点で支える脚の机の場合は、コンパネ板を敷いた上に設置するなど、工夫が必要です。

学習机が水槽台になる理由3 電気関係が親切!

学習机の最大の恩恵と言えば、やはり『電気周りが最高に良いこと』です!

なにしろ、ほぼ標準でライトがついています!(※もちろん勉強用です。)

さらに、コンセントがついているタイプもあります!
そうなれば延長コードなど使わずに、タップのみで電源を管理することができます。エアレーション(ぶくぶく)など、あまり遠くに設置したくない設備が近くに置けるのはメリットですね。

付属のライトは、当然、水草を育成するような効果はありませんが、とりあえずの照明にはなります。

学習机が水槽台になる理由4 濾過フィルターやクーラーの収納スペースがある!

机は座って使用するものですから、必ず『足場(足置き)スペース』があります。

そのスペースは水槽用クーラーや外部ろ過フィルターを配置するのに丁度良い広さであることがほとんどです。

環境にもよりますが、熱がこもり難いから、水槽用クーラーを普通に使用できます!
配線やホースが若干はみ出しますが、それさえ気にしなければ高低差もばっちりですので、外部ろ過フィルターの使用にはピッタリです。

しっかりした造りの学習机なら、引き出しももちろん使用可能ですので、水質検査薬などのちょっとした小物をしまっておけるのも嬉しいポイントです。

学習机が水槽台になる理由5 コーティングが完璧!

学習机の天板には、基本的に防汚コーティングが施されています。

そうでなくても、ニスや樹脂仕上げのしっかりしたものばかりですので、水がこぼれても腐食をおこしにくいです。拭くだけですぐに綺麗になるので、メンテナンス性も抜群です!

まとめ

私は、飼育している金魚の為に、なんとか大型の水槽の立ち上げをしたいと考えていました。

しかし、大きな水槽の導入には家族の目が冷たく、さらに水槽台まで用意したい、とはとても言い出せませんでした。

そこで目を付けたのが、運ぶのも大変、捨てるにも粗大ごみとしてお金が掛かるしで、ずっと荷物置きとして放置されていた『学習机』でした。

昔ながらの頑丈な造り…もしかしたら水槽をのっけても、びくともしないんじゃないか?という素朴な疑問と見込みから、水槽台としての使用を決めました。

自己責任ですので、正直、何年使用できるかはわかりません。

また、水槽台として使用できる学習机は、近年の軽量化された机では無理であると考えます。

それは水槽の重量が、私たちの想像よりも非常に重たいからです。静荷重はあっても、動荷重に不安が残るからです。

大切な魚の安全を守るには、やはり正規の水槽台の使用をお薦めいたします。

私は、学習机を水槽台として選びましたが、安全な設備で末永いアクアリウムをお楽しみください!

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