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【手を濡らさない】水槽の中に手を入れないで簡単にコケを取る方法とは

どんなに気をつけていても、水槽に生えてきてしまうコケ。
早く掃除をしないといけないことはわかっていても、面倒でつい後回しになってしまったりしますよね。
コケ取りをしようにも、水換えや掃除と一緒に行っているとかなり時間がかかってしまいますし、水に濡れるのが嫌だという方もいるかと思います。

そんなコケ取りですが、気づいたときに、手を濡らさず手軽に行えたらよいと思ったことはありませんか?
実はコケ取りグッズの中には、手を濡らさずに掃除ができる便利なアイテムがあります。
今回は、手を濡らさず、簡単にコケを取る方法をご紹介していきます。

コケを簡単に取りたい!コケ取りのタイミングは?

青々と茂ってしまったコケを落とそうとしても、なかなか落ちなかった経験はありませんか?
実は、コケは時間がたてばたつほど頑固な汚れとなり落としづらくなってしまいます
逆にいうと生え始めてすぐであれば、スポンジなどで軽くこするだけで簡単に落とすことが可能なのです。
コケ取り作業は、水換えやそのほかの掃除、メンテナンスなどとセットで行うことが多いので、気づいた時にすぐにコケ取りを行うことはあまりないかもしれません。
しかし、そうしてタイミングをうかがっているうちに、コケは根を生やしどんどん落としづらくなってしまいます。
簡単に落としたいのであれば、気づいたときにさっとコケ取りをすることが理想です。

水槽の中に手を入れないでコケを取る方法は?

簡単にコケ取りをするならば、あまり大掛かりにならずにコケ取りだけをさっと済ませてしまいたいところです。
水槽に手を入れずに、手軽にコケを取る方法は主に以下の3つがあります。

コケ掃除については以下の記事も参考にしてみてください。

柄のついたスポンジを使う

ニッソー おそうじ アルジーくん NAM-136

コケ取りアイテムの定番、メラミンスポンジに柄がついたものです。
柄がついているので、水槽に手を入れることなく作業することができます
製品によっては、交換用スポンジなどの交換部品も販売されており、汚れたらスポンジ部分だけを交換することができるので、長く使い続けることができます。

使い方は通常のメラミンスポンジと同じです。
コケの気になるところをスポンジでこすってコケを落としていきましょう。

アクリル水槽のコケ取りを行う場合、水槽の乾いている部分をメラミンスポンジでこすってしまうと、傷になる可能性があるので、必ず水中で使用するようにしましょう。

柄のついたスクレーパーを使う

水槽スクレーパー プロレイザー 水槽 苔 コケ取り 掃除用品 クリップ ワイパー フラッター ゴミ取りネット (4-in-1) (5 in 1)

スクレーパーに柄のついたタイプのものです。
柄がついているから使いづらいということもなく、普通のスクレーパーと同じ感覚で、水槽の外からコケ取りすることができます
先端のパーツを付け替えることで、スクレーパー、スポンジ、ゴミ取り網など一つで複数の役目をこなす商品などもあるので、一つ持っていると水槽掃除がかなり楽になります。
通常のスクレーパーと同様、ガラス水槽のコケ取りを行う場合は、ガラスのつなぎ目のシリコン部分を傷つけないよう注意しながらコケ取りを行ってください。

コケ取り磁石を使う

ジェックス おそうじラクラク マグクリーナー S

コケ取り磁石は、水槽の内側に入れたスポンジを、外側から磁石の力で挟んでコケ掃除ができるアイテムです。
たくさん生えてしまったコケを落とすのには少々苦労しますが、気づいたときにこまめにコケ取りをするのには重宝します。
使用しているときに外側の磁石からスポンジが外れてしまうことがあるので、内側のスポンジ部分が水に浮くタイプのものだと使い勝手がよくてオススメです。
ただし、水槽にヒーターを設置している場合は使用するときに注意が必要です。
コケ取り磁石の磁力で、ヒーターが誤作動を起こしてしまう可能性があります。
ヒーターには近づけすぎないよう注意しながらコケ取りを行ってください。

コケを生やさない!予防策は?

どんなに手間を省いてもコケ取りは面倒くさいものです。
まったくやらないわけにはいきませんが、ちょっとしたコツで、コケ取りの頻度を減らすことができます。

お掃除役の生き物を飼育する

お掃除役を担ってくれる生き物を飼育することでコケの繁殖を防ぐことができます。

お掃除役の生き物については以下の記事でも解説しています。


エビ類

(エビ・貝)ヤマトヌマエビ(5匹) 本州・四国限定[生体]

ヤマトエビなどのエビ類は、コケ取り役の生き物としては必ず名前の挙がる生き物です。
アオミドロやひげ状藻などを主に食べてくれます。
ただし、食欲旺盛で水槽内の水草まで食べてしまうことがあるので、水草水槽の場合は注意しましょう。

貝類

(エビ・貝)ヒメタニシ(5匹) 本州・四国限定[生体]

貝類もコケを食べてくれるお掃除役です。
淡水ならばタニシ、海水ならば石巻貝が有名どころでしょう。
藍藻、珪藻、斑点状藻などのコケだけでなく、底に沈んだ餌の食べ残しや水中に浮遊している有機物なども食べてくれるので、水質改善の意味でも重宝する生き物です。

熱帯魚

(熱帯魚)オトシンクルス(3匹) 本州・四国限定[生体]

熱帯魚にもコケを食べてくれる生き物がいます。
例えばオトシンクルスは、ほかの生き物はあまり食べない茶コケを食べてくれる貴重な熱帯魚です。

熱帯魚で気になるのが、ほかの生き物と混泳できるかというところですよね。
基本的にお掃除役の熱帯魚は穏やかで、混泳してもほかの生き物と喧嘩することは少なく、飼育もしやすいものが多いです。
とはいえ、相性の悪い生き物はいますので、お掃除役の熱帯魚を飼育するときは、一緒に飼育するほかの生き物との相性をよく考えてから飼育するようにしましょう。

コケの成長を抑える

コケの成長には日照時間が大きく影響します。
掃除してもすぐにコケが生えてしまうようなときは、光の当てすぎかもしれません。
照明や太陽光の当たっている時間を見直してみましょう。

コケと日照時間については以下の記事を参考にしてみてください。

まとめ・手を濡らさずに簡単にコケを取る方法とは

水槽にコケが生えていることに気づいたら、できるだけ速やかに除去したいところですよね。
今回ご紹介した方法は、どれも手を濡らさず、気づいたときにコケ取りができる手軽さが魅力の方法ばかりです。
そもそもコケを生やさない、成長速度を抑える工夫をしつつ、こまめにコケ取りをすることが、水槽を美しく保つ秘訣です。
難しい方法ではないので、ぜひ実践してみてください。

コケ取りについては、以下の記事でも解説していますので、こちらも参考にしてみてください。