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雨の多い季節・梅雨の魚の屋外飼育について

日本全土を潤してくれる雨の季節・『梅雨』

雨が降るから、私たちは水の恩恵を受けることができるのですが、魚の屋外飼育においてはさまざまな影響を生み出してしまうこともあります。

雨水が飼育水に入ることによる影響

水温が下がる

雨水が入ると、まず初めに水温が変化してしまいます。

水温が下がりすぎると、魚はショック症状を起こす場合もあります。

通常、水温を2~4度変化させる際でも、日数をかける必要があり、時間単位で一気に下がってしまうと、魚の体がついてこないのです。

魚は変温動物ですので、注意してあげたいです。

pHが変化してしまう

飼育で大切な数値に『pH(ペーハー)値』があります。

7(中性)を基準値にして、数値が低いと酸性、高いとアルカリ性に水は傾きます。

pHが急激に変化すると魚の肌(粘膜)が荒れてしまいます。

結果として充血したり、そこから菌に感染したりと不具合が発生してしまうのです。

エラ病にもなりやすいです。

雨水は、都市化の影響で、酸性に傾きがちです。

もちろん平気な個体もいますが、あまり入らないようにするのが望ましいです。

雨水によるメリット

メリットもあります!

屋外飼育では蒸発しがちな飼育水ですが、雨が降れば自然の足し水となります。

もちろん、カルキを抜く必要もありません。

また、水温があがりすぎていた場合には、ほどよく抑えてくれる場合もあります。

要は、分量の問題です。

雨水も適量ならば、プラスに働くということです。

梅雨の季節は雑菌が繁殖しやすい

梅雨はじめじめしたイメージを持たれる方が多いと思いますが、実際、水槽や飼育容器の中でも雑菌が繁殖しやすいです。

暖かい水温など、魚の天敵のエロモナスやカラムナリスが繁殖しやすい条件がそろっています!

日陰で飼育している場合は、底砂の掃除や水換えをこまめにし、菌の繁殖を抑制しましょう!

屋外飼育には太陽がついている!

雑菌が繁殖しやすい梅雨ですが、心強い味方がいます。

そう、『太陽』です!

梅雨の時には、なかなかその姿を見せてくれませんが、紫外線は着実に地上に降り注いでいます。

ご存知の通り、日光(紫外線)には、殺菌効果があります!

ただし、日の当たる場所では水温が高くなるため、魚の命が危険になります。

また、雨が入りすぎる、などの水温が下がる条件が揃うと、水温が乱高下してしまう危険があります。そうなると魚は体調を崩してしまいます。

急激な温度の差を防ぐ方法として、簾(すだれ)を上にかけてあげというのがあります。

すだれは程よい日陰を作るだけでなく、雨や風もそこそこに凌いでくれます。

冬には水温の低下を防ぐ効果も期待できます!

(※ただし、凍ってしまうような寒さや、雪の際には別の対策が必要です。)

梅雨が過ぎれば夏!

夏は魚の成長のピークです!

夏は水温も上がり、魚の新陳代謝も上がるため、がんがんエサを食べ、どんどん成長します!

魚を大きく育てたい方は、夏にこまめに餌をやると良いです!

3ヶ月でおどろくほど大きく成長しますよ。

夏は植物性プランクトンも最高潮!

夏の強い日差しと温暖な気候は、『青水』の素である植物性プランクトンたちが存分に殖える格好の条件です!

青水は魚たちの体色や免疫力もアップさせてくれます。

特に金魚にとってはこの上ない飼育環境と言われています。

ただ、水が青くなりすぎて魚が観賞できない、という事もあります。

その際には適度な足し水による水替えが必要となります。

屋外で飼育している以上、コケや青水を防ぐことはできません。

綺麗に飼育容器を洗ってしまうより、うまいさじ加減で維持していたほうが、魚たちにも良い環境となります。

屋外飼育は天候と付き合うこと

雨がある程度は大丈夫と言っても、台風などが来てしまえば危機を感じますよね。

台風の時は覆いをかぶせてやるか、軒下などに入れてあげてください。

天候に左右されやすい屋外飼育ですが、魚たちが健康に育ってくれる確率はとても高いです。是非、屋外飼育に挑戦してください!

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