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【画像で解説】シンプルだけどおしゃれな水槽レイアウトの制作方法を紹介

シンプルなレイアウト水槽は、非常におしゃれで完成度の高い水槽レイアウト技法です。

そのため、シンプルなレイアウトは技術を要します。

レイアウトアイテムから水草1本をとっても無駄なく作らなければならないため、レイアウトに細心の配慮をする必要があるからです。

シンプルなレイアウト水槽の代表格とも言えるのが、石のみを使用した石組レイアウトです。

しかし、石のみを使用し万人から好まれる水槽レイアウトを作ることは、私たちプロでもなかなか難しいことです。

そこで、初めての方でもおしゃれでシンプルなレイアウト水槽を作ることができるよう、おすすめのポイントを紹介しながら実際に制作してみました。

用意するもの

制作する上で用意した資材は下記内容です。

  1. 水槽
  2. 照明
  3. ろ過器
  4. 底砂
  5. レイアウトアイテム
  6. 水草

水槽

GEX グラステリア600水槽 (60×30×40) 60cm水槽(単体) ジェックス お一人様1点限り サカナ用

水槽サイズ(W600×D300×H400)

一般的な60センチのスタンダードガラス水槽を使用しました。規格水槽よりも4cmほど高さがあるので、水量が少し稼げます。

照明

ゼンスイ マルチカラーLED 600

ゼンスイのLED、60センチ用ストロングホワイトを1台使用しました。
現行品としては、マルチカラーLEDで再現できます。

ろ過器

ニッソー スライドベースパワー 水槽用底面フィルター 8W ワンサイズ (1個)

ニッソーのスライドベースパワー NBW-770という底面ろ過器を使用しました。
※上の商品は同じシリーズの別タイプです。

スッキリした印象を出すためには、底面ろ過器は目立ちにくいためおすすめです。

底砂

エイエフジャパン 田砂 3kg

シンプルなレイアウト水槽を作る上で非常に重要なのが底砂です。

ここでは、比較的明るい色の田砂を使用しました。

なお、ADA社から販売されているラプラタサンドもおすすめです。

レイアウトアイテム

自然石

カミハタ 青華石 レイアウトセット (実際の形状や色味と異なります)

底砂との対比で派手な明るい色でなく引き締まった色の石を使用したく、ここでは黒色の石を採用しました。

他にも、カミハタの青華石やADAの龍王石などのブルーグレーの色合いの石も、清涼感がありシンプルなレイアウト水槽に向いています。

流木

資 形おまかせ 流木 マングローブ系 S 約15cm~20cm

流木をレイアウトに使うことが、はじめての方でもシンプルなレイアウト水槽を美しく作ることができるカギとなります。

流木は、あまり主張しすぎないよう細めのものを使用しました。

水草

(水草)ミクロソリウム プテロプス(1ポット分)

水草はミクロソリウムとクリプトコリネの2種類のみ使用しました。

シンプルにグリーン1色に揃えました。

資材の紹介はこれで終了です。

シンプル水槽レイアウト実践

いよいよ、実践です。

ろ過器をセットします

水槽を水槽台にセットしたらろ過器をセットします。

底砂の田砂は目が細かくろ過器が目詰まりしてしまうため、ウールマットを敷きます。

また、鑑賞の観点から完成後は外してしまいましたが、エーハイムのパイプを使うことで循環効率を良くすることもできます。

底砂を入れます

スコップを使用し。底面ろ過器がずれないようやさしく入れていきます。

砂の厚みが3~5センチ程度になるよう敷いていきます。

この時に、ヘラやピンセットを使い砂は綺麗にならしましょう。

水を注いでから砂をならすと水が濁ってしまいます。注意しましょう。

レイアウトアイテムを入れます

砂を綺麗にならしたら、いよいよレイアウト開始です。

はじめに土台となる石からレイアウトしていきます。

石の配置1

はじめに、メインの大きい石からレイアウトしていきます。

メインの石は、水槽レイアウト中央からやや左よりに置きます。

メインの石をド真ん中へ配置するとバランスを取ることが難しくなるため、どちらかに寄せることが大切です。

メインの石の場所を固定させたら、メインの石と向きを対比させるように置きます。

そうするとバランスが取れて美しく見えます。

まだまだ石は使うのですが、ここからは流木と組み合わせながら使用していきます。

流木の配置

現在までに配置させて石に合わせて流木を置いていきます。

流木を置いていくポイントは、石のくぼみや向きに合わせて添えるように置いていくことです。

石の配置2

流木の場所を決めたら、残りの石を使い流木を固定させていきましょう。

流木の隙間や上に乗せてしっかり固定してあげましょう。

しっかり流木を固定することで、注水してからレイアウトが崩れるトラブルを抑制するこができます。

近くで見てOKなら、少し水槽から離れて遠くからも確認してみましょう。

問題なければこれで、石と流木のレイアウトは完成です。

水を注ぎます

濁らせないように水を注ぎます。

ホースの先にエーハイムのパイプを付け、その出口にはウールマットを巻きます。

水槽底にもウールマットを置き、底砂が舞わないように慎重に

注水を開始しましょう。

水を7割程度入れたらろ過器の電源を入れて循環を開始させます。

水草を入れます

ミクロソリウム

はじめに、メインの左山にミクロソリウムを配置していきます。

ここでは、シンプルなレイアウト水槽を意識し3POT分と少なめの量でレイアウトしていきました。

ミクロソリウムは小石を使用しビニタイと固定し好きな場所へ置いていきます。

ミクロソリウム同士の隙間は適度に開けてスッキリした印象を演出しましょう。

クリプトコリネ

水槽右側手前にクリプトコリネを植栽していきます。

クリプトコリネも2POTと少量の使用としました。

これで、水草レイアウトも完成です。

水を満水まで入れて完成です。

まとめ: シンプルだけどおしゃれな水槽レイアウトの制作方法を紹介

いかがでしたか。

シンプルでおしゃれな水槽を制作しましたが、使用する材料も少なくて済むため、この方法なら初めての方でも気軽にチャレンジできるのではないでしょうか。

レイアウトも石だけですとバランスを取ることが難しいのですが、流木を加えることで一気に手軽にセンス良いレイアウトを作ることができます。

制作して感じたことですが、シンプルイズベストという言葉の通り、シンプルな水槽レイアウトは清涼感もあり、とてもおしゃれに見えるということを再認識させられました。

とくに夏の暑い時期にはピッタリな水槽レイアウトですね。

おしゃれな水槽レイアウトを鑑賞したい方は、資材も少なく手軽に制作することができる、シンプルな水槽レイアウトをおすすめいたします!