暑さに強いおすすめ熱帯魚5選!それぞれ何度まで大丈夫?

夏の日差し

近年の日本の夏は、もう暑いどころか酷暑ですね。水槽の水温管理に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

こちらのページではそんな方のために、暑さに強い熱帯魚のオススメ5選をご紹介します!特徴、育て方など詳しく解説していきますね。

大きさや特徴、色彩など非常に多様な魚たちですので、お気に入りの暑さに強い熱帯魚を見つけてください。

暑さに強い熱帯魚5選

ガラ・ルファ(ドクターフィッシュ) 37℃

(熱帯魚)ガラ・ルファ(10匹) 北海道・九州航空便要保温

水族館のふれあい広場のようなところで目にすることもある「ドクターフィッシュ」は暑さに強い熱帯魚です。

適温は25~30℃ですが、37℃まで耐えることができます。

ドクターフィッシュは人の手や足にある角質を食べることからその名がついていますが、普段は雑食性の淡水魚です。自然界では石や岩などに付着した水草を舐めるようにして食べるたり、微生物や小さな昆虫を食べています。よって、コケ掃除屋さんとしても活躍する魚です。

ですので飼育する場合は普通に餌を与えてください。自分の手の角質を食べさせてみたい場合は1日くらい餌をやらずにお腹をすかせてやると、手に集まってきて角質をついばんでくれるかもしれません。

また、手に傷がある場合はオススメしません。傷から雑菌が入る可能性があります。また手を入れる場合は、よく手を洗ってからにしましょう。ハンドクリームなどが残っていた場合、魚に悪影響を及ぼします。

アロワナ 35℃

【熱帯魚・古代魚】 シルバーアロワナ ■サイズ:11cm± (1匹)

1億5000万年前から同じ姿で生きているため、生きた化石と言われる古代魚のひとつであるアロワナは、35℃くらいの水温でも飼育することが可能です。

成体で60~100センチと非常に大型になる魚です。寿命は10年と長く、大切に飼育することで愛着の湧く魚の1つです。

肉食ですのでコオロギや金魚も食べますが、人工餌も販売されていますのでそちらのほうが手軽に扱えるのではないでしょうか。

飼育場の注意点としては、混泳は難しいということが上げられます。非常に縄張り意識が強いため、他の魚と一緒に飼育するとケンカになる場合があります。

また空中の虫などを食べようとするのかジャンプすることがあるので、水槽にふたをしておかないと飛び出してしまうことがあります。体の大きな魚なので、ふたはしっかり重しをするなどして飛ばされないように注意しましょう。

アフリカンシクリッド 35℃

(熱帯魚)アーリー(3匹) 北海道・九州航空便要保温

アフリカンシクリッドはアフリカに住む熱帯魚で、たくさんの種類が飼育用熱帯魚とされており、35℃くらいまで耐えることができます。

アフリカンシクリッドはpH7.5~8.0の硬水を好む魚です。日本の水はpH7.0付近の軟水なのでサンゴ砂を使うと水質を保つことが出来ます。

アフリカンシクリッドは色の美しさに惹かれて飼い始める人が多いのですが、オス同士のなわばり争いがとても激しい魚です。ケンカしやすく、弱いオスは美しい色を発揮できなくなるため、オスメスの1ペアでの飼育が安全です。

とはいえ上手に飼育すればブリーディングも期待できる魚ですので、ブリーディングに興味のある方にオススメです。アフリカンシクリッドは卵をメスの口の中で育てる変わった魚です。その様子を堪能できるのもアフリカンシクリッドの魅力ですね。

ディスカス 32℃

(熱帯魚)レッドロイヤルブルーディスカス (タイ産) (約3-5cm)<1匹>[生体]

熱帯魚の王様」と呼ばれるディスカスは32℃という高水温でも耐えることが出来ます。

ディスカスは群れで生活する魚なので、ある程度の数(60センチ水槽で小さめのサイズなら5~10匹)を同時に飼育するのに向いています。

ただし成長しますので、成長後に飼いきれる数だけにしておきましょう。

ディスカスは餌が少し特殊で「ディスカスハンバーグ」というものを食べます。

冷凍ディスカスハンバーグ 育成用 100g×3枚セット

他にも冷凍アカムシやドライフードなどをバランスよく与えましょう。

このような生の餌を与えることからディスカス飼育は水が汚れやすいですから、能力の高いフィルターを備えることや頻繁な水換えが必要です。

セルフィンプレコ 32℃

(熱帯魚)セルフィンプレコ 約10cm 1匹 [生体]

コケ取り魚として有名なセルフィンプレコも高水温に耐えることのできる魚です。32℃付近まで大丈夫です。

セルフィンプレコはナマズの仲間でアマゾン川原産です。

コケを取ってほしいという目的で水槽に導入する方もいますが、30cm以上と非常に大型になる魚なので、成長してからも飼える環境がある人にオススメです。

また、他の魚の体表をなめる(!)という変わった性質をもった魚でもありますので、混泳させるときには注意が必要です。ディスカスやエンゼルフィッシュのような体表面の大きな魚との混泳は向いていません。

とても丈夫で餌もよく食べる飼いやすい魚です。小さいときは草食性が強いのですが、成長と共に雑食性が強くなります。よく食べよくフンをするのでベアタンク(底砂や水草を入れていないタンク)で飼育するほうが手入れが簡単です。水草はセルフィンプレコの餌になってしまう可能性があります。

寿命が7~10年と長いので、長く飼育することで愛着の湧くペットとなってくれるでしょう。

お気に入りの魚を見つけてください

5種類の高温に耐える魚をご紹介しました。

小さくて可愛いドクターフィッシュから、非常に大きくなるアロワナやセルフィンプレコなど、個性的な魚がそろっていますね。

ぜひお気に入りの魚を見つけて楽しいアクアリウムを堪能してください。