水槽上部カバー(以下キャノピー)をご存知ですか?
オシャレな水槽の設置例などを見てみると、水槽台と同じ色の枠で水槽の上部が覆われているのを目にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
その囲いがキャノピーです。
しかし、キャノピーを何のために設置するのか、設置したいけどどこで売っているのか、など意外とわからないことも多いですよね。
今回はそんな方のために、水槽上部カバー(キャノピー)について、インテリア効果や遮光効果などの特徴を解説していきます。
水槽上部カバー(キャノピー)とは?
キャノピーとは、水槽の上部を囲う蓋のような箱のことをいいます。
インテリア性を高めたり、照明の光が直接目に入るを防ぐ遮光効果を目的として設置します。
その他にも、地震対策、小さい子供やペットなどによるいたずら防止など、安全対策の面からキャノピーの設置を推奨することも多いです。
水槽上部カバー(キャノピー)の設置効果は?特徴を解説
キャノピーを設置することでどんな効果があるのでしょうか?
逆に、デメリットがあるのかも知っておきたいですよね。
ここでは、キャノピーの特徴をメリットデメリットに分けて詳しく解説していきたいと思います。
水槽上部カバー(キャノピー)を設置するメリット
まずは、キャノピーを設置することで得られるメリットを考えていきましょう。
インテリア効果が期待できる
せっかく水槽の中をきれいにレイアウトしていても、水槽の上に照明やフィルターなどを設置していると、一気に現実感が出てしまいますよね。
また、リビングなどの人目に付きやすいところに水槽置いている場合、水槽でお部屋の雰囲気を壊したくないという方もいるでしょう。
そのような時にキャノピーを設置すると、水槽の上のごちゃごちゃしたものを隠して、スッキリと見せることができます。
またキャノピーを水槽台と同じ色や素材で統一すれば、水槽と水槽台に一体感が出てインテリア性をグッと高めることもできます。
遮光効果が期待できる
水槽用の照明は強い光を発するものが多いため、水槽から漏れた光でもとてもまぶしく感じることがあります。
特に水槽を座って鑑賞する場合や、子供の目線に立って下から見上げてみると、正面や上から鑑賞するときよりもより一層光の強さを感じるでしょう。
このような照明のまぶしさを軽減するのにもキャノピーは有効です。
水槽の上部をキャノピーで覆うことで光の漏れを減らし、まぶしさを軽減します。
地震対策になる
水槽にガラス蓋をしている方は多いと思います。
ガラス蓋をすることで、お魚の飛び出し防止になったり、水がこぼれるのを防いだりといった効果が期待できますが、それは平常時の話です。
大きな地震が起きたときには、蓋だけでは対策にはならない可能性があります。
大きな揺れが発生すると、水槽の蓋が持ち上がってしまう可能性があるからです。
キャノピーを設置することで、水槽の蓋が持ち上がりにくくなり、地震から水槽を守ることができます。
安全対策になる
小さなお子さんのいるご家庭や、お魚以外のペットを飼っているときなど、水槽へのいたずら対策に頭を悩ませることがありますよね。
キャタピーを水槽の上部に設置することで、お子さんやペットが誤って水槽の水やお魚に触れてしまうのを防ぐことができます。
水槽上部カバー(キャノピー)を設置するデメリット
キャノピーには、たくさんのメリットがあることがお分かりいただけたかと思います。
では逆に、設置することでのデメリットはあるのでしょうか?
メンテナンスがしにくくなる
キャノピーは水槽の上部を覆ってしまうため、メンテナンスのたびに外さなければならず、それを手間に感じることがあります。
気合を入れて水槽全体の掃除するならまだしも、日々のちょっとしたメンテナンスでもいちいちキャノピーを外さなければならなくなるのはデメリットといえるでしょう。
入手するのに費用と時間がかかる
すでに水槽台を使用していて後からキャノピーを設置するときには、水槽台に合わせたデザインのものを用意することになります。
水槽台のオプションとして売っているのならばいいのですが、そうでない場合、別で用意するとデザインやサイズが合わず、キャノピーをオーダーメイドすることが多いです。
オーダーメイドとなると、制作に時間がかかりますし、費用もやや割高となってしまいます。
水槽上部カバー(キャノピー)の入手方法
キャノピーを設置したいとき、入手するにはどのような方法があるのでしょうか。
あまりこだわりがなければ、市販のキャノピーを設置すればよいとも思いますが、せっかくなら水槽台にあったものを用意したいですよね。
キャノピーの入手方法についてまとめてみました。
水槽台のオプション品を探す
まず、水槽台のオプション品としてキャノピーが販売されている場合がありますので、水槽台にあったものがないか探してみるとよいでしょう。
しかし、キャノピー自体の取り扱い数があまり多くないので、水槽台に合ったものが無いこもと少なくありません。
その場合は別の方法を検討することになります。
自作する
少し大変ですが、角材やベニヤ板、アクリル板などの材料を揃えて自作することは可能です。
実際に制作している方もいらっしゃいますので、自作を考えている方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
オーダーメイドを利用する
キャノピーを自作するには、ある程度の器用さとセンス、工具なども必要になるのでハードルが高いと感じる方も多いと思います。
そのようなときには、オーダーメイドを利用するとよいです。
東京アクアガーデンでも、キャノピーのオーダーメイドを受け付けていますので、利用してみてはいかがでしょうか。
キャノピーのオーダーメイド実例についてはこちらもご覧になってみてください。
まとめ:キャノピーとは?インテリア効果や遮光効果など特徴を解説!
キャノピーは、水槽のインテリア性を高めるのはもちろんですが、それ以外にも色々な役割があります。
水槽への設置が必須というわけではありませんが、設置しておいて損はないものです。
水槽の安全対策などの面から考えても設置するメリットは大きいですし、何よりキャノピーを設置することで、水槽が一気にプロっぽく見えるのも嬉しいポイントです。
ぜひキャノピーの設置を検討してみてください。
トロピカライターの長嶋です。
金魚すくいで連れて帰った、和金の『よしえ(名前)』を飼育してました。
可愛らしい魚とワニが大好きです。
生物を飼う楽しさを伝えていけたらな、と思います!